臼井不動産．横須賀不動産コンサルティング

2012年07月12日

★地元の金融機関が発表した横須賀の不動産業短観景気情報は★

カテゴリ：住まい

地元の湘南信用金庫が発表した景況リポートによると、不動産業にあっては人口の減少、賃料の滞納者の増加、土地仕入れ難等から利益確保が難しく、今後の経営見通しは暗いとの厳しい見方がされていた。

住宅の購入需要者には土地の仕入れ難から顧客のニーズに応えられない。

賃貸仲介分野では賃料の滞納者が増えている事により、優良顧客の絞り込みに苦労して成約件数は落ち込んでいる。

これらの他に海岸エリアを忌避する顧客傾向の増加で「海に近い不動産の売れ行きが鈍化している」等の理由から、横須賀で不動産仲介業や賃貸仲介業、建売業を行っている会社の業績が一段と落ち込み、個人経営や特色ある経営戦略を持たない不動産業者の廃業が増える傾向を示唆している。

逆に、廃業や撤退する小さな不動産業者を尻目に、そのシェアを食って一握りの勝ち組となっている不動産会社の寡占化が進む事を、業界通の地元建築経済新聞社の編集長は予想している。

横須賀市内に４００社超ある不動産会社で、今後１０年以内に勝ち残っている会社は何社となるのだろうか、興味津々と言うところだ。

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