臼井不動産．横須賀不動産コンサルティング

2015年10月18日

★空き家を活用した民泊は是か否か？★

カテゴリ：住まい

全国的に空き家が増えています。自治体によっては空き家を利用して民泊を奨励している。
その趣旨はとても素晴らしいし反対するものではありません。
しかし、空き家を人に賃貸しするとなれば問題があることも持ち主はあらかじめ知っておくことが大切です。

賃料が安い分を地域の居住者のために貢献を求めています。ゴミ出しや草むしり、清掃仕事を学生が積極的に行うのだ。まだその事業が成功とは言えませんが、賃借人も出て歩み出しています。

そのアイデアは別として、空き家を貸したいオ－ナ－さんにご忠告申し上げます。
空き家をそのまま貸すことは出来ません。賃借人がそこに生活をするとなれば、リフォ－ム費用がかかり電気やガス、水道のインフラを瑕疵のない状態にしなければならない。

長年放置してある家は雨漏りがあったり、草が生い茂ったり、雨樋や下水が詰まっていたりと問題が多い。
それをすべて人が快適に住めるようにするにはお金がかかります。
賃料を格安でしか貸せないとなれば、それで収益を上げようと考えると失敗します。

あくまでもボランティア精神で行政に協力する意志が前提となります。
弊社に相談に来られる空き家の持ち主さんには、そんなアドバイスを行っています。

家は新しいほど売れ行きも良く高く売れます。
空き家のまま放置して、荒れるに任した家は売却を決断したときには、解体費用を売り主が負担することにもなってしまいます。相続で頂いた親の家は、早めの処分が正解です。

思い出が詰まっている家だから、相続でもらった家だからと、そのまま放置していると高い税金ばかり支払う羽目にもなります。

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