臼井不動産.横須賀不動産コンサルティング

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2016年06月24日
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カテゴリ: 競売の達人




土地の仕入れや建て売りの資金はすべて自己資金でまかなえるようにして業容を拡大してきた。


その後、顧問税理士さんから「そろそろ金融機関の資金を利用して個人資金は借り入れしないように」との指摘があり、横浜銀行と湘南信用金庫さんとの取引が始まったのです。


現在でも無謀な借金は行いません。物件を購入するときは綿密に採算性を計算し、土地であれば設計士に依頼して、どんな建物が建つか、建設費が幾らかかるか、利益がどれだけ出るのか、しっかりした事業計画を基に土地の仕入れを行います。「何とかなるだろう」との丼勘定のプロジェクトは行わない。採算が合わなければ購入をすっぱりあきらめる。


熊本の不動産会社は採算性や借金過多を物ともせずに、「どうにかなるだろう」との放漫経営で出資者に迷惑をかけてしまった。お金を出した人も高利に釣られて失敗した訳ですから同類です。同情の余地はありません。


世間から見て勢いよく見える会社こそ、決算書を調べてから投資しないと間違いを犯します。
目当ての会社に投資する場合は、まず東京商工リサ-にお願いして与信調査を取ることです。



熊本地震関連では初めての倒産。
 土地建物の売買、賃貸、仲介を手掛ける不動産会社。なかでも競売物件の取り扱いを得意とし、全国の競売物件を落札して主に賃貸物件として活用。平成23年4月期には全国に750以上の自社物件を保有し、賃貸収入主体に売上高約1億5700万円を計上していた。

 一方、資金は一般個人や企業から調達。支払金利が15~18%であったため、多額の利払いが収益を圧迫。23年4月期は3億円余の支払金利負担があり、当期損益約5億5000万円の赤字を計上、債務超過額は10億円に達した。

 この厳しい状況から、その後も個人・法人などから追加の借入調達を図ることで資金繰りを維持し、27年4月期も賃貸収入を主体に売上高約1億6200万円を計上したものの、追加借入と利払いで負債は一気に膨張。さらに、熊本地震発生後は借入先からの借入返済請求が急増、今回の措置となった。(東京商工リサ-チ報道より)





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最終更新日  2016年06月24日 10時42分38秒
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