臼井不動産．横須賀不動産コンサルティング

2023年09月12日

大きな話に本気になれなくて、我が家を案内。

カテゴリ：リフオームの達人

　１億５千万円の予算で、海が一望、富士山が見える家が横須賀に欲しい。
　突然店舗に飛び込んできたお客様の要望に、半信半疑のまま物件を紹介したがどこも気に入らない。
　そこでとっさに閃いて我が家をご案内しました。

どの部屋からも伊豆半島、房総半島が一望に見え、ベランダに出れば富士山も見える。
「広い家と、部屋に置いてある家具調度品、家電もすべてそのままサービスして下さい。
それで総額１億5.000万円なら即決で買いたい。」と要望されたお客さん。
　私も条件をすべて飲んで即承諾しました。

物件が気に入ったので売買の条件はその場で決まりました。
大きなお風呂に入りながら海を眺められるロケ－ションも気にいった。
家全体が全館空調で、四季を問わず冷房でも暖房でも、温度調節すれば手間いらずで冷風、暖風　が出る機能も気に入ったと言う。

「どんな不動産をお探しですか？」と聞くと、話がとても大きくて現実離れしている。
「数億円、数千坪の物件が欲しい」と現実離れしていない？
事業用物件なら買主さんの会社案内を要求します。
どれだけの会社なのか信用調査できます。

１戸建ての場合、空き家ならいいが、まだ売り主さんが住んでいらっしゃる家を見せる時はとても　　神経を使います。
　家の下見をしておいて後で空き巣に入る危険性も用心しなければならないからだ。
今日のお客様も話は大きい、私の理解力では半信半疑で内容が判断できない。

不動産は買主が売買代金（現金）を本当に持っているのか？
売主は所有権を間違いなく持っているのか？

売主と買主の信用調査から入ります。
売買代金の支払いについて、手付金の支払いは幾らで、いつ支払えるのか？
残代金はいつになるのか？

今日も具体的な支払いの話になると「金額が大きいのでシンガポールからお金を持ち出すのに時間がかかる。来年１月までには１億５．０００万円は全額自己資金で支払います。」

大言壮語癖なのか、数兆円の資金を持っていると言うのだが.......。

日本では来年の話は鬼が笑うといいます。
「自宅は借金がゼロなのでお金は急ぎません」と話しお客様を駅まで送り届けました。
忙しい中、約１時間半もお客様とお付き合いをしました。

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