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2013.12.09
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テーマ: 読書(8220)
カテゴリ: SF
「グラン•ヴァカンス」で思い出したものがたくさんあったので、こちらにまとめます。
このブログでは「マトリックス」「攻殻機動隊」「仙術攻殻ORION」「ハイブリッド•チャイルド」「ベルセルク」「幻魔大戦」「マップス」「ラギッド•ガール」の内容に触れてます。
ネタバレを気にする人は気を付けて。



ヴァーチャルものと言えばこれ。
「マトリックス」

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プログラムは蛍光緑の縦書きカタカナ。
最初のうちはマトリックス内も物理法則遵守で、リアルファイト中心。
で、ガンファイトとかカンフーとか、なんかSFじゃなくね(^_^;)。
でも面白いからいい(^_^;)。



[a]あれっどっちが現実だっけ?っていう「胡蝶の夢」不安

[b]物理法則を無視した魔法というか超能力(のようなチートプログラム)

この二つだと思うのね。
この映画はうまく両方取り入れてたと思う。

ラストで主人公が覚醒し、今まで見えなかった世界(ヴァーチャル世界)を構成するプログラムが見える(解析できる)ようになるって展開は、まんま「グラン•ヴァカンス」でも使われているね。
解析できたら、コントロールできるっていう。



これもサイバーパンクの定番。
「攻殻機動隊」

攻殻機動隊 [ 士郎正宗 ]

言うほどヴァーチャル描写ないんだけどさー、この主人公は全身擬体(サイボーグ)だから、
普段の日常からして、センサーが受信した五感を電気的に脳に送って、脳の運動信号を四肢に送って機械の体を動かして、と既にヴァーチャル。
ヴァーチャル空間にいても、現実にいても、義体からの信号か、外部からの信号かの違いだけで、脳が受け取ってる状況は一緒。


AIが、いわゆる「魂(作中ではゴースト)」を持てるかどうかってのが最後のテーマなんだけど、これもヴァーチャルものの醍醐味だよね。

[a']AIに魂は存在するのか。

いわゆる「哲学的ゾンビ」ってやつ。
会話パターン、刺激に対応する反応のパターン、を完璧にシミュレーションできるコンピュータプログラムができたら、それは生きていると言えるのかって問題。
星新一「ボッコちゃん」の上位機種ができたら…。


その考えを推し進めると、完璧な受け応えができるAIに「魂」がないとしたら、「私」にだって「魂」はないんじゃないかという不安。

[a]現実がニセモノなんじゃないかという「胡蝶の夢」不安

のちょうど裏っ返して

[a']自分の方がニセモノなんじゃないかという「胡蝶の夢」不安

人間だと思ってた自分、名前のある一人の人格は、実はウソっこで、ほんとは蝶々だったんじゃないかという、不安。
この不安の恐ろしいところは、真に証明することが不可能だから。
ええと、現実的な話じゃなくて、ロジックでの話ね。

で、士郎正宗のいいところは、問題提起しつつ、そんなん悩まんでええやんかっていうドライさ。
魂があろうとなかろうと、私は私だし、他人は他人だし、それでいいじゃんって割り切れるところで、押井守のうじうじしたナイーブさとは対極だと思うんだけどなー。
なんで映画化したがるんかなー。
だから映画の方はあんまり好きじゃないかなー(^_^;)。



ヴァーチャルものじゃないけど、プログラムを魔法陣の形で表現する作品。
「仙術超攻殻ORION」

仙術超攻殻オリオン COMIC BORNE 新装版 / 士郎正宗 シロウマサムネ 【単行本】

またもや士郎正宗作品。
この世界観は、ヴァーチャルじゃないんだけど、現実も何らかのプログラムで動いていて、仙術というか魔法というか、なんか魔法陣とか呪文とかはプログラムコードであり、そのプログラムで世界の物理法則に干渉できるという設定。
神とは上位アプリケーションである、みたいな。
まあ理屈はともかく、魔法陣が空中に浮かび上がったりするのはやっぱかっこいいよね!



みんな死んじゃうSF。
「ハイブリッド•チャイルド」
アフィ見つからなかった…orz。
大原まり子のSF長編です。

なんとなく、SFつながりと、少年少女ものつながりで。
大原まり子はすごい好きな作家。かなりSF。
大原作品では他にヴァーチャルものあるんだけど、なんとなく、少年少女もので思い出したよ。
ロボット起源の生命体も登場するけど、AIに魂があるとかないとかあまり気にしない。
いや、違う、AIに魂があって当然という世界観。
AIだろうが異星人だろうが獣だろうが、根本はあんまり変わんないよねって、アニミズム?



みんな死んじゃうファンタジー(主人公だけ生き残って話は続くんだけどね)。
「ベルセルク」

ベルセルク 13 ジェッツコミックス / 三浦建太郎 ミウラケンタロウ 【コミック】

生き肉団子っぽい描写もあったなあ。
まあこの話は、主人公がちゃんと復讐しようという前向き?な話なんで、「グラン•ヴァカンス」のジュール君とは違う。
ジュール君はランゴーニを恨んでるんか、どうか、あんまはっきりしないなあ。
やっぱあいつぁAIだから、薄情なんかねえ。



SFの名作。
「幻魔大戦」

【中古】 決定版幻魔大戦一幻魔宇宙/超戦 / 平井和正

生き肉団子があったような気がする。
映画ではただの熱い玉だったような…。
古い作品なもんで記憶があいまいだー(^_^;)。
平井和正ってハードSFだし、残酷だし。
超能力ものなんだけど、宗教っぽいというか、スペオペというか、なんしか長い!



「マップス」

【中古】【あす楽】 愛蔵版 マップス 全6巻 長谷川裕一 ソフトバンククリエイティブ 【完結/全巻セット】

これに出てくる「生贄砲」ってなかなか残酷な発想。
「グラン•ヴァカンス」の「苦痛の檻」とコンセプトが一緒な気がするが、どうか?
かなり核心な設定なんで、まだ読んでない人は私の話は忘れてから読んでください(^_^;)。

スケールでかすぎ(銀河系はみ出るような)壮大なスペオペだし、少年が知恵と勇気と友情(とお色気)(とかっこいいライバルと)で巨大な敵と戦うという、正統派少年漫画。

そういや、ラスボス「ブゥアー」の正体は巨大な記憶装置で、だから「ブゥアー」の中にいれば現実と全く同じシミュレーションができる、つまりヴァーチャル空間。
現実と全く同じヴァーチャル空間があるなら、現実はいらないんじゃね、ってのが「ブゥアー」の犯行動機。
実は仮想現実ものだった!

で思い出したけど、「ハイブリッド•チャイルド」でも、狂った都市コンピュータが人間を取り込んで(現実では死んじゃう)、コンピュータ内部にヴァーチャルで人間を再現する描写があった。
ヴァーチャルで生きれるんだから、現実で死んでもいんじゃねって。
仮想現実ネタであった。
ヴァーチャル空間じゃなく、ヴァーチャル人格?



「グラン•ヴァカンス」では設定の謎が全然解明されてないんだけど、次回作の「ラギッド•ガール」で少しは明かされてる。
次回作というより、同じ世界観の短編集。
「ラギッド•ガール」の方が、ヴァーチャルものの醍醐味[a][b][a']を網羅してる気がする。
短編で読みやすいし、話もまとまってて、ぶっちゃけこっちの方が面白かったなあ。

ラギッド・ガール [ 飛浩隆 ]






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Last updated  2013.12.09 00:38:13
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