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2016.03.04
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カテゴリ: 映画
なぜ、カナシミは必要なの…?


ずっとこのキャッチコピーが気になってたのになかなか観る機会がなくて。
やっとブルーレイで観れました。

鑑賞前の私の予想は「人やモノを大切にするため」だと思いました。
カナシミは主に喪失すると起きる感情だから、喪失しないように気をつけるのかなあって。
さあどうでしょう?

以下ネタバレ。


インサイド・ヘッド MovieNEX 【Blu-ray】 [ エイミー・ポーラー ]

















正直言って設定がうまく飲み込めないっす。
感情のキャラクター化っていうのが、わかるようなわからんような。

カナシミのくせに笑うし。
ポジティブとかネガティヴとか怒りっぽいとか、性格がその感情優位なのはわかるんだけど。
人っぽすぎるというか。
パッと見、ヨロコビというキャラが主役で困難を乗り越えて成長する話っぽいんだけど、感情が成長するってのもなんかピンと来れないのであった。

ビンボンの覚悟は泣いたが(ワシが)。

ネットで人の感想見てわかったのは、大事なのは感情キャラ達がコントロールパネルを動かすかどうかってとこみたい。
コントロールパネルを動かす→感情の表出。
感情って出す出さないよりも、心に勝手に生まれるもんで、それが大事だと思ってたから、表出するしないが問題ってのが、わかったようなわからんような。

何かの刺激→感情キャラが活発になる、抑えきれなくなる→コントロールパネルを動かす→表出、ってことかなあ。
なんか世界観というか設定が、理解しにくかったなあ。


で、カナシミが必要なわけですが、映画から感じた答えはこの3つ。


〔2〕悲しくなるようなことは現にあるのだから、カナシミを表出しないとストレスがたまってよくない。(カナシミを見て見ぬ振り、なかったことにしてごまかすことはできない)
〔3〕カナシミによって他人と共感でき、共感することで共同生活できる。

うちの子に「なんでカナシミが必要かわかった?」と聞いたら、「家族を大事にするため?」と返って来たので、〔3〕ですな。
泣きたいときは泣いてもええんやでー。

んで表出するかしないか問題だと〔2〕です。

ガマンやごまかしは(やり過ぎは)いくない!

映画の原題が「Inside Out」で「裏返し」という意味だから、つまり「裏返し」がテーマなことは明白なんであります。
だから、製作者的には〔1〕が正解なんでしょう。
カナシミがないと、ヨロコビも感じられない、世の中つまんない(?)。
(逆にヨロコビありきのカナシミってのもありだし、楽しい思い出ほど失って悲しいって、カナシミが記憶の玉触ってたし)

そんなこと言ったら、ムカムカやビビリもイカリも何かの裏返しだな。
ムカムカは好き嫌いとか好みを判断する感情だよね。
転校したとき一番に「あの子イケてる」と判断してた。
「ムカムカ」⇆「スキスキ」だね。
同様に「ビビリ」⇆「アンシン」、「イカリ」⇆「オモイヤリ」かな。
オモイヤリはどうもうまくないな(^_^;)。

メイキングによると、心理学をちゃんと勉強してキャラを作ってたけど、わかりやすさ優先で感情キャラは減らしたそうです。
だからまあ、心理学的に感情があの五種類しかないって訳じゃあない、みたい。
あくまで「インサイドヘッド」の中の世界観。


カナシミとは、「理不尽なことが起こった時」、どうにもならないと受け止める感情だと思う。
世界が間違っててもどうしようもない、受け入れるしかない、諦めるのともちょっと違う、現実を受け入れること、こっちが傷つく、かなあ。
対してイカリとは、「理不尽なことが起こった時」、どうにかなる、自分(もしくは誰か)がどうにかすべき、と戦う感情だと思う。
理不尽な状況の方が間違ってて、自分は間違ってなくて、間違ってる方を正すべき!

パパはイカリ中心で、なんとかできると思ってて、ライリーに対して怒る。
ママは、多分ライリーの話を聞いてあげて欲しかったんかなあ。
ママは、カナシミ中心で、自分一人ではどうにもならないことがあるって知ってるから、周りに頼ったり頼られたりして生きたいし、それが当然だと思ってるんじゃないかな。

感情の話は置いといて、人間は自分が一番基本なんで、他人もだいたい自分と似たような人間・精神形成だととらえがちだそうな。
お人好しは他人もお人好しだと思いがち、自分が偽善者だと思ってたら他人も偽善者なんじゃないかと思いがち。
特に客観性があんまない人には、他人の考え方を想像するのは難しい。
あとは人生中で出会った人間のバリエーション。
でも自分と感性近い人とつるむのが普通だし、

イカリ中心のパパは、ママの目配せがわからない。
ママは、目配せの意味をわかってないパパの気持ちがわからない。



感情キャラ達の行動を、ライリーの考えた(感じた)軌跡だとすると、なんとなく飲み込めるような。

ママに笑ってって言われたし、転校初日に泣いて恥かいたし、もう泣かない、悲しくなんてないもん、ほら楽しいことあるよ、あれ?ちっとも楽しくない、全然喜べない、でも泣いたらママガッカリするしパパ怒るし、こんな街嫌い、出てってやる、寝てる時になんだか懐かしくて暖かい思い出に会ったよ、怖い夢も見たけど、でもなんか懐かしい思い出に会ったら、なんかとっても悲しいの思い出して、ママとパパに言わなきゃって思ったの、言ってみたら、なんとなく解決したわー、別にこの街は変わらないのに、楽しいことも感じられるようになった、よかったよかった。

つまり、ヨロコビがカナシミと一緒に隠れちゃったってのがメタファーであり、更には解決への伏線であった、と。
カナシミと一緒じゃなければヨロコビは復帰できなかった。
だからことごとく失敗した。
ビンボンに触れる、そして失うというキャラの行動も、なんかのメタファーかもしんない。

カナシミなしでヨロコビが復活するには、幼児期の何でもないのにただただ楽しかった、その思い出が必要だったのかなー。
私は想像の友達いなかったけど、ぐるぐる回るだけで楽しくて面白くてギャハギャハ笑って幸せだった時期があったのは覚えてる。
そこに「悲しみ」はなかったし、必要とも思えないよ。
ただの純粋な「喜び」の象徴であるビンボンの助けでヨロコビは復活し、そしてビンボンは消える。

カナシミありきのヨロコビみたいな複雑な感情は成長の証で、ただの純粋な「喜び」はいつかは消えてしまうんかな、みたいな。
(そういう幼児的な「喜び」しか持たずに成長すると、人の痛みがわからないサイコパスになりそうだし)
そんなメタファーかしら。

おっ、わからんわからん思ってたが、メタファーとして書き進むうちに、スッと入って来た感。
ブログ書いてよかったよかった(*^o^*)。


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Last updated  2016.03.04 16:57:12
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