3bontanのブログ

3bontanのブログ

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

3bontan

3bontan

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Comments

3bontan @ 「自我系の暗黒めぐる銀河の魚」のネタバレしまふ ネタバレ注意 これに出てくるトナエとい…
タウンライフアフィリエイト運営事務局@ タウンライフアフィリエイト運営事務局でございます。 平素は大変お世話になっております。 タウ…
3bontan@ Re[1]:「TOHOビーズ織り機 伸縮タイプ」のレビュー&ビーズ織りのコツ(06/09) うさこっつさんへ コメントいただいてたの…
うさこっつ@ Re:「TOHOビーズ織り機 伸縮タイプ」のレビュー&ビーズ織りのコツ(06/09) ビーズ織りをはじめ最後の後始末が、ビー…

Freepage List

2017.01.06
XML
カテゴリ: 映画
「バケモノの子」観ました。
面白いっちゃ面白かったんですが、納得いかないとこ多いですなー(^^;)
そんな野暮なツッコミを無理やり自分で解決してみるコーナーです。

以下がっつりネタバレ、見た人向け。



バケモノの子 Blu−ray スタンダード・エディション(Blu−ray Disc)


※この記事はネタ(ジョーク)記事なので本気にしないでねっ(^_^;)

(「聖戦士ダンバイン」「十二国記シリーズ」のネタバレを含みます)














〔Q〕渋天街は渋谷のパラレルワールド?的な存在なのに、なんで中華風なの? 会話も日本語だし。

〔A〕映像から考察すると、渋天街は場所としては渋谷に重なっているけれど現実の渋谷とはお互いに接触できない、位相の異なる次元に存在する街のようです。住民は頭が動物、体は獣毛が生えてますが体型はほぼ人間。超能力が使える個体がいたり、肉体が変形する個体がいたり、超常現象がよく起きます。物理法則が緩い世界のようです。このことから、渋天街はいわゆる死後の世界、魂の世界、と考えられます。明らかに現実キャラの生まれ代わりのような個体も存在しますし。ただし、ほとんどの住民は生前の容姿・人格そのままではなく、その見た目から察するに、様々な人間・動物が入り混じって魂が混ざり合って生まれ代わったと推察されます。つまり、多くの亡くなった人・獣の魂が混沌と混ざったスープ状から、様々な魂が混ざりあって「バケモノ」として産まれ出ているのです。
中華風というか古代中国風なのは何故かといいますと、魂スープから人らしきものが生まれるのにたいそう年月がかかり、人口が増えるまでに2〜4千年かかってやっと街が形成されたのでしょう。だから2〜4千年前の文化を継承して、当時一番栄えた近所の文化、つまり古代中国文化を色濃く受け継いでいるのです。当時の日本よりも中国の方が人口が多く、文明も開けていました。(現実キャラの生まれ代わりと目されるキャラの体がとても小さく、知能も低そうなことからも、ある程度の大きさのバケモノが生まれるにはかなり時間がかかることがうかがえます)

言葉が通じるのは、バイストンウェルシステム(まるしー「聖戦士ダンバイン」)または十二国記システムでしょう。別に皆が日本語でしゃべっているわけではないのです。魂の共鳴といいますか、テレパシーといいますか、お互いが自分の言語を話していますが、魂で理解するので意味が通じるのです。



〔Q〕猪王山は一郎彦を自分の本当の子だと騙して育ててましたが、絶対バレますよね。なぜ本当のことを言わなかったんですか。バレたらどうするつもりだったんですか。

〔A〕そこはほら、あの世界の人たち、心に闇がないから(^^;)。物事を深く考えないんですよ。悩んでるなら言ったらいいじゃん、なんで言わないの? なんとかなるよ、てなノリで。バレたらバレたとき考えよう、なんでしょう。二郎丸なんて、九太をバカにしてイジメてたくせに、相手がタイプとわかるやケロっと友達になろうと言います。相手が根に持ってる、恨んでいる可能性を考えないんですね。
渋天街は、神が存在し、奇跡が本当に起きる世界、一郎彦が猪顔になることも別に不可能ではないのです。根っからの住民はそのことを肌で感じているので、本当に取り返しのつかないことはない、という妙な全能感を持ってます。良く言えば無邪気、悪く言えば鈍感なのです。



〔Q〕渋天街で育った九太は漢字が読めなかったのに、一郎彦が人間界でいきなり「鯨」という字を読めたってのはおかしくない?

〔A〕バケモノ達の文明に文字がないわけではありません。ただし、就学率も識字率も低いのです。社会全体がそこまで読み書きというものに重きを置いてません。何故かといいますと、この世界は「神」が存在する世界なんです。「神」は上位の存在として、前述した「魂スープ」にアクセスできると考えられます。これは過去生きた人間のあらゆる知識の集合体でもあり、なんでも知っていて経験則からの未来予知的なこともできます。「神」が全知全能で奇跡を起こすので、だいたいのことはそれで解決してしまい、住民は躍起になって知性を上げる必要を感じていません。
熊鉄は武芸者として生計を立てていますが、武芸が必要とされるほど、ヒャッハーな社会には見えませんよね。むしろ平和です、刀は持ってますが抜刀しませんし。この世界の立身出世の究極として宗師、その上に神がいますが、神になりさえすればネットワーク(魂スープ)にアクセスできてあらゆる知識が使えるので、神になる以前の段階で知性は必要ないのです。必要なのは、神への変身に耐えうる体力と精神力です。ですから体力・精神力を鍛える武芸者は社会から尊敬され、生徒もいて生計が成り立つのでしょう。現実の子どもは将来を生き抜くために勉学が必要ですが、渋天街ではそこまで知性は重視されておらず、文盲でもそれなりの仕事があり働けば生きていける世界です。九太は熊鉄に弟子入りしたことで衣食住が保障され、修行が仕事になりました。学校に行かなくても誰も問題にしません。
問題はなぜ一郎彦が文字が読めたかってことですが、ズバリあの子がいいとこの子だからです。家や猪王山の身なりを見ればわかるように、あの家は代々金持ちです。子どもを働かせる必要がないんです。この身分では、生きるためというより趣味として勉学があります。そういう子を集めた学校があります。文字も教えますし、人間界のことも勉強します。それにバケモノのほとんどは人間界の哺乳類に対応していますよね? だから鯨型のバケモノがどこかで暮らしていても不思議ではありません。世間の狭い九太と違って、金持ちで交流の広い一郎彦には鯨の知り合いがいたのでしょう。ひょっとしたら海外旅行もしたかもしれません。遠い亜米利加の「図都日愛」に行ったことさえあるのかも…



〔Q〕人間は心に闇があるって話だったけど、闇っていうより心に穴があいてるって話になって、最後は熊鉄が九太の心の穴をふさいだけど、よく考えると何がなにやら。要するにどうなったの?

〔A1〕まず人間は心に闇があるっていうのはデマですよね。人間だからといってみんながみんな生まれつき心に闇があるわけではないのです。九太は親を亡くし酷い親戚に預けられたから、一郎彦は親に似ていない自分について悩んでいたから、それぞれ理由があって闇が生まれて超常能力が使えるようになりました。そんな傷つくような理由がなければ闇なんてできなかったはずなんです。ただ、人間の心に穴が開きやすいってのは確かなようですね。何かがきっかけでまず穴が開いて、更に何らかの要因で穴が深くなって闇になるんじゃないでしょうか。バケモノ達は心に穴があきにくいのです。一度死んでいるので業が少ないのでしょう。
こっちの現実世界では、例え深く傷つくような体験をしても、あんなアニメみたいに心の闇が可視化して超常能力使えるようにならないじゃないですか(怒りや憎しみで周りを精神的・物理的に傷つけることもあるかもしれませんが、変身もしないし超能力的な破壊活動もできません)。あの渋天街に充満する空気(魂スープ)が、人間の心の闇に反応して力を引き出すんじゃないでしょうか。死んだ人の魂の中にはもちろん恨みつらみの想いもあるでしょう。そのマイナスエネルギーの呼び水になってしまうのです。だから人間のせいというより、人間+渋天街の組み合わせがマズイですね。

その穴がふさがったら、そりゃあ、心に闇のない、渋天街の住人(バケモノ)みたいな子になるんじゃないですかね。裏表のない、深く悩まない、カラッとした性格になるんじゃないですか。そういう人も世の中には普通にいますし。ただそうなると楓とは別れるかもしれませんね。ああいうタイプは心に闇がある人が好きでしょう。
それより一郎彦は闇の部分を倒しただけで、穴はふさいでないんですけど、この先大丈夫ですか?

〔A2〕人類全般ではなく、九太(蓮)個人で言えば、心の穴は幼少期に親を喪失したことによる自尊感情の欠如と思われます(その後もまっとうな保護者に恵まれませんでしたし)。精神の根っこである自尊感情が低いと、それこそ心に穴があいているように、どんな楽しいことがあっても喜びが穴から漏れてしまいます。自分に自信がなく、自信がないから常に現状に不安があり人を信じられない、うまく生きられない。現状がうまくいかないから周りにヘイトをためて恨みつらみを増幅しやすい。結果、不幸になりやすい。全部が全部いつもそうってわけではないでしょう、調子のいい時だってあるでしょう。でも心が強い人ってのは調子の悪い時だって強い回復力があってすぐ回復できますが、根っこが弱い人はそうではないのです。
しかし、肉親じゃない種族も違う全くの赤の他人が一緒に暮らしていくことで、その穴を塞ぐことができました。それは神の超常能力による奇跡ではなく、現実にも存在する実際に起こりうる奇跡。人と人との出会いが起こす奇跡。心の穴をふさぐというのはメタファーです。他人との触れ合いの中で自尊感情を取り戻し、自分の幸せを取り戻すという。→以前ブログに書きましたが 「離れている時は、もっとそばにいる」 メソッドです



〔Q〕九太(蓮)のお父さん、順応早過ぎない? 子どもが神隠しにあって超常体験したんだけど。

〔A〕そこは九太も全部本当のことを言った訳ではなく、当たり障りない説明をしたんじゃないでしょうか。それに、お父さんとしては離れて暮らしていた思春期の男子なんて、腫れ物に触るような対応しかできないものです。意味がわからなくても頭がおかしいと思っても「わかった、ぜんぶわかった、だいじょうぶだよー、こわくないよー、お父さんはちゃんとわかってるよー、ハイハイ、ドウドウ」って言うしかない、それが大人の対応ってもんでしょう。



アニメ映画関連
【ネタバレ】「聲の形」の感想/エネmeは恐ろしい病
【ネタバレ】映画「ハーモニー」の感想/「仕様を変更します!」
【ネタバレ】「ラブライブ! The School Idol Movie」の感想/バニッシュメントディスワールド!
【ネタバレ】「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語」観た!その1






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2017.01.06 20:01:59
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: