あなたは低負担・低福祉国を選択しますか?
以下は 国の19年度予算
をわかりやすくしたものです。
19年度予算
(収入)82.9兆円(100.0%)
税金など57.5兆円(69.4%)、 借金25.4兆円(30.6%)
(支出)82.9兆円(100.0%)
社会保障21.1兆円(25.5%)、 借金返済と利払い21.0兆円(25.3%)、
地方
交付税14.6兆円(17.6%)、公共事業6.9兆円(8.3%)、文教・科学振興5.3
兆円(6.4%)、役所の維持費5.2兆円(6.3%)、 防衛費4.8兆円(5.8%)、そ
の他4.0兆円(4.8%)
言えることは、 国民のために使える政策的経費がほとんどないことです
。
まず支出の面からみると25%が借金の元利返済分です。社会保障も支出の
25%を占めています。役所の維持費が6%、防衛費が6%と4部門で全体支
出の6割を超えています。
これらの経費はなかなか減らすことができないのも現実です。例えば社
会保障費などは黙っていればどんどん増え続けていきます。この結果、 政策
的に使えるお金は全体の4割
と限られてしまっています。それにしてもこの国
の未来を担う役割をもつ文教関連の予算が防衛費とほぼ同じ、ということに
は考えさせられます。
以上のように支出構造は硬直的となっていますが、収入面はどうかという
と、このところの税収増によっても 新たな借金が収入の3割も必要
なほど厳し
い状態です。収入が少な過ぎるのです。
歳出を削減するというだけではこの国を再建することはできないかもしれ
ません
。例えば無駄な公共工事を止める、ということだって抵抗する人たちを
説得するのに時間がかかるでしょう。特殊法人や独立行政法人の改革でも
今日や明日スリム化できるわけではありません。まず 借金残高(800兆円以
上)を長期的にどう減らしていくかということについても明確なシナリオはない
のが現状です
。
嫌なことですが、やはり 増税
を考える必要がありそうですね。国民負担率
をOECD比較でみると私たちの国は低い方から数えた方が早いというデータ
があります。そのうえ上記の数字でみるように借金の返済に追われ、日本は
低福祉国でもあります。つまり 低負担・低福祉の国だというのがこの国
です。
私たち日本人は、「高福祉高負担」(北欧など)、「低福祉低負担」(アメリカ
が典型)のどちらを選ぶかという選択をこれまでしてきませんでしたね。国の活
力を再生するためにも考える時期のようです。 個人が借金を抱えたままでは元
気が出ないのと同じように国も力が出ません
。本来ならば7月の参院選はこの
ような国の未来を国民が選択する場のはずなのに政治家は何も発言せず避け
て通ろうとしています。新聞などがもっと取り上げればよいのですがね。
8月27日のニュース速報 2007.08.09
地方活性化私案 2007.08.07
三つの心配 2007.08.02
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