2004年07月25日
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私もかつて大手企業に勤めていた経験があるのですが
新しく基準でなにかをおこそうとする器の人間では
組織の基準の遵守の観点で、上司によって最適にプログラミング
されうる者が最高の得点をあげるゲームルールの中で
オミットされるだけです。
中公文庫の「失敗の本質」の教訓を
真摯に問い直す時期がきてるのではないでしょうか?
02/06/15

03/04/04

 人々は、みんな奴隷のように無知蒙昧でした。
 世の中には「いい加減さ」(馬馬虎虎(まーまーふーふー))があふれてます。
 魯迅先生は思いました
 「愚弱な国民は、何世代経っても支配され続けるだけだ!」
 実際、革命は起きたものの、支配者が変わっただけで、世の中の不幸は少しも減りませんでした。
 後は、革命に巻き込まれた不運な者が死んだだけでした。
 魯迅先生は思いました
 「国民の精神を変えなければ、不幸は無くならない! たとえ支配者が何度変わろうとも、中国人一人一人の中に染み込んだ奴隷根性がある限り、我々はずっと支配されつづける」
 そして、魯迅先生は筆を取るのです。
 しかし、彼に対する外圧は相当なものでした。時には暗殺などという言葉も耳にします。

魯迅の民族思想



次に、儒教の問題があります。儒教は、中国の誇る優れた文化の一つですけど、「近代化しなくちゃ外国にどんどん攻め込まれて、このままだと中国は外国の奴隷になるんじゃないか」というような危機に見まわれた状況においては、非常によくない作用をするわけです。そもそも儒教は、一番上に皇帝がいて、その下に上級・下級の役人がいて、庶民がいるような「封建制」を守るようになっていました。王朝制度が近代化にとってよろしくないから、1911年に辛亥革命が起きて、皇帝はいなくなるんですけど、儒教が根強く残っている限り、社会は変わりようがないんですね。さらに儒教では、子は親に尽くし、女は男に尽くし、子孫は先祖に尽くすというような血縁関係が重視されて、これが絶対に守らなくちゃならないモラルになってましたから、「進歩」「近代化」は非常に難しいのです。

1920年前後に、魯迅は進化論に傾倒しています。進化論といえばダーウィンが有名ですけど、「環境にうまく適応した種が生き残る」という生物学の法則は、社会進化論というものに行きつきます。つまり、競争に勝てない団体(国)は淘汰されて滅び、強い団体(国)、状況にうまく適応した団体(国)が生き残るというわけです。当時においては、中国はこの滅ぶ方に入っているように思われたわけです。じゃあ、滅ばないようにするにはどうするか。儒教的な考え方をやめて、「進化」する方に仲間入りしなくちゃなりません。親は子のために、今生きている人々は、先祖のためじゃなくて、これから生まれてくる人々のために生きるべきだ。世の中を良くするような種を「罰当たり!」といって踏みつぶすのじゃなくて、育て育まなくちゃならない。中国では、進化を促すべき天才の芽はいつもつぶされてしまう。猿から人間に進化したのに、われわれはもっと進化した人間(超人)になることを自らやめてしまっている。こんなこと、もうやめようぜ!、というわけです。骨の髄まで儒教に浸かった中国人、これが「民族精神」の2つ目。細かく考えれば、3つ目4つ目も挙げられますけど、まぁそれはご自分で考えてみてください。

さて、魯迅たちは、この「改造」を文学でやろうとしました。当時はまだラジオも普及していませんし、テレビもありません。自分の考えを広く宣伝するには、活字に頼らなくちゃなりません。ただ、当時の中国で文字を読める人というのは、10%に満たないほんのわずかな存在でした。魯迅たちが一生懸命に「こうすべきだ」「このままじゃだめなんだ」と宣伝しても、90%以上の人は読めないわけです。それで、少しでも多くの人に読んでもらえるように、話し言葉(白話)を使った文章を提唱します。それまで、ほとんどの文章は、書き言葉、つまり僕らのいう漢文で書かれていました。これだと、文字はあるていど知っていても、特別の訓練を積んだ文化人じゃないと太刀打ちできなかったわけです。また、科学だとか、西洋哲学だとか、中国を改革する助けになるような新しい思潮を紹介することが必要とされました。さらに、海外の近代文学を翻訳して、文字の読める学生などに読ませて、彼らを中国の近代化を促進する原動力として育成しようともします。そんな中で、進化論をはじめ、女性解放、人道主義、社会主義、自由恋愛などなど、新思潮が若者の心をとらえ、彼らが中国の改革の実働部隊として成長していきます。そうした一方で、やはり「最近の若者はだめだ」とか「古き良き時代の文化がどんどん失われていく」といって嘆く保守派の人々も当然いて、進歩派と保守派は論争をつづけていくことになります。また、進歩派の中でもいろいろな考え方の違いがあって、実際の革命運動の進展とも連動しつつ、「文学はどうあるべきか」というテーマがずっと大命題として横たわるわけです。現代中国において、文学は社会改革の重要な道具だったのですね。

これ以上お話しすると、どんどんややこしくなりそうですから、あとはご自分で調べてみてください。魯迅の作品を実際に読むこともお忘れなく。『吶喊』という第一小説集と同時に、同じ頃書かれたエッセイがまとめられた『熱風』という評論集を読んでみるのがいいと思います。どちらも学研の『魯迅全集』に入ってますし、図書館に行けばすぐ読めますから、取り組んでみましょう。文系の大学で大切なことは、絶対に他人の言うことを鵜呑みにしないことです。授業中に先生の言ったことでも、納得いかないことがあったら、頭の片隅に引っかけておいて、時間のあるときに調べてみて、自分で解決することが大事だと思います。鵜呑みにした知識はすぐに忘れちゃいますし、大して役に立ちませんが、自分なりに取り組んで解決した経験は、確実に財産になるはずです。少なくとも問題解決の方法論として、血となり肉となるでしょう。1年生だと、たくさん単位もとらなくちゃならないでしょうし、バイトやサークル活動もあって時間はあまりとれないかもしれませんが、是非やってみてください。僕の話も、たたき台にしていただければと思います。

「人生は現在実に苦痛であるが、我々はどうしても光明を戦い取らねばならない。たとえ自分が生涯の内にそれに出会うことが出来なくても、後に続く人達に残してやることが出来る。我々はこのように生きて行こうではないか」


彼は、質屋で金を受け取り、医者の処方するクスリの材料を探して奔走します。
しかし、その処方はいいかげんなもので「つがいのままのコウロギ」や「三年霜にあたった甘藷」、「冬の蘆の根」などが必要だというのです。手に入りにくいものばかりの材料です。それでも魯迅は一生懸命探しましたが、父親の病気はだんだん重くなり、ついに亡くなってしまうのでした。

彼は後になって悟りました、「今でも中国では私と私の父、そしてあの医者のような無知のために騙し騙され苦しんでいる人がいる。」と


師直は後になって悟りました、「今でも日本では私と私の父、そしてあの農系公務員のような無知のために騙し騙され苦しんでいる人がる。」





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最終更新日  2004年08月04日 19時36分15秒
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