シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2006年02月05日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 神秘学では、自己のなかにある高次の自我が、人生を苦へと導くという。それは、苦こそが、神々の叡智へと、自己を導くからであるという。苦とは、不完全な自我を有する故の、必然であり、苦を克服することで、前世からのカルマが部分的に解消され、より完全な自我へと近づくからである。

 これとは逆に、人生の喜びは、高次の自我の導きではないという。人生のなかの喜びは、神様の贈り物であり、人間は、人生に喜びがあることを、神々へ感謝しなければならないという。

 「苦あれば楽あり」というが、高次の自我が、前世のカルマから、自己のやり残した課題をみつけ、人生のなかに苦をもたらし、苦を自ら体験努力し、その不足分を補い克服し、それによって、新しい叡智を身につけ、一段と、完全な自我に近づき、成長した自分を認識し、新しい神々の叡智を得、以前の未熟な自我と照らし合わせ、そこに喜びのような楽を感じ、神々に感謝するというようなことになる。

 人間は苦難のなかに、神々の存在(叡智)を見い出す。

 では、人生を幼年期から、神秘学で考えてみる。

 幼年期
 人間の誕生である肉体の誕生に際し、それまで母胎のなかにあった肉体が、生まれ出る。誕生するまで、胎内で保護されていたことによって、あらゆる器官が発達し、誕生するとき、母親の肉体的な覆いを突き離して、自分の肉体が初めて物質的な元素の作用にさらされる。

 肉体の誕生後、エーテル体や、アストラル体は、まだ生まれていないという。それらはまだ、覆いとして、殻のように、幼児を包んでいるという。



 最初の7年間は、前回述べた、前世で死んだときにもちこされた、肉体のエッセンスのみが自由に作用し、そのエッセンスが、肉体に物質的な形態を与え、物質的構造を導き入れるという。

 身体器官は外界で成長するので、肉体の構造を最良の方法で発展させるものすべてを、幼児の周囲にもたらさないといけないという。

 そのためには、出来上がった玩具などを与えるのではなく、子供が自ら活動的にファンタジーで、つくりだすようなものを与えるようにするとよいという、例えば、完成された人形ではなく、ナプキンを結んで、インクの染みで目と耳を作って、玩具として与えるのがよいという。

 子供は、周囲にあるものを「模倣」し、その模倣が、内臓器官に形態を与える働きをするという。7歳で、脳は不完全とはいえ、ある方向性を受け取っているので、「模範」が必要だという。

 子供を内的に活動させ、喜びと楽しみをもたらすものが周囲にあることが、大変重要だという。喜びと楽しみの模範が必要なのだろう。

 幼児期が喜びに満ちていると、子供は健やかに育つという。





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Last updated  2006年02月05日 21時46分33秒
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