シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2006年03月08日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 七つの教会への手紙は、物質世界のことが書かれているとされる。前回で、神秘学では、我々の時代、つまり物質世界が、ポストアトランティス時代といわれている。

 ポストアトランティス時代は、洪水によって、アトランティス大陸が没してから、文化の循環が続き、我々のそのポストアトランティス時代も、没落し、新しい時代が現れるのが、ヨハネ黙示録の7つの手紙にみられるという。

 我々のポストアトランティス時代は、「万人の万人に対する戦い」と名づけられる、恐るべき道徳的な混乱によって、崩壊するという。そして、我々のポストアトランティス時代は、以下の7つの文化期に分けられるという。

 ポストアトランティス時代
 1.インド文化期;エフェソの教区
 2.ペルシャ文化期;スミルナの教区
 3.バビロニア・カルデア・エジプト文化期;ペルガモンの教区
 4.ギリシャ・ラテン文化期;ティアテラの教区
 5.第5文化期(現代);サルディスの教区

 7.第7文化期;ラオディキアの教区

 であるという。このポストアトランティス時代も、神秘学により、以下の7つの時代の5番目に位置しているとされる。

 1.ポラール時代
 2.ヒュペルボレアス時代
 3.レムリア時代
 4.アトランティス時代
 (洪水)
 5.ポストアトランティス時代
 (万人の万人に対する戦い)
 6.第6の時代
 7.第7の時代



 秘儀参入の高みである、アストラル界と霊的・神的世界の境に至れば、以上の7つの時代が見えてくるという。

 秘儀参入の最初の段階では、7つの手紙である、7つの文化期がみえるようになるという。

 我々のポストアトランティス時代の第1文化期であるインド文化が栄え、インド文化は、ペルシャ文化に吸収され、ペルシャ文化期についで、アッシリア・バビロニア・カルディア・エジプト・ユダヤ文化期が興り、ついで第4の文化期であるギリシア・ラテン文化期が到来し、このギリシア・ラテン文化に続いて、現在の第5文化期がやってきて、つづく第6文化期には、我々の築いた精神文化の果実が現れ、そして、万人の万人に対する戦いの前に、第7文化期がやってきて、万人の万人に対する戦いが生じると、文化は恐ろしく荒廃し、ごく少数の、精神的原則を受け入れた人々だけが、利己主義による破壊から逃れることができるという。

 7つの文化期は、人間がこの世に輪廻転生をしながら、その文化からでる、いわば気分のようなものを体験し、魂のなかに、記述すべき事柄、いわゆる霊的な言語から、物質的な言語へと変換される、記憶、こころのようなもので、だからこそ、7つの手紙を、その教区である、文化期に、魂に書きおき、刻印すべきであるということを、意味するのである



 神秘学では、7つの文化期は、物質界で人類文化として広がっているものを表示しているので、現代言葉でいう人種と対照的なものとして、文化期について語られる。現代では、人種イコール文化として語られる。

 しかし、本来の人種という概念は、アトランティス時代のものであり、現在の人種という言葉に結びついたものは、アトランティス時代の残留物であるという。アトランティス時代は、つぎつぎと7つの人種がつくられていった時代だったという。勿論、この人種形成の所産は現在にも残留しているので、今日でも、人種について、文化として語ることができるが、それは、アトランティス時代のものではなく、今日では、文化として語る、そのものの概念が、人種という概念を、すでに消去しているという。

 人種が文化に置き換わる我々の時代以前、いまから、約1万年前の八千年、九千年前に、アトランティスの洪水、科学がいう氷河期時代の影響下に、人類は立たされていたという。アトランティス大陸は洪水によって次第に沈んでいき、地上に生き残ったのは、努力して最高の段階に達した、古代インド民族だったという。

 インド人は、アジアに住み、現在よりも過去の思い出のなかに生きていたという。インドの文化は偉大で力強い文化で、人々はアトランティス時代に体験したことの思い出のなかに生きており、その余韻は、ヴェーダやバガヴァッド・ギーターのなかに見られるという。

 当時の人間はぼんやりとした霊視力を発達させることができたので、神的、霊的存在と共に生き、祖先たちがアトランティス大陸で見たものへの憧れを持っていたが、アトランティス時代の破局により、その道の扉は、既に閉ざされていた。こうして、陸地が人々の肉眼の前に、神的、霊的なものから、姿を現すようになってきたが、それら外的なものは全て、彼らが記憶として残していた憧れとは程遠いもので、肉眼で見たものは、全て、マーヤー、大いなる幻想で、その大いなる錯覚から脱出したいと思ったという。

 実際、これら第1文化期の最良の者たちは、ヨーガのなかに残余が見られる秘儀参入の方法により、祖先たちの段階に至ることができたという。そして、そこから、「私たちの周囲にある感覚的な仮象は価値のない、空虚な錯覚である。真実なものは、私たちが捨て去った霊的世界のなかにあるのだ」という宗教的な気分が生まれたという。

 この古代インド人の思いが、バラモン教、ヒンズー教の宗教となっていったということが容易に、推測されるだろう。しかし、そのなかから、お釈迦さまが現れて、これらのいわば執着心というべき、後退の思いを解消し、前進させるために、これらいわば硬直した宗教のインドの地で、仏教を説いたことの意味が見い出されるだろう。

 7つの文化期のたった1つの手紙では、7つの手紙の時代を、魂は超えることはできないのである。7つの手紙を揃えて、魂に刻印しなければ、神々の道へと進化できない。獣性に再び舞い戻るしかないのである。

 長くなったので、次回に続く。





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Last updated  2006年03月08日 22時45分38秒
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