5大人種の木星人種(ヨーロッパ人種)まで、まとめて書いたところで、少し脱線してしまったので、続けることにする。
金星人の呼吸から精神に至る道に対し、木星人は、感覚を通して精神に至る道の課題を背負ったという。
ヨーロッパからアメリカにいくと、土星の力が強くなり、土星に中心点を有する形態霊は、腺組織に働きかけるという。土星人種に働きかけるものは、人類のたそがれへと導くという。土星の影響は、腺組織に働きかけ、腺組織は、一種の骨化を働きかけるという。
土星人であるインディアンは、アトランティス文化のなかの偉大なもの全てを、西にもたらしたという。
それはインディアンの語った言葉に残っているという。
「われらの土地を征服した者が歩く土の下に、われらの兄弟たちが葬られている。なぜ、われらを征服した者たちの足が、われらの兄弟たちの墓の上を歩むことができるのか。白人を偉大にしたものが、われらの兄弟の墓を所有しているからだ。べつのものが、茶色の男を偉大にする。偉大な霊が茶色の男を偉大にする。偉大な霊は、吹く風、森のざわめき、波立つ水、湧き出る泉、稲妻と雷のなかで、茶色の男に語りかける。それが、われらの真理を語る霊である。偉大な霊は真理を語る。おまえたちの紙の上の霊たち、おまえたちにとって偉大なことを表現する霊たちは真理を語らない」
このようにインディアンの酋長は語ったという。
茶色の男は偉大な霊に属し、青白い男は、黒い小人のような姿で、紙の上を飛び回る霊たち(文字)に属しているという。その霊たち(文字)は真理を語らないというのである。
文字は殺し、霊は生かす。
ここにも、以上の格言が見い出される。
アメリカという土星の力が強い地域で、これらアトランティスの遺産を受け継いだ土星人種と、ポストアトランティスの感覚から精神文化に至る道の途上にある、偽の文字化した物質文明が出会い、人種は、黄昏へと崩壊する。
アメリカは人種の終着駅なのである。文字化により、霊性を失う運命にあるという。
インディアンは、アトランティスの霊性を保管したまま滅んでいったという。
遥か太古のアトランティスの霊性を保管していたインディアンは、直接に霊をみていたので、霊性の終末であり、霊が文字化し、もはや霊の微塵も感じさせない文字を、理解できなかったのである。
それはオリジナルが、なんどもコピー(模写)をえて、オリジナルの感性を失ったモノと化すことを、オリジナルが理解できないのと同じ現象なのである。
直接に見聞できるものは、間接的なモノを理解できないのと同じである。
それは、例えば、日本のテンプラが、発祥のスペインで理解されないように、また、ベルギーワッフルが、アメリカとその発祥国で異なるようなものだろう。間接的に伝播するうちに、その本質が変わってしまうからである。
モノ化(文字化)してしまった後では、作品の製作者の意図とは全く異なったものになってしまう。ここに遺伝の錯誤性が見い出されるであろう。遺伝から生まれたという人種の違いも、錯誤そのものなのである。
神秘学では、遺伝は悪魔の成せる業であり、遺伝は真実を語る口なぞは、持ち合わせていないといわれている。遺伝は実際、錯誤に満ちている。インディアンは、アトランティス時代のその真実性を語っただけにすぎない。ここから、インディアンは嘘をつかないというイワレが生まれたように思えてならない。
現代の人種問題などは、アトランティスの5大人種に比べれば、人種問題なのではなく、文字に囚われた文化の問題であり、錯誤の問題なのだといえるだろう。
錯誤をいくら語ろうとしても、真実には行き着かないからである。
インディアンは、言葉を文字化しないだろう。言葉はそのときその場所でのみ意味をもつからである。言葉はその事象に属する。文字化すればそれは嘘をつくことになるだろう。言葉は文字になれば死に行くものである。
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