シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2006年11月14日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 エーテル体のプロセスや作用を考えると、人体内の内面のエーテル体が、外見的に物質体として現れるので、外面(物質)的な諸徴候から、互いの補完関係により、内面的な結びつきを描き出すことが可能になる。勿論、そのエーテル体が、場合によっては人間の意識下で強力に作用し、生体組織に自らを記述する前に、いわば預言的に一種の衝動として客観化するように、実際、精神に現われることもある。

 すると、その人は、なんらかの物質に表れない、自由になったエーテル体に対して、その上体から離れていこうとする現象を、青い斑点のようなもので壁に記述するような衝動を感じるという。その際、本人は、絵画の技法に関してはほとんど学んでいないにも関わらず、芸術家になる使命を感じるような人物になるという。

 つまり、この人物が同時に、絶えず出現する下腹部疾患を抑制可能なほど十分に強靭で頑健であるなら(外見は頑健である必要はない)、このような下腹部疾患を体内に取り込む代わりに、壁に絵画等を描こうと客観化するという。

 表現主義の絵画になかに、このような独特な活動の産物を見ることができ、表現主義の絵画にみられる多くの、赤や黄色の色彩のなかに、その絵描きの下腹部に関係する容態を捜すとよいという。また、その絵画の青紫色の系統色から、その絵描きの上体や肺、或いは肺の活動と共に頭部に向かいリズミカルに上部に作用するエーテル体の容態に基づいて、詩句を形成しようする衝動がみられるという。

 このようにエーテル体をみると、人間の行為全般と、内的にいわば精神として組織化されるものの間に、不思議な一致を見出し、ある人が、内面のエーテル的な(下腹部の)身体機能を、外界の絵画等として現出するので、その表現法から、我々は、ある種の洞察力ともいうべき神通力を身につけることができるという。

 なぜなら、実際、人間が外界でなす魂的な活動の現象全体は、その人の神経組織にのみ関わるのではなく、魂の活動は人間全体に関わり、その人間の全体像といえるからであるという。だから、神秘学によると、一般的に信仰されている人間の行為全てが脳によるものという考えは間違いである。

           魂の活動(内部エーテル体、外部表現)

 子供のときに、その人間が元々いかなる性質なのか、いかに後の年代に向かうのか、ということを神通力で直観することができ、例えば、ある人が、子供のときの障害を、後の年代の発育不良に引き継ぐように運命づけられたとしても、当人のエーテル体を身体の上部に影響させないような抑制力があれば、そのために当人はぎごちなく、重々しい歩き方になるということが、幼年期に端的に示され、このことをイメージでき、直観できたなら、ある子供が比較的軽やかに歩くのか、それとも重々しく歩くのかという歩き方から、この子供がいかに成長するのかについて、神通力で思い浮かべることができるという。同様な数多くの現象が、人間の歩行の身振りや仕草全体からわかり、人体内の相互作用が運動に現出されたものであるという。



 幼児のときのエーテル体を、イメージし、直観力、しいては霊感力、さらには神通力(預言力)を身につければ、当人の将来のために、何が重要なのかの教育をはじめて行うことができる。本来、教師は、このような神通力をもつ者でないと、教育は破壊的調教に堕落するという。

 このような事柄が極めて有効になる条件があり、20代初めの若者であれば、このような神通力を自然に身につけるべき大きな機会があり、30代に達すと、このような才能は失われてしまうという。もはや容易ではないが、このような神通力を獲得するには、自己教育を行い、極めて強力に自己修練する必要があるという。

 このように人間の性質のなかの第一義的な原因から、流行性の疾病も見るべきで、その流行性疾患は、次のような人間の特質に見出されるという。

 例えば、呼吸リズムのなかの、最も粗雑なリズムとして現れる頭部-胸部リズムに、支障をきたし易い傾向を持つ人の場合、ある大気現象、ある地球外の現象の影響を非常に被りやすいという素質が見られるという。

 はじめから呼吸組織に関して健全に調整されるような人の場合は、上記の大気、天体の影響に対して抵抗が生じるという。全体において、調和と秩序の原理、いわば平衡状態が働いているので、例えば、そのうちのある特質を選択すると、その他の選択肢は、選んだ特質をもった段階において、妨害的に介入する可能性が生じるという。

 これはつまり、生まれもった特質が、誕生日(昔で言う数え歳の母胎のなか)のある天体の配置に影響を受けるわけで、ここから四柱推命や占星術、バイオリズムが、その名残として世間でいわれるものとなるが、そのような占いは、占い師の発言に強制力をもった時点で、無意味となる。なぜなら、人間は自主的に行為することで、進化するのであり、他に強要された段階で、退化するからである。

 さて、例えば、ある冬に、火星、木星、土星という外惑星を通じての太陽の作用の影響が強い場合(主に太陽の霊流力)は、火星、木星、土星が太陽から遠く離れ、太陽自身の作用が有効に働いている場合とは全く異なった作用を行い、このような冬のとき、その素質がある人の場合、胸と頭の間を経過し、呼吸活動のなかに最も粗雑な表現が見られるリズム活動に対して、強い影響が及ぼされるという。

 このリズムを規則正しくする傾向は、例えば、太陽自身の作用が強い健全な状況から生まれてきた人や、内部に関して頑健な人の場合、宇宙の星位によって本質的に強められ、外見的には非常に細身の可能性があるという。

 このような人の場合、非常に規則正しい呼吸リズムが見られ、更にそれに応じて頭部-胸部リズム全般が規則正しく調整され、このような内的に安定したリズムは、外からの作用によって容易に乱されることはないという。

 けれども、このリズムが既に不規則に経過する人の場合、上述した大気、天体の影響が極めて強力に作用するという。なぜなら、この乱されたリズムが既に、更に乱される傾向を持っていて、天の星位がとりわけ作用を及ぼすような地球上の場所に、このような素質を持つ人が現れると全般的に、例えばいわゆるインフルエンザおよび流感の候補者になるという。インフルエンザや流感のための特殊な原因基盤を知ろうとするなら、このような背景を知らないといけないという。

 人間の律動的な活動は全て、個々のリズムがいずれもそれ自体で統一的に形成されているにも関わらず、絶えず持続するリズムは呼吸のなかに、最も粗雑な表現を獲得し、更には眠りと目覚めのリズムに影響されるリズムもあり、これらのリズム全てが一緒になって、人間の律動組織全体のなかに更に1つの統一性を形成しているという。いわば、人体はリズムのフラクタルからなる。



         律動組織のリズム(上部のリズム、下部のリズム)
         下部が弱いと、下部に下等生物限局生育領域ができ、チフスの病像
         上部が弱いと、上部に下等生物限局生育領域ができ、ジフテリアの病像  

 勿論、人間の年齢を考慮に入れる必要があり、幼年期は、上部人間と下部人間の完全な共同作用、つまり媒介する律動的活動は、後の年代とは全く異なるものでなくてはならず、幼年期においては例えば、下部人間に対して、後の年代におけるよりずっと強く上部人間の作用が及ぼされる必要があるという。

 実際、子供は大人よりもずっと「思考」を行っているが、ただ、子供の思考は意識されておらず、生体組織のなかに入り込んでいって、生体組織の発達、形式のなかに現われるという。



 これは、記憶の形成が、幼児期すぐに現れるのではなく、しばらくして、とくに、身体の運動が形成されてから後に、運動形成の代替として、いわば最たるその表現として、脳の神経ネットワークとして現れることが、現代の研究からも明らかになっている。

 根本的に、霊的に出現するものは、以前、霊が物質素材に引き込まれていたときには物質的に作用していたものが、以前のそのもののように霊化されたものにすぎないのです。

 霊的なもの=物質的なもの、これはアインシュタインのE=MC^2の式と同様で、物質的なものは霊的なものに還元されるのである。

 恐らく、記憶のネットワーク回路に関しても、このアインシュタインの方程式に類似した式が、現れるだろう。つまり、運動のエネルギー=回路形成数×エーテル体^2以上のようなものだろう。 

 だから、子供においては、(上部リズム形成が強いので)、下腹部で生じることに対して強い抵抗力が必要であることが納得できる。下腹部にはとりわけ、天的なもの、つまり地球外的なものが現われ、地球外に、他の惑星に対する太陽の位置により生じる特殊な星位があって、この星位の反映が人間の下腹部に成立するように作用しているという。

 その結果、いわば上部人間と下部人間との間の律動的活動にある安定が得られている大人の場合には、ほとんど意味を持たないが、子供の場合は、宇宙からこの下腹部に自らを反映させようとするものに対して、強い抵抗力が生じる必要があり、つまり特に宇宙的な星位によって、子供の下腹部が非常に強く刺激されると、子供の上部人間は極めて強く抵抗せざるを得ずに、子供の上部人間においては本来そのように強く用いられるべきでない力が、このように不自然に用いられることにより、流行性脳脊髄膜炎を起こすという。直観の背後にこのようなことも獲得できれば、頚筋の強張りに至るまで、髄膜炎の全体像を描くことができるという。子供においては、このような上部人間の緊張が生じることにより、上部器官、つまり脊髄膜や脳膜に炎症の症状が生じるという。





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Last updated  2006年11月14日 17時30分25秒
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