シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2006年11月14日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 また、歯槽膿漏つまり歯茎の化膿も上述から明らかで、歯槽膿漏が起こる場合は、生体組織全体の素質が歯の周辺に局所的に現われているだけで、この当人は、恐らく糖尿病の候補者ともなるという。なので、糖尿病として出現するものは、上部人間のなかに止まっている限りは、本来治療し安いもので、この歯槽膿漏のうちに治療すべきであるという。

 このように下部人間が上部人間に波及すると、不都合な貧弱化か肥大が下部人間か上部人間に生じ、炎症状態への傾向がまず上部人間に現われると、ある病態が現われ、炎症状態への傾向が下部人間に現われると、その病態の逆の、対極をなす病態が現われる。

 このように、人間の成長力を有すエーテル体全体が、幼年期には後の年代とは異なった作用を行い。幼年期にはエーテル体が物質体の機能のなかに入り込む必要があり、エーテル体はいわば直接のその作用点となる器官を持つ必要があり、とりわけ胎児の生においては不可欠で、単に形態が形成されるのみならず、同時にその彫塑力が行使される必要があり、そのような力は従って、例えば胸腺のような、そしてある程度までは甲状腺といった器官を不可欠にするという。これらの器官は幼児期の年代に最大の課題を果たし、その後退化させられ、物質体の力にあまりに強く捉えられるようになると、退化しつつ変成していくという。

 幼年期には生体組織化において強い化学的現象が生じることが不可欠で、その後、この化学作用は熱作用に交替されていくという。ある意味、人間は、その生涯を通じてスペクトルにより象徴され、前半期がスペクトルの化学的な部分(青、紫)、それから中間期がスペクトルの光部分(緑、黄)、更に後半期がスペクトルの熱部分(赤)によって象徴されるという。人間は、本来このようなスペクトルの方向性のもとに生体の組織化を成し遂げていくという。

  人間の中間期(光部分(緑、黄))〔前半期(化学的部分(青、紫))、後半期(熱部分(赤))〕

 人間は幼年期に化学的作用の活動に頼ることが多く、その後、光作用の活動へ、更に熱作用の活動へと移行していくという。エーテル体が物質体での化学的現象を促進可能にする諸器官、これらは甲状腺、胸腺、副腎のような腺で、ある意味、化学的現象が結びついているが故に、人間の肉色は、これらの器官の活動、すなわち、背後にあるエーテル的な活動と密接に関わるという。例えば、副腎機能のなかには、人間を青白くしたり、血色良くするなどといった働きがあり、副腎が退化すると、皮膚の色合いに現われ、副腎の退化によるいわゆるアジソン病に罹ると人間は褐色になるが、それはこのような関連からわかるという。

 これらは全て生体組織のある化学的現象を示唆し、とりわけ胎児において重要で、他方、光作用は、十四歳以上の生活にとって問題となり、更に、成人になると熱生活にとって重要な活動が盛んに現われてくるようになるという。

 つまり、幼年期の生活、特に胎児の生活は、一種の過剰な塩プロセスを示し、中位の、幼年期のあとに来る生活は、一種の水銀プロセスを、比較的年齢が進んでからの生活は、一種の硫黄あるいは燐プロセスを示し、調整される必要があるという。


       =光作用(化学作用、熱作用)





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Last updated  2006年11月14日 17時31分22秒
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