シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2007年01月05日
XML
カテゴリ: 神秘体験空間
 「集合魂は物質界とアストラル界の間の境界のエーテル的な状態にある」と言っても、1つの境界線を想像するのではなく、物質界から出発し、図にすると、物質界の七つの小区分があり、続いて、アストラル界の七つの小区分がくるという。アストラル界のうち下から三つまでの区分は、物質界の上から三つまでの区分と重なり合っていて、つまり、物質界の上位三区分が同時にアストラル界の下位三区分でもあるというように、アストラル界は物質界にはめ込まれているとみるべきだという。これが、いわば物質界の周辺地帯というべきところで、人間の魂が死後、欲望によって地上に繋ぎ止められているときに、離れられないところで、カマローカと呼ばれるという。

 物1-物2-物3-物4-物5(ア界1)-物6(ア界2)-物7(ア界3)-ア界4-ア界5-ア界6

  ここで、物X;物質界X、ア界X;アストラル界Xを表す。

 周辺地帯(Randzone)あるいはカマローカ(kamaloka)は、物5(ア界1)-物6(ア界2)-物7(ア界3)

 つまり、物質界は、物1-物2-物3-物4-物5(ア界1)-物6(ア界2)-物7(ア界3)の、いわばエネルギーの遷移状態があり、この7つの遷移状態の間に6つの間がある。これを三位一体の式で表すと、
 例えば、物1-2(物1、物2)となり、これらは、いわゆる6次元空間を形成する。

 つまり、物1-2(物1、物2)、物2-3(物2、物3)、物3-4(物3、物4)、
 物4-5(物4、物5)、物5-6(物5、物6)、物6-物7(物6、物7)

 恐らく、物1-2、物2-3、物3-4が、6次元空間のなかの物質の3次元空間で、


 だから、物5、物6、物7は、アストラル界の下位状態、ア1、ア2、ア3でもあるので、
 物4-5、物5-6、物6-物7は、物4-ア1、物5-ア2、物6-ア3となり、
この部分がカマローカというべきエーテル界で、物質界と反対の反次元空間となるのだろう。
余談だが、スウェデンボルグはこのカマローカを精霊界と呼んでいる。

 これに更に上位アストラル界を含めると、更に、ア4-ア5、ア5-ア6、ア6-ア7の3次元が加わり、
 全部で、9次元あることになる。
 超弦理論のM理論では、11次元空間を提唱しているが、我々の物質界では、
3つの反次元が1つの過去から未来へのベクトルの時間軸になるので、6→4となり、
M理論の11次元は、本質的には9次元になると思われる。

 これは、3つの反次元空間が、三位一体の時間(過去、未来)から生じた、
1次元ベクトル場を形成することを意味するものとなるだろう。


 1次元ベクトル場の時間(反次元過去、反次元未来)

 現代物理学では、数学的に時間は温度の逆数であり、エネルギーの塊としてしか捉えることができない。これは、ダークマターと呼ばれる霊界の鏡構造、つまり未来と現在と過去が鏡像関係にあり、霊界の、未来と過去から、物質界の現在の時間が決まるというわけである。このことを波動で考えれば、イメージできる。現在の時間は、未来からの反作用の波動と、過去からの波動の干渉のもとに形成されるわけである。この干渉は量子化不可能であり、あえて行うならば、観測後、波束の収束面を観測体験から条件として付け加えるしかない。観測する者が観測できるものとして、意識可能な観測量として、後から付け加えるしかないのである。だから観測論問題は、観測そのものに帰されるのである。

 このように、ここで最初の例として選び出した神秘学の記号、象徴、封印のなかに、深い神秘学的事実から得られたものを見出すことができる。従って、神秘学の学院における深い過去の叡智を曲解したり、現代知識によって考え出されたものだとみなしたりすると、全く道を誤ることになるという。

 神秘学の教えの叡智に記号や象徴のなかに遭遇することは、直接の神秘学的考察によって確認されることが示されるという。神秘学の教えが比較的遠くない時代に作用していた例は、名前や言葉に、象徴的な意味が秘められ、この根底にある真の意味は高次の世界の事実であるという。文献学における言語形成の起源に遡る必要はなく、文献学によって確かめられるものでもないという。つまりは、文献学的に誤りとされたとしても、言葉の象徴学は霊的意味において正しいという。

 物質界から出発してアストラル界を通り、デーヴァ(デヴァチャン)神界へと更に高く上昇していくほど、全てが物質界の鏡像として眼前に現われてくるという。まず、この鏡像を読み取ることを学ぶ必要があるという。



 少々極端な例を挙げると、この物質界において、鶏が卵を生み、その卵から雛がかえる様子を辿ってみれば、アストラル界では、これと同じ出来事を、逆まわしにして、雛がいて、しだいに小さくなり最後に卵の中に入り込むというふうに、時間も逆行するという。

 人間から発する情熱は、タブローに描かれたように見えるという。自らが発する情熱は魂の中心点から発し、この情熱の反映は、動物が自分の側に押し寄せてきたように現われるという。低級な情熱は野生の獣たち全般、ねずみやラットのようなものに見えるという。このことを学んでいなかったら、自らの情熱がねずみやラットとなって自分のほうへ押し寄せて来るのを見るとき、これがはじめての体験であれば、容易に迫害妄想その他の病理学的な状態が現われてしまうという。

 高次の世界の低次の世界に対する関係についての事実としてこれまで書いてきたことを、人々は言葉遊びとしての進化論のなかに象徴的に表現しようとしてきたという。人間が地球での生存に入ったとき、人間はエヴァ[Eva]を通じて霊的な状態から感覚的な状態に入り込んだという。エヴァのなかに人々は霊的な人類が物質的になった、すなわち罪を負うこととなった状態を見たという。

 人類を再び霊的なものへと上昇させ、世界に死をもたらした女性とは反対のものを表現しようとすると、逆に人類に再び不死性をもたらすものが表現されなければならないという。つまり、このエヴァの名前が逆にされなければならないという。

 そのため神の天使はマリアに対して、「アヴェ(エヴァの逆読み)・マリア [Ave Maria]!」という言葉で語りかけたという。エヴァからアヴェマリアとなる(Eva → Ave )という。この逆転は象徴的な意味をもっているという。

 アヴェマリアとは、肉体をもったマリアに、霊的なマリアになれという意味、つまり処女マリアという意味である。同時に人類にも、処女マリアを通して、肉体を霊的に解き放てといっているのである。

 本末転倒の文献学がこのことに対して何と言おうと問題ではなく、重要なのは、神秘学においては、象徴が語の組み合わせにおいて作用を及ぼし、このような言葉を発することで、人間が物質界を、その流れにおいて逆方向である霊的世界に変えうるという神秘学的事実を意識するように求められてきたという。

 人間こそが物質世界を、再び霊的世界に戻しえる救世主なのである。キリスト=イエスは、人類一人一人に、救世主の種を植え付けたのである。物質世界を霊的世界にかえるべき収穫の日は近づいているのである。その第一収穫期は、地球紀が終わりを告げる時期であり、新たなる木星紀のはじまりのときであろう。それまでに、霊我の萌芽を、愛により人間は育成しなければならないという。

 このことは大変深い意味をもち、この背後に見出せる最良のものは、人間は言葉のなかにある、神秘学的な合法則性を認識することで、人間は言葉を発することにより、このような実習を、意識的にせよ無意識的にせよ、神秘学的修行として行なっているという。

 つまりは、象徴学の原理は同時に修行の原理であるという。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007年01月06日 02時14分00秒
コメント(0) | コメントを書く
[神秘体験空間] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: