シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2007年02月02日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 しかし、次のような反論があるかも知れないという。シュタイナーの著書「より高次の世界の認識」には、この銅に対する反応を発達させるため、どのような準備段階を踏むべきかについての示唆がなされていないではないか、というような。

 確かに、原則的には、その著書の中で、銅について特別に触れてはないが、方向性は与えられているという。人はどのようにして結晶や植物等の存在の中に入っていくべきかについての記述があり、その予備的な訓練法が示されているという。

 けれども、勿論、銅の本性について、どのように瞑想すべきかについての情報は与えられていないという。そのためには一冊の本、というより、1つの図書館が必要になるという。既に方向性が与えられていることから、例えば、自信を生むための訓練、何か特別な主題や対象に集中するときの訓練もまた必要がなかったという。そのような訓練は、実際、銅の本性について記した内容によって既にカバーされているからだという。

 銅の本性について瞑想すべきであるということを示唆する特別な記述はないという。朝夕に瞑想するという目的のためには、何か単純な主題やテーマが選ばれるべきである、ということが、そこには示唆されているという。つまり、それは銅の本性について瞑想するのと同じことになるという。それは単に、銅の金属としての性質を引き合いに出すような瞑想のためのテーマとして与えられているにすぎないものだという。

 また、「叡智が光の中で放射する」というような特別なテーマについての瞑想は、もし、熱心に実践されるなら、内的な精神生活に決定的な影響を及ぼすという。その効果は、銅の本性をあらゆる角度から探求し、その物理的な側面に、集中するとしても、変わらないという。秘儀のアプローチは、第一に道徳的な立場から、そして、第二に物理的及び化学的な立場からなされ、化学者でもない限り、道徳的な立場から精神世界に参入する方がずっとよいという。

 なので、物事は、その正しい関係性において見る必要があり。というのも、今日の人間が、精神世界への洞察を得るために、古代の方法に無批判に従うのは間違いである場合が多いからであるという。外的、物理的なアプローチを、道徳的、精神的なアプローチに置き換える、というのが現代の正しい道筋であるという。

 肉体組織の発達とともに自然に対する人間の関係全体が変化しているので、今日、血液や体液の組成、そして、肉体的な構成全体が古代カルディア時代とは異なっているという。このことを解剖学的な分析によって証明することはできないという。解剖学者は死体の解剖にのみ多くの時間を費やす、というのがその第一の理由であるという。

 解剖学者は生命の隠された秘密を探求するには、死体を多く解剖しなければならず、死体数が不足していると考えているが、このような調査を遂行するにあたって、古代カルディア人の死体を調達するのは容易ではないのと、第二の理由は、その粗雑な技術をもってしては、生命の隠された秘密に対する答えを見出すことはできないことにあるという。このような意識の探求は、精神的な方法によって探求される必要があるという。

 現代人の肉体が古代人のとは異なって構成されていることから、次の点を明確にしておく必要があるという。今日でも、高度に効能化(ポテンシャライズ;希釈)された物質、例えば、金属の潜在力(ポテンシャル)を調製することが可能だが、どこにその理由があるのかと問うなら、それは、我々が自然の現実的な存在に対する深い洞察力を有することに起因するというのが、その説明に該当するという。



 もし、我々が人体の本性を真に理解すれば、人体の機能が、既に書いた金属(錫、銅、鉛等々)によって変化させられる、ということを知ることになるという。そして、はじめに、これらの金属が、意識の状態を変化させる、ということを、以前から示してきた。

 しかしながら、今日、その意識の変化が、幾らか世俗的な表現でいえば、通常の生活においてさえ体の中で生じることに気づくという。例えば、以前指摘した銅の作用を放射する身体領域における変化の経験を仮定してみる。そのような変化は全て消化器官の障害の中に、いわゆる新陳代謝系の中、主として栄養の代謝、消化や同化に関係する器官の障害の中に投影されるという。現代人が病気と呼ぶ人体組織におけるこのような障害の全ては、異なる意識状態の喚起にも結びついているという。このような示唆の全てを心に留めておく必要があるという。





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Last updated  2007年02月03日 16時02分32秒
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