シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2007年06月07日
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 「維新の暗号」という本に出会い、そのなかで、フリーメーソンについて書かれていたので、同作家が、フリーメーソンのことを書いている「石の扉」という本を知り、興味本位に読んでみた。

 残念ながら、フリーメーソンを上辺だけでしか捉えてない、まるっきりの消化不良書であった。しかし、メーソンについての言及は不満足なのだが、メーソンの世間的な会員が起こした出来事、主に不祥事に近いものについては、楽しく読まさせて頂いた。

 唯物的史料とそこからくる唯物的思想では、ここまでが限界といえるのだろう。この本では、せいぜい33位階の人物しか言及されていないが、しかも、その内容ではなく、人物名のみにとどめるものであるが、メーソンは、その由来から96位階まであるのである。

 位階が全てではないが、位階は、その叡智の称号を表しているようである。その内容は、霊能力者でなければ、シュタイナーの書籍で知ることができ、メーソンに関しては、特に「神殿伝説と黄金伝説」という、いまでは、絶版になっている書籍により知ることができる。

 そこでは、メーソンは、マニ教の霊統から派生した太古の叡智の一種の秘儀伝承の場であったという。勿論、いまでは形骸化し、堕落したものになっていることはいうまでもない。

 いまでは、メーソン誕生当時の秘儀伝承のほとんどが失われ、メーソンが残した唯一の人類への功績といえば、慈善事業のみであるという。

 あまりにも、この本が陳腐だったので、そこで、メーソンの秘密をここに端的に書くことにする。

 メーソンとは「石工」の意味だが、本来それは、男性を意味するものであったという。男性である石工は、言葉を美に表現する建築師の意味だったという。これは太古では、アダムの子、カインの系統であり、神殿伝説を人類に語り継いできた、生命のない無性的叡智のことを表す。

 対して、カインに殺されたアダムの子、アベルの系統、後にセトが継ぐものは、黄金伝説といわれ、聖書を読み解くオカルト的叡智、つまり、霊的叡智で、女性の直観、祭司の系統で、これは唯物論の勃興で、失われ、隠されて(オカルト)しまった。



 人類が両性具有から、受肉し、男女に分かれて、人類は、神から離れて、自由(フリー)を行う選択を得た。自由になった男性のこと、つまり、言葉(魂)を美に表現する建築師(受肉)のことを、フリーメーソンというのである。つまり、転生により、地を開発するものは、フリーメーソンであり、男性は皆、生まれながらフリーメーソンの資格を有するのである。

 カインの系統は、皆、フリーメーソンなのである。だから、誰それがメーソンだというのは俗世間の噂話に等しい。人類の男性は、皆、元々メーソンなのであるから。アダムも、ワシントンも、男性は皆、メーソンなのである。

 しかし、人類においては、男女の間に愛が成立してはじめて、宇宙に愛がもたらされる。そのために、神は、十戒を人類に与えた。十戒とは、宇宙的道徳律、秩序の法則であり、愛の存在である。両性具有から男女に分かれ対立した人類に、再び愛の目覚めと、融合を説く言葉なのである。

 同性間の愛も友愛に違いはないが、どちらかといえば、偏った愛といえるだろう。なぜなら、大きな対立を解消し、和解するのが真の友愛であるからである。戦いより平和をもたらすのは、真の友愛である。

 カインの男の流れの渦と、アベル-セトの女の流れの渦が、再びめぐり合い、2つの渦が、渦巻きとなり、進化の目となることを意味するのである。

 この進化の渦巻きが、メーソンの象徴の、全能の神の目を意味する。メーソンの象徴のコンパスは、男の神殿伝説、つまり、カインの建築師(科学、芸術者等も含む)系統を示し、三角定規は、女の黄金伝説、つまり失われたアベル-セトの祭司(霊能者、秘儀参入者)系統を示すのである。

 いまでは、三角定規は隠されて(オカルト)しまったので、メーソンの秘密は、語ることができないのである。つまり、言葉を語ることが、そのまま創造する力をもっていないのである。

 もはや、現代のフリーメーソンには、女の流れがないので、語るべき言葉である、秘密さえもないのである。だから、秘密を語ることは許されないというより、できないといえる。

 それはフリーメーソンのなかで、聖母マリアの霊的(オカルト)聖書認識をもたらさなければ、秘密を語る資格さえもないということなのである。

 33位階を超え、オカルト(霊的)認識、これはマニの悪を救うために善があるというマニ霊統に回帰したとき、人間の声帯が、再び、両性具有のときの、霊的人類を創造したときに、人類は、神々(天使)の一員に加わるという太古からの伝説を意味する。 

 フリーメーソンは、その叡智度合いにより、徒弟、職人、親方の3つに大別されるが、徒弟では、男性的進化が求められ、つまり、極力、宗教的、オカルト的な俗世認識が排除される、これは依存的な思想に、盲信しないためである。物質世界では男性進化が求められる。



 そして、親方(マスター)となると、人類の進化の導き手、担い手となる。太古で言う秘儀参入者といえるだろう。古代エジプトではファラオ、つまりピラミッドは秘儀参入の場であったと考えられるのである。女性的直観の叡智、両性具有の女性形態、つまり自然の女神ナチュラの叡智(進化)を表す。

 古代遺跡の多くは、秘儀参入の場、つまりマスターの住む神殿だったのである。神殿は、聖杯を意味し、そこから聖堂騎士団も生まれた。聖杯につがれし血が、キリストの血、神々の叡智、つまり聖母マリアの処女性だと預言されてきた。

 これが女にはオシリスのキリスト伝説を、男にはイシスの聖母マリア伝説を生ましめたといえる。





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Last updated  2007年06月08日 01時02分19秒
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Re:「石の扉」は開かれず(06/07)  
武侯仁従  さん
シュタイナーと宮沢賢治の似ている点。賢治は「国柱会」と法華の教団に入ったが、国粋主義に傾いていくのに失望して、自身は比叡山に上った時に天台法華の真髄を知ったとか。それでも国柱会を脱退しなかったけど、距離を開けていったとか。

神秘・真理に憧れ、焦がれ、そのような団体に入るが、熱狂性・俗性に滞った集団に失望する・・。元が純で聡明な人だから、似たセンスの思想・空気そうして経験をしたのかな・・・と。

再見! (2007年06月08日 09時14分29秒)

Re[1]:「石の扉」は開かれず(06/07)  
5dolphin  さん
どうも、現代孔明こと武侯仁従さま
 正しく、朱に交われど、朱に染まらずというものでしょうか、お釈迦さまも王族に生まれ、王族に染まらず、出家し、バラモンに学べど、バラモンにならず、自ら覚り、仏教を起こしました。
 どんな教えにも善と悪があります。悪い部分を良い部分に転じるのが、善人の働きというところでしょうか。つまり、教えをそのまま受けずに、自らで生かすのが活学というものです。
 現代は、死学が盛んということなのでしょう。 (2007年06月08日 10時01分23秒)

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