シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2007年06月22日
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カテゴリ: 神秘体験空間
■質問:電気とは何か? 

シュタイナーの答え;
 電気は物質より下位状態にある光で、可能な限り最も圧縮された光である。我々人間はまた、内面性を光に帰属させる必要がある。つまり、光は至るところで、自己完結する存在である。熱は空間なかで3方向に拡散するが、光の場合、第四の次元について語る必要があり、4方向に拡散する。第4の次元として内面性をもつ(これは時間のことであり、内面の光とは時間のことである)。

 注釈;現代物理学では、光は電磁波であり、理論的にマクスウェルの方程式で表される。更に、ミクロのプランク長では、量子化され、量子電磁力学(QED)により理論的に記述される。電気、つまり、電子の運動は、量子力学により記述され、更に特殊相対論化された相対論的量子力学であるディラック方程式により、量子電磁力学の基礎方程式が構築され、ゲージ場として、電子と電磁波との相互作用により、電子のように、電磁場を光(量)子として、理論的に捉えることが可能になった。

 このような背景を考えると、シュタイナーのいう、上記の「電気は、可能な限り圧縮された光である」という考えは、現代物理学の観点からいっても、間違いではない。しかも、昨今の超弦理論における、超対称性という、電子を代表とするフェルミオンと、光子を代表とするボゾンが、超対称変換により同一視できるという点において、遙かに先見の明があったともいえる。

■質問:黄金分割は秘教的な法則に基づくのか?

 黄金分割は空間中に存在するものの影響に基礎を置いているので、確かに秘教的な法則に基づいているといえる。

 ゲーテはこの法則について、最も隠されたものは最も明らかなものであり、その反対も真である(つまり、それは我々人間の構成に密接に関連する法則、すなわち、単調な繰り返しと、そこから派生するバリエーション(多様性)による、全体の繰り返しの法則である)と述べている。

 例えば、ブッダの語りを見てみると、常に同じ内容が少しずつ変化しながら繰り返されるが、省略はできない、何故なら、内容のみが重要な要素ではないことが分かるからで、黄金分割は単に繰り返しの問題ではないといえる。



 黄金分割が、心を動かすのは、繰り返しの自己充足性(しかし、それは自己形成されたものではない)による。

 注釈;シュタイナーの、この黄金分割の解説は、現代数学、とくに現代工学に多大な影響を与えているカオス工学、あるいはそのフラクタル理論を予測するものである。フラクタル理論やカオスは、自然観察からはじまっている。

 シュタイナーは、黄金分割は、自然、つまり空間の性質を構築する元となる秘術といっているので、フラクタルやカオスの根底に黄金分割が潜んでいる可能性が挙げられるであろう。

 フラクタルやカオスを形成する変換は、俗にパイコネ変換と呼ばれ、自然の単調な繰り返しから、多様性を生じる基になる数式と考えられている。これとは多少異なるが、バックミンスターフラーは、自然は、単純なものから最も多様性のある合理的かつ経済的創造を行っているというようなことをいっている。フラーはこのことをクリティカルパスと呼んでいる。

 老子にも「自然は最小のものから最大をつくりあげており、そこには少しの無駄もない」とある。

 シュタイナーは、以上のこれらの知識を、霊能力から得たというようなことを言っている。そして、太古人は、既にこのようなことを充分に認識していたという。太古人は、神々から、これらの知恵を授かり、実際に多くのことを成し遂げたという。

 残念ながら、人類は、これらをあまりにも利己的に用いたので、自然の破壊を招いてしまったという。それが何度もいうが、アトランティスの水没であり、大気から、水を取り出してしまったという(恐らく、水の電気分解の逆のことだろう)。そのかわり、人類は、いまのような物質世界を、輪郭をもって、クリアにみることができる意識を獲得したという。





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Last updated  2007年06月22日 22時37分32秒
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