シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2007年08月16日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 これまで、鷲に代表される高いところの動物、ライオンに代表される中間の位置の動物、牛、雌牛に代表される地上の動物、これらの動物たちの関係について学んだが、今回は、正にこれら動物界を代表するものたちに対する、人間の内的な形態上の関係から明らかになる観点から、他ならぬ人間と宇宙との関係に注目する。

 鷲に代表される、空の動物たちが、その特殊な力を引き出してくる領域、それは霊的に、この動物全体を頭部組織にする、と以前言及した(大気の)領域へと、視線を上げてみる。このような領域を見上げてみると、この動物が、この動物足りうるのは太陽光に貫かれた大気の御蔭であることがわかる。

 空の動物の生存は、主に太陽光に浸透された大気の御蔭であるということを通じて、太陽光に貫かれた大気は、いわば、この空の動物により引き寄せられる全てであるといえる。以前、霊的な翼の形態化は、この大気に由来するといった。この空の動物は、いわば大気の本性を、外的なもののなかに有しているといえる。

 外界が、この動物から作り出すものが、この空の動物の翼のなかに具現されている。そして、この太陽光に貫かれた空気(大気)から作り出されるものが、鷲の場合のように、外から本質へともたらされるのではなく、人間の神経組織のなかから刺激されるように、(人間の)内部において刺激されると、思考、いわゆる瞬間の思考、直接的な現在における思考が生じる。

 マクロ宇宙にある太陽光に満ちた大気は、地上では、鷲の翼となり、人間内のミクロ宇宙では、瞬間の思考になる。

 霊的宇宙言語;太陽光に満ちた大気(鷲の翼、瞬間の思考)

 さて視線を、このような観察により、明らかになる全てから、ある意味、重しをつけて、高い所へと向けてみると、正に、鳥という生物のなかに、静止している大気とその大気へと流れ込む太陽光が示される。しかし、このような場合にも、太陽自体(本性)を観察することはできない。太陽というものは実際、宇宙の様々な領域と関係を結んでいくことを通じて、その力を保持しているからである。

 この関係は、人間が、これまでの霊的言語の認識をもって、太陽の作用を、いわゆる獣帯(黄道十二宮)と関係づけることにより表わされる。

 従って、太陽の光が、獅子座、天秤座、蠍座から地球に落ちるとき、その太陽光は(その都度)地球にとって異なるものを意味する。太陽はまた、この太陽系の他の惑星によって強められるか、弱められるかによっても、地球にとっては、異なった意味を持つ。



 さて、鷲の生体機構に注目するとき、とりわけ、太陽と土星、木星、火星との共同作用を通じて、太陽の力がどれくらい修正されるか、強められたり弱められたりするか、ということを見なくてはならない。伝説では、「鷲はユピテル(ジュピター)の鳥である」、と語るのもいわれのないことではない。

 木星(ユピテル)はそもそも外惑星を代表するものとして存在しているからである。この場合重要なことを図式的に示すなら、万有において、宇宙において、土星が占める領域、木星が占める領域、火星が占める領域を指し示さなくてはならない。

 目の前に、土星領域、木星領域、火星領域を置いてみる。すると、土星、木星、火星の太陽領域への移行を見出し、いわば、太陽系の最も外部に、太陽、火星、木星、土星の共同作用が得られる。

 そして、空中を輪を描いて飛ぶ鷲をみるとき、次のように言うなら、全くの1つの真実を語ることになる、
 「太陽から大気を貫いて流れ込む力、従って、太陽と火星、木星、土星との共同作用から成り立つ力、これが、鷲の全形態、鷲の本質のなかに生きている力である」、と。

 鷲の本質=太陽と火星、木星、土星の共同作用

 しかし、この力は同時に人間の頭の形成のなかにも生きている。だから、人間をその真の存在に関連づけ(地上では人間はミニチュア像として存在しているといえる)宇宙のなかに据えるなら、頭に関しては、人間を鷲の領域に据えなければならない。

 つまり、人間というものは、その頭に関しては鷲の領域に置いて思い描かなくてはならず、それによって上へ向かう力と関連するものが人間のなかに与えられる。





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Last updated  2007年08月16日 20時47分59秒
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