シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2007年08月18日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 獅子(ライオン)は、本来の意味での太陽の動物で、太陽が、いわば自身の力を展開する、太陽の動物を代表している。

 獅子(ライオン)が最もよく繁殖するのは、太陽の上(天動説;地動説だと地球の外)にある星々(火、木、土)と、太陽の下(天動説;地動説だと地球の内)にある星々(月、水、金)が、太陽に対して影響を及ぼすことが最も少ない配置にあるときである(地球に金が生成するのも同じ配置)。

 このとき、以前述べた奇妙なことが生じる。

 つまり、大気を貫いてくる太陽の力が、獅子(ライオン)のなかの、呼吸組織を正に活気づけ、この呼吸組織のリズムにおいて、血液循環リズムと、数(静的)の一致によるのではなく、そのダイナミズム(動的)によって、完全に均衡状態にする。

 この呼吸組織のリズムと血液循環のリズムの均衡は、獅子(ライオン)において見事に均衡している。

 獅子(ライオン)は血液循環に呼吸抑制を対置し、血液循環は絶えず呼吸の流れを刺激する。この事は、その形の通りに、獅子(ライオン)の口の形態のなかにも見ることが出来ると以前に述べた。獅子の口には、血液リズムと呼吸リズムの驚くべき関係が、その均衡の形の通りに現われている。

 この獅子の口はまた、自らのうちに安らぎつつも、大胆に外に向けられているものを意味する。

 獅子(ライオン)の独特の眼差しからも見て取ることができ、けれども、この獅子の眼差しのなかに生きているもの、これはまた、人間本性の他の要素、つまり頭部組織と、新陳代謝組織とを連結する、人間の胸部、或いは心臓組織、律動的組織のなかにも生きるものである。

 従って、本来の太陽作用というものを、眼前に置いてみると、太陽領域に従って、人間の胸部、つまり心臓と肺を、太陽の活動範囲のなかに置くように、人間を描かなくてはならない、すると、この領域に人間の獅子性質が得られる。



 次に太陽系の内惑星、地球に近い惑星へと移ると、まず水星領域に至る、これは、特に人間の新陳代謝系、新陳代謝組織の精妙な部分に関わるもので、そこでは栄養分がリンパ性の物質に変成され、更にそれが血液循環のなかへと送り込まれる。

 水星領域;新陳代謝組織(栄養分→リンパ性の物質)

 更に進むと、金星作用の領域へと至る。人間の新陳代謝系の粗雑な部分、人間の生体組織に取り入れられた食物が、胃からの加工へと至る。

 金星領域;新陳代謝組織(胃からの消化)

 更に月の領域へと進む。このような体内の消化の帰結を、今日天文学で通常行なわれているように描写しているが、別の描写でも可能だが、ともかく、月領域に至り、月と関係する新陳代謝は、そのプロセスのなかで人間に作用し、人間は月の作用領域に至る。

 月領域;新陳代謝(消化の帰結)

 このようにして、人間を全宇宙のなかに据えた。太陽が、水星、金星、月と一致して実現する宇宙的な作用へと向かうことにより、更に、以前まとめた意味で、雌牛によって代表される動物を受け容れる力を含む領域へと入っていく。

 ここで得られるのは、太陽が自身のみにより造るものではなく、太陽の力が地球に近い惑星(水、金、月)を通じて、正に地球にもたらされるときに、太陽が造るものである。これらの力が全て、大気を貫いて流れ込むだけでなく、地球の表面に様々な仕方で浸透すれば、これらの力は地上へと作用する。そしてこの地上へと作用するもの、これは、正に雌牛の生体機構のなかに、外的に具現するのを見る領域、そういう領域に属しているものである。





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Last updated  2007年08月18日 22時25分44秒
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