シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2007年10月31日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 外界は、人間内部と照応し、人間内部は精神からなっていることがわかれば、外界、つまり自然のなかにも、人間の内部の精神、霊的存在が照応していることがわかる。

 「自然の内部に創造霊は入り込まない」(「自然の内部に…」:ベルンの医師、詩人、植物学者アルブレヒト・ハラー(1708-1777)の教訓詩「人間の徳の虚偽」のなかの箴言。ゲーテはこの箴言への反論として「勿論、物理学者に」という詩を書いた、ゲーテ詩集「神と世界」の部にある。)と言う者は、この「外界の至る場所に自然の内(霊;精神)部が存在している」、ということを知らないだけである。

 人間全体を、その内部存在に従って研究するには、外の宇宙において、活動し、生きるものを理解するときである。同様に、人間を、頭から四肢まで研究するには、外界に存在する生命体を研究するときである。

 このように、外の宇宙と、人間の内部は、完全に補完し合って、全体を成し、更に、次のような構図が描ける。

 その構図とは、大きな円があり、大きな円は、円全体の力を中心の一点に集中する。大きな円は内部にそれより小さな円を作り出し、中心点から小さな円全体の力を放射するものである。小さい方の円は更にもっと小さい円を形成し、内部にある円が、その円を放射するというような入れ子の構図である。

 このような円が、また(それより小さな)円を形成し、人間の元になるものは、外に向かって放射し、人間の外面としての円は、宇宙の内部の円に触れる。我々人間の感覚が、宇宙と出会う処では、人間に関しては、内から外へと出ていくもの(放射)が、宇宙に関しては、外から内へと向かうもの(集中)に触れる。

 放射(分裂);内から外に向かう小さな円である人間
 集中(融合);外から内に向かう大きな円である宇宙

 このような意味で人間は小宇宙であり、マクロコスモスに対するミクロコスモスである。しかも人間は、このマクロコスモスの驚異と秘密全てを内包し、ただ、その展開の方向は、マクロコスモスとは、正反対である。






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Last updated  2007年11月01日 20時11分45秒
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