シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2007年12月11日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 更に、火存在(サラマンダー)たちに移ると、蝶の翅(はね)の鱗粉は、死にゆく蝶と共に融けてなくなるようにみえるが、鱗粉が、融けてなくなることはない。蝶の翅から飛散する鱗粉は、最高に霊化された質料である。

 この最高に霊化された鱗粉全ては、地球を取り巻く熱エーテルのなかへと、極小さな彗星のように飛び去っていき、いわば、鱗粉の1つ1つが極小の彗星のように地球の熱エーテルのなかへ飛んでいく。一年の経過のなかで、蝶の世界が終焉を迎えるとき、キラキラと煌めきながら、鱗粉全てが、内的な煌めきとなる。

 そして、この鱗粉の煌めきのなかに、火存在(サラマンダー)たちは溢れ出し、これを吸収する。火(サラマンダー)存在のなかで、鱗粉はキラキラと煌めき続け、火存在(サラマンダー)もまた憧れを持つ。

 火存在(サラマンダー)たちは、このようにして吸収した鱗粉を、高次へと運ぶ。そして(既に以前、別の側面から描写したが)、蝶の翅から火存在(サラマンダー)によって、外へと運ばれた鱗粉が、宇宙空間へと煌めき出る様子が見られる。

 しかし、鱗粉は外へと煌めき出、流出するだけでなく、地球に関する高次ヒエラルキア(天使)の霊たちの本質的な眼差し(視覚)を生み出すものでもある。高次ヒエラルキア(天使)の霊たちは地球を眺めて、地球に関して主に、この火存在(サラマンダー)によって運ばれていく蝶-昆虫存在を見る。そして火存在(サラマンダー)たちの最高の歓喜は、高次ヒエラルキア(天使)の霊眼の前に置かれ、あるがままの自分を感じ取られることにある。

 火存在(サラマンダー)たちの最高の歓喜は、見られること、いわば、高次ヒエラルキア(天使)の霊的な眼差しに受け入れられることなのである。火存在(サラマンダー)たちは、高次ヒエラルキアを目指して進み、受け取られ、地球に関する知をもたらす。

 以上、これらの元素(精霊)存在たちが、いかに地球と霊宇宙との媒介者であるかがわかるだろう。

 高次ヒエラルキア(天使)の光の海・炎の海のなかで、糧となって消えて行き、燐光を発し上昇するウンディーネたちの光景、呼吸されるジルフェ(シルフ)たちの上へと煌く緑がかり赤みがかった稲妻、そこでは地上的なものが絶え間なく永遠のものへと転じていき、そして、行為し続ける火存在(サラマンダー)が永遠で在り続ける。

 地上では、鳥たちの死が生じるのは一年のある時期だけだが、火存在(サラマンダー)たちは、目に見えるものを、いわば一年中ずっと宇宙万有へと注ぎ出すよう気を配っている。このように地球は周囲に一種の火のマントを纏っている。外から見ると、このマントは火のように見える。



 ウンディーネたちにとって、水は、その中で燐光放射を感じ取り、それを自分のなかに吸収し、体験することのできる世界である。ジルフェ(シルフ)たちにとって、死にゆく鳥の世界から発する空気のアストラルは、従来よりも、ずっと鋭く煌く稲妻となるもので、ジルフェ(シルフ)たちには、通常、鈍く青みがかった稲妻にみえる。

 そして、また蝶存在の死滅も、いわば地球を火の外皮のように、絶えず覆い続けるものとなる。この蝶の死を、霊的に観照すると、いわば地球は素晴らしい火の絵画に取り巻かれているようにみえる一方で、地球から見渡すと、他方に、煌く稲妻、燐光を発し消えていく、ウンディーネたちがいるようにみえる。

 これら全ては、あたかも、次のように、みえるものである。

「この地球上では、これらの元素(精霊)霊たちの生き生きとした営みがある。これら精霊は、上方を目指し、地球の火のマントのなかに消え去る」、と。

 しかし実際には、元素(精霊)霊たちは消滅するのではなく、高次のヒエラルキア(天使)の存在たちの中へと移行することで、そこに自分の永遠の実在を見出すのである。





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Last updated  2007年12月11日 20時16分35秒
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