シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2007年12月26日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 では、まず人間が地球から摂取するものを除外し、人間の新陳代謝機構、勿論、地球が進化することにより、何度も組織化される間に、再形成されたが、新陳代謝の原基は、月紀から得られ、つまり人間の皮膚内部で、狭義の新陳代謝として生じる現象、この場合、排泄も、新陳代謝とみなす必要があるが、この新陳代謝を取り上げる。

 すると、新陳代謝は、食物摂取により、絶え間なく変化させられているといえる。最初、人間の外にある食物が、人間のなかに入り込み、新陳代謝組織に組み込まれる。

 この新陳代謝組織は、自然環境に存在するものを、人間のものへと加工する。

 鉱物質は全て熱エーテルに近づき始め、植物質は全てガス状-空気状-蒸気状のものに近づき始め、動物質は全て、特に固有の動物質として生み出されたものは、水状(液状)に近づき始め、そして、本質的に人間的なものを、組織されたフォルム(幽体)形成として、固体的なものに形成する。

 これら全てが、その傾向に従って、新陳代謝のなかにある。新陳代謝は、この点において極めて興味深い。

 新陳代謝を呼吸まで上昇し追求すると、人間は、体内の至る所に見出せる炭素を自ら形成することがわかる(炭素は、中世では、賢者の石と呼ばれた)。

 炭素は酸素の来訪を受け、炭酸に変化させられ、炭酸を人間が吐き出す。炭酸は炭素が酸素と結びついたものである。呼吸を通じて、吸い込まれた酸素は炭素に襲いかかり、炭素を自らのなかに取り込み、人間は炭酸、つまり酸素が炭素と共に成立させた化合物を吐き出す。

 しかし、息を吐き出す前、炭素は、いわば人間の性質の善行者となっている。というのも、炭素は酸素と結びつくことで、いわば血液循環を引き起こすもの(非リズム)を、呼吸が、血液循環から作り出すもの(リズム)に結びつけ、炭素は人間の生体機構の善行者となるからである。

 というのも、炭素は、人間の生体組織を去る前に、生体組織全体にわたってエーテルを循環(流出)させるからである。物質科学は単に、炭素は炭酸とともに吐き出される、と言うだけだが、これはその経過(プロセス)全体の一面(表面)にすぎない。



 このエーテルが、人間の生体機構を、精神的(霊的)な影響に対して、適度に開かせ、宇宙からのアストラル-エーテル的作用を受け容れるものにする。

 このように、炭素が後に残すエーテルによって、宇宙の衝動が(人体に)引き入れられ、人間を形成するように働きかける衝動、例えば人間の神経組織を、思考の担い手になれるように準備する衝動が引き入れられる。

 このエーテルは絶えず人間の感覚を生じ、例えば、眼の感覚を生むには、眼に浸透する必要があり、眼が見えるようになるには、眼が外の光エーテルを取り入れることができるようになる必要がある。

 つまり、宇宙を出迎えることのできるエーテルの広がりを、我々人間がもつことができるのは、炭素の御蔭である。

 (だから、中世では、炭素を賢者の石と呼んだ。エーテルは、エリクサーと呼ばれる霊薬のことで、錬金術とは、血液循環の非リズムと呼吸のリズムを結びつける作用、つまり物質に、エーテルの流れをもたらし、宇宙の生命衝動、つまりアストラル-霊魂を受け入れる状態にすることをいう。
 肉体という物質体に、霊魂を宿らせるには、エーテルが必要で、それには炭素、つまり賢者の石が必須なのである。生命がエーテルであれば、炭素は、生命の素なのである。)





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Last updated  2007年12月26日 21時58分35秒
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