シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2008年01月16日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 人体組織が、外界からの摂取物を熱エーテルに変換できなければ、鉱物質は人体組織のなかに沈殿し、熱へと移行させられる前に、重い地球物質になってしまい。そして、人体組織に疎遠なままの無機的物質として人間の組織に残ることになる。

 このような事が起こるのは、例えば、鉱物化されて(これは元々は有機的だが)、糖として人間のなかに生じるものを、人間が熱エーテルの揮発性にまで至らせることができないときである。すると、それは、全生体組織全てに関与していれば、もたらされるはずの状態(熱エーテル)になる前に、体組織のなかに沈殿し、厄介な糖尿病が起こる。

 つまり、どの物質の場合にも、無生命体は、例えば、食塩を食べるときのように既に物質を形成しているか、砂糖の場合のように、後に無生命となるかいずれかだが、この無生命体を人体組織がどの程度、熱質料にまで至らせることができるかに注目し、この無生命体が熱質料にまで至るとき、地上に根を下ろした生体組織のなかで、霊的宇宙との結びつきを見出す。

 糖尿病の場合に生じているような、人間のなかの未加工なままに留まっている沈殿はいずれも、その人間が自分のなかにある物質の為に、宇宙の霊性との結びつきを見出せないでいる、ということを意味している。

 この事は、外から人間のなかに入るものは、内部で人間によって完全に加工し尽くされる必要がある、という普遍的原則の個別的適用の1つにすぎない。ある人の健康に配慮するならば、特に、外界にあるような状態のままに留まるもの、最も僅かな原子に至るまで人体組織によって、加工され得ないものは、何1つ人間のなかに入っていかないように注意を払わなければならない。この事は単に物質だけに関わることではなく、例えば力にも関係している。

 外界の熱、物を掴むときに感じる熱、空気の持つ外的な熱、これらの熱は、それが人体組織により取り入れられるとき、変化させられ、実際に人間のなかの熱が、外界とは別レベルにあるような、状態になる。外界の熱が持っている熱レベルは、人間の体内に取り入れられると、内的に幾分変化させられなければならず、外界の熱のなかの、まだ体内の熱になっていない部分はどこでも、生体組織が介入していく。どんな最小の熱量にも生体組織が介入していく必要がある。

 例えば、次のような場合を考える、

「寒いなかを歩き、寒気があまりに大きい為、もしくは寒気が空気の流れ(動き)や風となって揺らぐ為に、(人体に)必要とされるほど迅速に宇宙の熱を、自身の熱に変化させることができない」、と。

 この場合、(人体はいわば)外から暖められる一個の木材か、石のように宇宙の熱により暖められる、という危険に陥る。



 これが風邪の内的な経過である。風邪とは、生体組織によって占有されなかった外界の熱による中毒なのである。





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Last updated  2008年01月16日 20時37分30秒
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