シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2008年01月22日
XML
カテゴリ: 神秘体験空間
 地球の進化史において、植物の根の中に存在する素養は、常に、月がまだ地球と一緒だった時代に、素質を与えられたということに至れるなら、なぜそのような素養なのかの理解を学ぶ必要がある。月がまだ地球と共にあった時代には、地球体内部の月に固定された力が、非常に強く作用した為、植物を、ほとんど根だけにしてしまったのである。

 月がまだ、地球のなかにあって、地球が、いまとは全く異なった実質をもっていたとき、植物の根は非常に力強く下方に向かって伸びていた。この事は、いわば次のように言うことができる、

「下へ向かって植物-根が力強く伸びていた。そして上に向かっては、植物は宇宙万有を仰ぎ見ていただけだった」と。

 細かい繊毛のように、植物は宇宙万有への衝動を送り出していた。だから、次のように感じられる、

「月がまだ地球と共にある間、この月は、地球体のなかに含まれていた。この月の諸力は、植物を地上に繋ぎ止める」、と。

 そして、当時植物のなかに移し入れられた素質が、その後も、植物の中に原基となって留まり続けた。

 ところが、月が地球を去った時期以来、植物の以前の小さな僅かな衝動が、遥かな宇宙を伺い見る衝動のうちに、彼方への憧れ、宇宙万有の光の彼方への憧れが開き、そして、花が生まれた。だから、いわば、植物界にとって、月が出ていくことは一種の解放、正に解放だった。

 とはいえ、この場合も、注目すべきことは、地上のものは全て、霊のなかに起源を持つということである。

 古い土星の時代(著書『神秘学概論』での記述を参照)地球は完全に霊的で、ただ熱エーテル的な要素のなかにのみ生き、全くの霊体であった。地上は霊から形成されてきたというわけである。



「霊性から、地上的-物質的なものが発生したことにより、植物は生成できた」と、植物は語っている。

 けれど、地球が月の重荷から解放されるとすぐに、植物はまた光の彼方に戻ろうと努める。

 さて、我々人間が植物質を、食物として摂取するとき、植物が外界の自然において、既に始めたことを正しく継続する機会、それは宇宙の光の彼方だけでなく、宇宙の霊の彼方にも戻ろうと努める機会が、植物に与えられる。

 従って、我々人間は、以前述べたように、植物質を、空気の性質へ、ガス的なものにまで駆り立てなければならず、植物質が光-霊の彼方への憧れに従うことができるようにしなければならない。

 人間は、草原に出かけ、草花、植物の花々から、それらが光を求めていることを見て取る。人間は植物を食べる。人間はその内部に、外の環境とは全く異なる世界をもっている。植物が外部で、花々のなかに憧れとして顕現させているものを、人間は自分のなかで成就させることができる。

 (植物は、人間のなかで、消化され、光を含んだ空気になり、天の霊性と呼応して昇天する)

 我々人間は、自然のなかに広がっている植物の憧れの世界を見る。我々人間は植物を食べ、この憧れを、人体のなかで精神的(霊的)世界に対峙させる。我々人間は、植物がより軽い空気界のなかで精神的(霊的)なものに向かっていく可能性が得られるように、植物を空気界へと高めなければならない。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008年01月22日 21時00分13秒
コメント(0) | コメントを書く
[神秘体験空間] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: