シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2008年08月07日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 では、ある人が他の人々からの影響や、外界からの印象を受け取るとき、当人に働きかけているものとは何なのか?

 魂に絶えずポジティブな性格を与えているものが1つある。それは、現代人にとって、その発達(進化)段階に関わらず、人生の中で生じる、あらゆる状況、或いは関係を明らかにする健全な判断であり、合理的な検証である。

 この反対が、健全な判断の喪失であり、ポジティブな性質による防御が破られるような形で、印象が受け取られる場合である。ある種の人間活動が、無意識の中に落ち込むとき、しばしば通常の判断が意識的に行使されているときよりも、強力な影響力を、人々に及ぼしている状況を観察できる。

 不幸なことに、特に、人智学的運動にとって不幸だが、精神世界に関する事実が厳密に論理的な形態で、つまり、それ以外の生活領域においては、よく認知された形態で示されるとき、人々は、それから逃げ腰になる傾向がある。彼らは、そのような事実が原因と結果の合理的な関係において示されるのを、シックリとこないように思う。

 一方、人智学的情報が、彼らの判断を喚起しないような形で伝えられるときには、遥かに容易に反応する。合理的な言葉で伝えられる精神世界についての情報には究めて疑り深い反面、漠然とした力によって吹き込まれた霊媒から聞いたことは、何でも信じ込む人たちさえいる。

 自分が何を言っているのか知らず、自分が知っている以上のことをしゃべる、これらの霊媒たちは、自分が何を言っているのかを正確に知っている人たち以上に多くの信者たちを引きつける。少なくとも半意識状態にあり、明らかに何か別の力に捉えられている人でなければ(このように言われるのをよく耳にするが)、どうして精神世界のことを、我々に告げられるだろうか?

 これは、精神世界から引き出された事実を「意識的に」伝えることに反対する理由としてよく言われることである。健全な判断に基づき、合理的な言葉で伝えられる情報に注意を払うよりは、霊媒に走る方が遥かに一般的である理由が、これである。

 精神世界に由来するものは何であれ、意識を排除された領域へと突き落とされるとき、魂のネガティブな性格に働きかける恐れがある。何故なら、このような性格は、意識下の暗い深みからの影響が、我々に迫るとき、いつでも前面に出てくるものだからである。

 綿密な観察が示すように、比較的愚かな人物が、そのポジティブな性質のおかげで、知的人物に対し、もし、その知的人物が意識下の暗闇から現れる、あらゆるものに印象づけられやすい性格であれば、強い影響力を持つことがよくある。



 (例えば、改革の中身や意味さえわからなくても、改革を信じて、改革と唱える者に、人々は影響されてしまう。数年前の熱に魘された小泉改革を思い出す。小泉改革は、単なる地域社会の破壊だけに終わった感がある。)

 この事に更に一歩踏み込むなら、ある顕著な事実に至る。単に、僅かな理性を見せないだけでなく、心の病に罹り、混乱した状態から湧き出るような言葉を口にする人について考えてみる。彼が病気だと気づかれない限り、繊細な性質を持った人に対し、普通ではない強い影響を及ぼすだろう。

 (小泉総理は、一種の病気だったと気がつかれなかったので、異常な強い影響を及ぼした。いまから、考えてみれば、彼の言動全てが、理性を失ったものであることがわかる。人生いろいろ、自衛隊が行ったところが安全地域だとか、妄言病といえるようなものだった。)

 このような全ては人生の叡知に属している。ポジティブな性質を持った人間は道理に対して開かれず、一方、ネガティブなタイプの人間は、しばしば、自ら締め出すことのできないような非合理な影響に左右されやすい、というようなことに気づかない限り、正しく理解できない。緻密な心理学は、これらの事柄を考慮しなければならないだろう。





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Last updated  2008年08月07日 21時02分20秒
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