シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2008年10月07日
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カテゴリ: 軟弱日本を斬る!
 株価下落で深刻な不況のなか、日本人がノーベル物理学賞をとったことで、少し巷は浮かれ気分のようでもある。

 南部陽一郎の名は素粒子物理のなかでは知らぬ者のない位、有名である。理論の教科書には、必ず出てくる名であるからで、南部-後藤の弦といったら、超弦理論に先がけて、原子核モデルで、試みられた弦という意味で斬新的な理論だが、残念ながら、実験結果を表現できずに、歴史の闇に葬られた。

 対称性の破れは、素粒子理論を、数学的モデルで構築する際の指標となる原則といえる。数学モデルは、保存性を要請するので、保存性が破れるということは、新たなる斬新性を数学モデルに反映させなければならないということで、モデルを革新させる際の杖となるからである。

 ゲルマンが、原子核のなかの陽子や中性子が、3つのクォークからなると言い出して、QCDという量子色力学が生まれたが、それだけでは解決できない矛盾が多々あった。最も有名なのが、数学モデルを構築する上で、発散という計算上で、無限大が生まれてしまう漸近的自由性と呼ばれる問題である。

 簡単にいうと、クォークが原子核から出たがらない、引き篭もりの現象のことをいう。引き篭もりも、家のなかでは自由に暮らしているのに、家の外にはなかなかでたがらないというのと似ているのである。

 ニートは引き篭もりの傾向にあるが、この際、ニートをクォークと呼んでもいいのではないだろうか? 余談だが、クォークは、原子核を構築するように、ニートも自宅でできる仕事を与えればいいのではないだろうか?

 この性質を、南部-後藤の弦は、表現したものだったと記憶している。しかし、今回の受賞は、もっと教科書に近いというか、広く一般的に知られた、超電導の理論にも使われている「対称性の破れ」である。

 なんだ、今更、受賞なのかという半ばあっけにとられた時代錯誤的な感がなきにしもあらずといえる。当人たちも、まるで浦島太郎のように爺ばっかである。

 教科書に載っている名前の本人をはじめてみたという感じでもある。



 つまり、そのことで、両側にあるスプーンの対称性が破れてしまい、ある規則が進むことを意味する。この「対称性の破れ」を用いて、質量の発生機構を考えたのが、俗にいうヒッグス機構というものである。

 世界の加速器実験所では、といっても、核兵器や原子炉よりも少ない、僅か数ヶ所なので、ヒッグス粒子を血眼になって探しているが、そのうち、みつかるともいえない。

 さて、小林-益川理論は、ゲルマンのクォーク理論をQCDにまで拡張したもので、原子核を構築する陽子や中性子、それらを結びつける中間子が、クォークからなることを、対称性の理論を用いて3世代とし、計6つとし、標準模型(スタンダードモデル)を構築する際の主となった理論であることは、どの教科書でも書かれているところである。

 標準模型には、小林-益川行列というのがあるのだが、なんだか狐につままれたような数式であった記憶がある。当時は、誰もがノーベル賞をもらってもおかしくない当たり前の原則のように考えていたが、なぜ、3世代なのかは、誰もわからなかった。

 当時は、原子核にはあまり興味がなかったので、なんせ、当時は夢追い青年だったので、なかば完成された、教科書に載るような理論はどうでもよく、超弦理論、つまり重力理論に血眼になっていたから、古臭いイメージしかなかったからでもある。若者故の反骨精神満々だったわけである。

 なんとなく、安定志向の御老体は原子核、波乱万丈の若手は重力という棲み分けがなされたいたような雰囲気があった。

 その後も、原子核ではなく、ニュートリノのレプトンの軽薄な方向に流れていったので、あまり原子核にはよい記憶はないが、原子核は格子ゲージ理論がいまでは主流とも聞くが、もはや、物理の物質からは出て行っているので、どうでもいい話ではある。

 しかし、改めて、今回の賞のニュースをみてみると、小林-益川の両者は名古屋大の坂田研にいたということなので、原点は、有名な坂田モデルという八道説から派生しているのではないかとも、今更ながらに思える。

 確か、坂田モデルはあらゆる原子核を、八個の組み合わせで網羅し、説明しようとするものだったと記憶している。仏教の八正道とは似て非なるものである。仏教のものは、八つの修行法により、覚者になろうとするもので、秘儀参入法であり、物質構築を表現するものではない。

 いうなれば、精神の構築法が八正道で、原子核の構築法が八道説である。

 それにしても、教科書に載っている名前の本人をはじめてみて、あんな顔をしていたのか?

 憧れたアニメの主人公の声優の顔をみたという感じでもある。なんだか、古き良き、懐かしい昔をみた感じでもある。ただし、原子核には目がむいていなかったことは確かである。弦ばかりみていた。

 その後、素人さんに弦をレクチャーされて面食らったことは多々あった。超弦理論や量子力学は専門家よりも、恐らく一般人の方が知名度では有名な理論なのだろう。そういうときの私の答えは、「知りません、そんな理論」であった。

 その応えは、夢を壊していけないからである。教育上、安易に答えを他者から教わるのはよくない。依存心が生まれてしまうからである。また自分が思ったことを自分で追求するのがよいと思うからである。わざわざ説明するのが億劫という感が丸っきりなかったとはいえないが…。





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Last updated  2008年10月07日 23時27分13秒
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