シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2008年10月30日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 注意すべきことは、鳥類は、膀胱と大腸の発達が不十分な為、摂取と排泄との間に絶えず持続的な平衡状態を保つこと(摂取と排泄がほぼ同時に行われる)である。鳥は飛翔しながら排泄できる。鳥は食べた残りを体内に留め蓄積することはない。鳥には食物を蓄積する機会がない。

 もし鳥が食べた残りを体内に蓄積すれば、即座に病気になり、鳥の体をダメにしてしまうだろう。我々が人間である限り、物質的な人間である限り、いわば(今日的な見解に沿って言うなら)鳥よりも進化したわけだが、もっと正確に言えば、鳥よりも(大地の)下方に降りてきたといえる。

 鳥は実際、腸菌群落に対して激しい戦いを展開する必要はない。高等動物や人間には必要な、この腸菌群落が鳥の体内には全く無いからである。けれども、人間の高位に置かれた活動というか、例えば以前述べたエーテル的存在を変化させる活動や、光を変化させて変容に導く活動に関しては、鳥と同じ位置に立っているといえる。

 人間は物質的な膀胱と物質的な大腸をもつが、これらの器官に関わる、エーテル体に関しては、鳥なのである。実際、このエーテルのような器官は宇宙においては、動(力学)的に存在しない。エーテルに関しては、人間も光を受け取って直接加工し、排泄物として、また排出するということに依っているのである。

 このエーテル器官に支障が生じると、この支障に対応する器官がないため、健康を損なう以外に、支障無しに耐えることはできない。だから、この小さな脳を備えた鳥を観察する際に明確にすべきことは、鳥は、人間よりも精妙な、マクロコスモスの生体組織の写像である、ということである。

 従って、人間を、鳥よりも下方に降った、粗雑な組織に写し取られた、(鳥の)精妙な組織というような観点から研究すれば、マクロコスモス的に鳥の世界の出来事を研究する必要が生じるだろう。

 ただここで言っておきたいことは(これは括弧付きで述べるのが望ましいが)、人間が物質的組織において、鳥類に比較してもつ特性を、そのエーテル的組織においても、同様に持つとしたら、実際、人間の生活は悲しむべきものになるだろう。なぜなら、エーテル的組織は、物質的組織のように、外界から遮断できないからである。

 もし、エーテル的組織を外界から遮断できると、変容光を貯蔵する時には、同時に、恐らく、変容光を感じとる臭覚器官が存在することになり、人間の共同生活は、かなり悲惨な状態になるだろう。最も、これは括弧付きで述べるべきことである。羊を死後解剖して、その内部の匂いを嗅いだときに経験するのと同じことが起こるからである。

 一方、(遮断できない)エーテル体的存在に関しては、実際、人間として、互いに向き合う形でも、例えば腐肉を食する鳥でさえ、その鳥を解剖した際に不快な匂いを発散しないが、この不快でない匂い(勿論、比較的、相対的に言えるだけだが)に比較できるように、不快ではない。



 つまり重要な事は、外の植物相と動物相に生じている事と、人間の生体組織のなかでの、腸内の動物相と植物相で生じ、それらを克服する存在との対応を調査することである。そして、何らかの薬と器官との関係を確定したなら、いままで展開してきた一般的な特徴付けから、次回以降の講演での個別的な特徴付けへと進んでいかなければならない。





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Last updated  2008年10月30日 21時12分51秒
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