シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2008年11月05日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 一面において、植物化の出現に対抗する戦いを、循環プロセスのなかに見つけることで、人間内部の、つまり腸内の動物相及び植物相の克服へと進んで行く必要があるように、下部から出発して、本来の(上部の)神経-感覚人間へと進んで行く必要がある。

 この神経-感覚人間は、人間の生活全体にとって、通常考えられているよりも、ずっと重要である。科学が、抽象に高められた為に、次のような事を、適切な方法で考慮する可能性が全く失われてしまった。

 この神経-感覚人間を通じて、例えば、光と、光に結びついた熱とが、(体内に)入り込んでくるが、この神経-感覚人間は、内的な生活と密接に関係している。なぜなら、光と共に入り込んでくる計測不可能な存在は、諸器官において変容させられる必要があり、そして、この計測不可能な存在は、計測できる領域に存在するものと同様に、器官を形成することを、考慮する可能性を失ってしまった。

 神経-感覚人間が、人間の組織化にとって特別、意味を持つことは、全く考慮に入れられていない。

 下部人間のなかに、より深く下降していく場合、腸内植物相の形成力から、腸内動物相の形成力へと下降していくが、人間の上部へと昇っていく場合は、内部植物相を克服する領域から、人間のなかの絶えざる鉱物化、いわば人間の硬化を克服すべき領域へと上昇する。

下方へ下降する場合;腸内植物相→腸内動物相
 上方へ上昇する場合;内部植物相の克服領域→鉱物化、硬化の克服領域


 ここで、いわば外見的に、頭部の骨化が他の部分より顕著であることから見ても、人間は上へ向かって進化するほど、器官を通じて、正に鉱物的になる傾向が強まるということを研究できる。

 この鉱物的になるということ、これは人間の生体組織全体にとって大きな意味をもつ。

 というのも、これは繰り返し留意すべきことだが(公開講演においても指摘してきたが)、人間を三つの部分、すなわち、頭人間、胴体人間、四肢人間という三つの部分に分けるとき、これら三つの部分が並列的で、外的空間のような境界をもつと考えてはいけないからである。



 この為、当然、頭ないし頭部人間にとって存在すべきものが、素質として、人間全体のなかに存在しているが、この人間全体における鉱物になっていく素質は克服しなければならない。

 今日の人間が、遺伝的霊視能力から導出されてきた古代の著作を紐解いても、いまでは何も理解できない分野というのは、正しくこの事である。

 なぜなら、結局、パラケルススの言う 「塩プロセス」 について読んでも(3)、今日、ほんの僅かな人しか、正当な意味を読み取ることができないからである。

 ところで、この 「塩プロセス」 というのは、丁度今特徴を述べている領域(鉱物化、硬化の克服領域)にあたり、 「硫黄プロセス」 というのが、その前に述べた領域(内部植物相の克服領域)にあたる。



下方へ下降する場合;腸内植物相→腸内動物相-硫黄プロセス
 上方へ上昇する場合;内部植物相の克服領域→鉱物化、硬化の克服領域-塩プロセス





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Last updated  2008年11月05日 20時56分33秒
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