シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2008年11月10日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 今回の考察において、病理学が治療のなかに浸透し、両者の間に橋を架ける特殊な領域へと、益々肉薄していくことで、いわば治療への処置の、一種の理想を示すことが可能でも、そのままでは、あらゆる場所で活用できないので、ありとあらゆる事柄への言及が必要となる。

 とはいえやはり、患者を治療するにあたり、考慮すべき、あらゆる事柄を概観すれば、個々の場合から、様々な事を引き出すことができ、少なくとも、断片的な診断結果からでも、病気に関して、いかに評価すればよいかを知ることができる。

 特に不可欠なのは、究めて特殊な場合でも、治療への処置に関しては、目の前にいる人間の全体像の認識の重要性に着目する事である。この人間の全体像の認識は、本来、常に、生の最も重要な契機にまで至るべきである。

 医療関係者が、信頼して、様々な話をしたこともあるが、そのようなときに、よく驚かされたのは、例えば、私(シュタイナー)が一寸、話した後すぐに、「その患者さんは一体何歳ですか」、と訊ねると、その人は、年齢を知らず、当の患者が何歳なのか説明できなかったことである。

 次回以降見ていくことだが、患者の年齢に関しては、かなり正確に知っておくことが、最本質の1つである。なぜなら、治療は、かなりの程度、患者の年齢に左右されるからである。

 そして、これまで、ある種の事柄に関して、ある場合には非常に良く効き、別の場合には効き目が無いという例が引き合いに出されたが、当の患者の年齢は、この効き目が無いことと、どう関係しているか、という問いは、上記のような発言に究めて近い。年齢における、作用の形については、治療にあたって何にも増して厳密に取り扱うべきことである。   

 更に、重要なのは次のようなことである。

「当の患者が、元々、どのような体格なのか、つまり背が低くてズングリしているのか、それとも、背が高くてヒョロっとしているのか」 、ということを常に正確に見定めておく必要がある。



 この表現は、やむをえないものだが(この表現に関しては、色々と考え込むが)、恐らくこのような、人間の実在の一部を、ともかくも表す表現、エーテル体云々といった表現を用いることには、(人智学徒以外は)全く馴染みがないだろう。

 このような表現を、人智学者ではない人々にとっても、多少とも好ましい表現により言い換えることも可能に思うが、それができるのは最後になるかもしれない。今のところは、更なる理解を深める為に、やはり、このような表現を用いることが必要な立場を堅持する。

 (エーテル体は、東洋哲学でいう、つまり漢方がいうところの、気孔や気である。古代中国の書籍には、大地に気が漲り、人間にも、天地にも気の流れがあることを、記したものが多い。気とは、4つの相互作用、つまり、電磁気、強い力、弱い力、重力といった物理力を発生させるエネルギーの源流を指すようである。

 河の流れに喩えると、源流の大河が、気で、そこから、系統図のように、支流の物理力に分かれていくようである。物理学では、この系統図を、対称性という群論を用いた表現で、数学的に記している。

 小林-益川行列は、素粒子論において、素粒子の種類を、群論で簡潔に表現し、三世代に、系統(エネルギー水準別に)発生していることを、記述したものである。

 シュタイナーは、古代中国の民族が、アトランティス文明の生き残りの種族の子孫たちで、アトランティス大陸は、気、つまりエーテル体の科学全盛の時代で、様々な悪しき人体実験や、悪い利用が行われたために、聖書で説かれるノアの大洪水のような破局を、次第に発生させていったといっている。

 ノアは、破局をいち早く知り、次の文明、つまり、我々の物質文明の種となる、当時の若い種族を集め、弟子にして、新たな契約の箱舟、文明の叡智を養い、つくったというのである。恐らく、この出来事から、三種の神器と、ケルビム、つまり叡智の箱の伝説が生まれ、有名なユダヤの過ぎ越し祭や、日本の祇園祭りが生まれたのであろう。

 三種の神器とは、人間がこれから進化に際して、手に入れるべきもので、霊我、生命霊、霊人と呼ばれていて、ノアは、この原基を、叡智として、次の人類に、当時は教育として、担わせたのである。契約の箱とは、人間の肉体を意味する。

 つまり、当時、エーテル体が、人間の最外部の本質だったが、次なる肉体に、エーテル体がうまく納まるように、三種の神器である、霊我、生命霊、霊人を与えたというのである。祭りは、その神への感謝を祝うものであろう。)

 さて、このエーテル体の作用強度というか、そのようなものは、当人が、いかなる体格であるかということから判定できる。

 けれども、できる限り、問診して確認すべきことは(以前述べたように、全てを引き合いに出したいが、端的に、データが得られない為、全てを考慮することは常に可能とは限らないが、とにかくあらゆる事に関して知ることは良い)、特に、当の患者が若いとき、ゆっくりと成長したか、速く成長したか、すなわち、長い間小さいままだったか、比較的幼い時期に、もう背丈が伸びてしまい、その後は成長が遅れたかどうか、ということである。



『エーテル体の作用強度;患者が若いときにゆっくりと成長したか、速く成長したか、長い間小さいままだったか、比較的幼い時期に、もう背丈が伸びてしまい、その後は成長が遅れたかどうか等の成長の確認。「背が低くてズングリしている」か、「背が高くてヒョロっとしている」か。』





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Last updated  2008年11月10日 20時05分05秒
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