シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2008年12月16日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 さて、前回述べた全ての事柄を、叡智に照らして見る必要がある。つまり、人間は第一に、物質(肉体)的な生体組織をもち、更にエーテル組織が7歳から14歳まで強く働き、それが物質(肉体)的組織に加わり、更に妊娠のような事態では、エーテル組織が、再度追い出され、人間は正に複雑な存在となる。

 更にまた、考慮すべきことは、アストラル体が、秩序を保って加わるのは、14歳以降になってからで、自我が加わるのは、それより更に後だが、自我を、例えば、あたかも外に存在するかのように(物体として)想定してはならない。

 勿論、覚醒状態では、自我は、決して生体組織の外になく、自我が(身体に)加わり、共同作用が高まる。従って、生体組織に障害があるときは、自我が、その他の組織内部で正しく機能することに何らかの困難がある。

 そこで実際、次のように言える。

「今日の医学は、この事実を知ることなく、既にずっと以前から、自我が、人間の他の三つの組織(アストラル体、エーテル体、肉体)と共に完全となる困難さに関して、自我と他の三つの体との闘いについての、究めて示唆に富む描写ができる処まで発達している。」

 勿論、現代人は、唯物論的時代に生きているので、この闘いを、内(精神)部に見ることはない。

 しかし、もし、熱曲線(体温の推移)を正しく描ければ、この熱曲線のなかに今特徴を述べた、この闘いが正確に写しとられる。だから、このような関連の洞察には、様々な病気の状態における熱曲線(体温推移)を追求する事ほど明らかなことはない。

 確かに、この事は、治療においては、病理学よりも、さほど重要でないかもしれないが、次のような事柄に関しては、理解すべきで、少なくとも一般的に、広く理解されるべきだろう。

 というのも、例えば、肺炎、或いは腸チフスの洞察には、熱曲線(体温推移)の経過に関する見解が必要で、もし肺炎における熱曲線(体温推移)の主要な2分類(タイプ)に関し研究するなら、つまり、例えば、危険な経過(プロセス)での熱曲線(体温推移)と、危険でない場合の熱曲線(体温推移)を比較するなら、生体組織への介入を妨げられた自我が、反撃するときに、危険な場合と危険でない場合では全く別の形で行なっていることがわかるだろう。



 また別の、消散性(消滅型)の経過の場合は、反撃の作用を、自身の力につけ加える可能性が少なくなり、従って、また別の、より不規則な熱(体温)降下の場合も、より危険な経過といえる(もはや反発するだけの元気が生体にない)。

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 しかし特に、他の三つの組織(アストラル体、エーテル体、肉体)に対する自我の働き全体を見通せるのは、チフスの熱曲線(体温推移)を観察するときだろう。この曲線のなかに、自我が、そのとき実際どのように闘っているのかについての明白な像が得られる。

 この事は、他ならぬ自然科学が、医学に流入することで、人間のこれら様々な組織(自我、アストラル体、エーテル体、肉体)の考慮が、いかに不可欠であるかということを示す。医学上の混乱は、科学が唯物主義になり、物質(肉)体における出来事の観察だけに自らを限定したことにより起こった。しかし、この物質体における出来事は、決して独立したものではなく、そして、何より重要な事は、物質体での出来事の性質は(物質とは)全く等価ではないということである。

 何故なら、物質体では特に、エーテル体が物質体の内部で働くこと、そして、アストラル体、或いは自我も、その内部で働くことにより、左右される可能性があるからである。それは常に物質的な出来事ではあるが、その物質的な出来事を特徴づけ、物質的組織のなかで働く、高次の構成要素に従って、全く別の非物質の性質も持つ。





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Last updated  2008年12月16日 21時31分57秒
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