シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2009年01月07日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 さて、いままで考察してきたプロセス(経過)は、味覚と臭覚に大別される。このように、いわば1つのプロセス(経過)が分かれ、一方では、味覚となり、エーテル体と物質体との相互作用の方が活発なプロセスが扱われ、他方では、臭覚となり、エーテル体とアストラル体との関係の方が強いプロセス(経過)が扱われる。

味覚;エーテル体-物質体相互作用の活発なプロセス
臭覚;エーテル体-アストラル相互作用の活発なプロセス

 生体組織における、味覚(味わうこと)の継続に対しても、同様の分割を行ない。つまり、一方で、腸による排泄、いわゆる糞便の傾向を持つ消化と、他方で、腎臓による排泄、いわゆる排尿による排泄とに分けられる。

腸による排泄;糞便の傾向をもつ消化
腎臓による排泄;排尿の傾向をもつ消化

 この分割から確実に、人間の上部と下部における対応が得られる。二つの対極的に相対する存在が得られる。

 味覚と臭覚を分け、通常の消化と内密な腎臓の働きに基づいて、組み込まれる消化として、通常の消化から区別できるプロセスを分けることで、上-下、味覚-臭覚の相対する対極が得られる。



 さて、更に、以上の事を追求し、いわば、人間のなかに魂として生きる存在のなかに、生体組織と結びつき、唯物論的な意味ではなく、別の(霊的な)意味で結びつく存在が、生体組織と結びつき、魂として生きるなかに、変容した視覚をもつ。

 また、この変容視覚を、内部の、ある方面に向かって、思考、及び表象(イメージ)の中まで追求すると、表象(イメージ)の根底の器官として、つまり人間の頭の内部器官を、ある方向に向かって変容した視覚器官として考えることができる。

 思考のなかに生きる人間の表象(イメージ)の大部分は、視覚表象(イメージ)の単純な継続である。この事は、生まれつき盲目(目の不自由)の人、生まれつき耳の聞こえない(不自由な)人の魂生活と比較すればわかる。人間は、思考のなかに、内部に向かって継続した視覚をもつ。

 このように、頭部や脳の解剖学的構造と思考プロセス(経過)との間に生じる独特な相互関係に、更に、一筋の光を投げかけることができる。

 例えば、実際、奇妙にも、思考プロセス(経過)に正しく迫り(このような探求も医学学位請求論文となるだろう)、脳の組織と、統合的思考が、どのように関連しているのかを調べるなら、不思議にも、臭覚神経の変形(変容)に見える構造に到達するだろう。

 従って、次のように言える。

「人間の散漫な、分析的思考は、内的に見ると、その対極の他方の極の、視覚に類似する。けれども、物事を統合する思考や、観念の連合は、内的、器官的に見て、臭覚に非常に類似する」 、と。

視覚;分析的思考
臭覚;統合的(観念的)思考

 つまり、この事は、非常に注目すべき形で、脳の解剖学的な構造にも現われている。このようにして、表象、思考の一面に到達できる。





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Last updated  2009年01月07日 19時31分12秒
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