シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2009年01月08日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 更に内的プロセスを探究していくと、どこに到達するのか。

 視覚から発し、表象(イメージ)のなかにあるプロセスは、視覚が外面(外界)化したもので、思考においては、いわば再度、内部へと反射する。視覚プロセスを、いわば反対向きにして、再び生体組織の方に導こうと努めている。

 従って、その反対の極に置かれたプロセスは、視覚継続プロセスを、内部に向かうのではなく、外に向かって導くように努める。つまり、視覚プロセスが上方への変容した味覚プロセスで、それとは、逆の下方への変容した味覚プロセスの消化プロセスは、排泄プロセスのなかに継続され、排泄プロセスは、この事から視覚プロセスの継続した表象(イメージ)の、他方の対極となる。

上方;変容した味覚プロセス→視覚プロセス→表象プロセス
下方;変容した味覚プロセス→消化プロセス→排泄プロセス

 このように、以前、比較解剖学によって示した事実を、別の、より内密な見地から見たことになる。以前示した事実は、いわゆる人間の精神力と、排泄プロセスとの調整の間に、いかに内的親和性が生じているかで、人間の構成、特に腸菌群落の発生において、何らかの形で、その事実が示唆されているというものであった。

 ここでは、その別の面を捉えている。つまり、ここに示す事実は、人間の内に向かっては、思考プロセスのなかに、視覚プロセスが継続し、外に向かっては、排泄プロセスのなかに、消化プロセスが継続しているということである。

 さて、少し前に観察した事実、つまり、芳香発生は、抑制された燃焼プロセスで、植物の硬化は抑制された塩化プロセスであるという事実に戻るなら、再度、内部で生じている事象に光を投げかける。ただし、この場合、その反転も生じ得ることを、明確にする必要がある。

 いま、上方では、(外面化された)視覚が、内面化に向け反転し、下方では、外面化に向け、(視覚が味覚、更には消化として)反転している。従って、上方では、植物のプロセス(経過)の塩化(外面化)との親和性を認める事になり、下方では、植物のプロセス(経過)の火化、或いは燃焼(内面化)との親和を認めることになる。



 また、植物における塩プロセスを抑制する、もしくは塩プロセスを植物のなかで内面化する使命を持つプロセスを、上部人間に導けば、上部人間のプロセス(経過)を助ける事ができる。この事実を更に個別的に実施していく必要がある。

上方;視覚プロセス→表象プロセス(内面化)=植物の塩プロセス
下方;消化プロセス→排泄プロセス(外面化)=植物の燃焼(燐)プロセス

 このように、(植物を含む)外界全体が、いわば再び(人間)内部全体のなかに現われることがわかる。だから、人間の内部へと参入していくほど、一層、人間内部に、外(界)の存在を探究しなければならない。消化器官、特に腎臓において生じているプロセスのなかに、芳香発生プロセス、燃焼プロセスに非常に親和性のある、ただし、燃焼プロセスとの対極だが、その対極を探究する必要がある。

 更に、肺から始まり、喉頭と頭部を経て上方に向かう人間組織のなかに、植物では塩化となるプロセスを、人間内の自然全般において塩化の傾向を持つ全てと、内的親和にある対極を探究する必要がある。

 つまり、次のようにいえる(単に推測ではなく、明白に確信できるが)、

「植物が、塩を集積する様々な方法がわかれば、人間の生体組織のなかに、その方法と対応するものを探せばよい」 、ということである。

 いまは、この事を概略的に探究したが、個別的には次回以降、追求していく。





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Last updated  2009年01月08日 21時46分58秒
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