シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2009年01月26日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 臭覚も味覚も無いような物質の場合、感覚を元にした治療法が困難となるのは言うまでもない。しかし、注意すべき事は、特に、医師にとって重要な、一種の自己教育というものが存在するということである。この自己教育とは、精妙な感受能力を養成することで、つまり、外界の珪質形成プロセスを感じ取れるまでに感受能力を導き、養成することである。

 確かに一方で、石英は非常に規則的な形態(結晶構造)を見せているが、この規則的形態を見せている岩石、鉱物に、親和性のある形成(珪酸形成)では、他方で、あらゆる可能な結晶形態をとる傾向にあり、珪酸塩の場合、結晶化する際の多様性は、途方もない数となり、そこには実際意味がある。

 このような意味を感じ取れる人は、更に、究めて様々な形態形成の可能性のなかで、分散要素の優位性を感じ取れる。

 外界の自然では、珪酸塩ほど、(多様性のある)多くの形成物を生じさせる可能性のある(形成プロセスの)場合は、勿論、この分散要素を模範とする必要がある。この事実は、珪酸塩を粉末状にして用いる必要性を示している。

 この為に、感受能力を身につける必要がある。これから見ていくように、更に、この感受能力が、薬の評価にも通じていくからである。他方、また不可欠なのは、人間が、自身を、薬の良い反応体として、特に、例えば匂い、つまり臭覚も、視覚の色彩感覚と同様に、本来七つに区分できる処まで感受能力を高め、修得することである。

 甘い匂い、刺すような匂い等に対しての識別力を身につけたら、実際、味覚も、臭覚と同様に七つのニュアンスに細分化されることがわかる。

 更に興味深いことは、臭覚での、この7つの階梯、いわゆる匂いのスペクトルを修得すると、同時に、可燃性物質に出現する匂いを嗅ぎ分ける教育手段が獲得できることである。

 いわば可燃性物質の本質に迫っていくわけだが、その手法については次回見ていくことにする。味覚に対して、ある種の感受力を身につけるなら、例えば、甘い味を、塩辛い味、つまり塩から明確に区別でき、両者の間に、なお五つの味のニュアンスを区別できるなら、自然における塩形成との、一種の内的親和性を身につけることになる。

 そして、この内的親和性を身につけたなら、いわば自然から得る印象(イメージ)を基に、次のように感じ取る事ができる。

「これは人間の生体組織のこの面に役立つ、これは人間の生体組織の別の面に役立つ」

 というように、様々な物質の作用については、慎重で厳密な科学的調査が基礎になくてはならないが、それでも、やはり大きな意味を持つのは、科学的調査の成果にも、以上のような主観的な感受能力を添えることを決して無視してはならず、すなわち、自然に対する、ある種の内的親和感情を自らのものにするということである。

 以上の議論は、次回更に引き継いで、もっと個別的な事項に入っていく。





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Last updated  2009年01月26日 20時06分56秒
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