シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2009年05月25日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 動物の歯列を人間の歯列と比較すれば、この人智学講座の冒頭で述べた(エーテル体の存在)が、動物の歯列にも強く現われていることがわかるだろう。サルの頭蓋骨全体により示した、下方への負荷のことである。

 人間の歯列においては、歯列のなかに、ある形で、垂直の作用とでも呼べる力が見られる。この力は、歯が事実、単なる咀嚼器官ではなく、本質的な吸収器官であることを示し、歯は、第一に外へ向かって機械的に作用するが、第二には、内に向かう精妙な霊化された吸収作用があり、この作用に関連している。

 そこで、次のように問う必要がある、

「では一体、歯は何を吸収するのか」 、と。

 歯は、根本的に、できる限り、フッ素を吸収している。歯はフッ素を吸収し、歯はフッ素吸収器官である。

 つまり人間は、非常に微量のフッ素を生体組織内に必要とし、フッ素がないと(さて、衝撃的なことを述べるが)、人間は利口になり過ぎる。人間は、あまりに利口になりすぎてしまうのである。

 人間は、フッ素が欠乏すると、自らをほとんど破壊しかねないほど利口になってしまう。つまり人間は、人間である為に、すなわち、必要な適度な愚かさが必要で、この愚かさに作用する、フッ素の作用により、利口が和らげられる。

 人間は、あまりに利口にならないように、利口への絶えざる対抗手段として、微量のフッ素を必要する。



 つまり、このフッ素作用が、その人を、あまりに愚かにしないように、いわば自分の歯を壊すのである。この究めて微妙な関連に関して考察すれば、あまりに愚かにならない為に、人は歯を損なうのである。

 この事実から、人間に利益をもたらす一方の極と、人間に害をもたらす他方の極へと揺れ動く間の密接な関係を見て取れる。

 あまりに利口になりすぎない為に、ある状況では、フッ素作用を必要とする。しかし、フッ素作用を強くしすぎることで、自らに害を及ぼす(愚かになりすぎる)可能性があるときは、器官活動を通じて、歯を破壊する。

 是非、これらの関係を、よく考察すべきである。なぜなら、これらは、人間の生体組織における究めて意味深い真実に関連する事だからである。





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Last updated  2009年05月25日 19時41分25秒
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