シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2009年05月28日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 さて前回の手足の運動と歯の形成プロセスとの関連と、以前との関連から、次のような問いが出てくる、

「フッ素は何を通じて生体組織のなかに摂取されるのか、外部からエナメル質を通じてなのか、歯髄を通じてなのか、それとも血管他を通じてなのか」 、という問いである。

 さて、フッ素そのものが、人間形成プロセスであり、フッ素がどのような経路(道筋)を通って摂取されるのかに関しては、あまり思い煩う必要はない。通常の栄養摂取プロセスを通じて導かれるプロセスを考慮するだけでよく、このプロセスで、フッ素結合を含む物質が摂取される。

 通常の栄養摂取プロセス、つまり、フッ素という物質を、蓄積すべき場所に周辺的に運んでいく、通常の栄養摂取プロセスを追求すればよい。

 大切なのは、フッ素自体は、人間が考えているよりも、広く分布しているということである。フッ素の多くは(勿論、比較的多く、ということで、なぜなら人間は、ほんの僅かしか用いないからである)、様々な植物のなかに存在している。

 特に植物のなかに、フッ素形成プロセスが存在するというのは、このフッ素に関しては、化学的に検出できなくても、植物のなかに、フッ素形成プロセス(この事に関してはもう少し詳しく述べる)が存在している。

 というのも、フッ素は水中にさえ、飲み水のなかにさえ常に存在しているので、フッ素を手に入れるのに困ることは全くないからである。

 重要なことは、生体組織というものは、フッ素摂取のなかに置かれている、究めて複雑なプロセスを克服するように組織されている、ということである。だから、通常の術語で語るなら、次のように言わなくてはならない、

「本来、フッ素は血管を通じてその場所に輸送される」

 更に、「割れた歯のエナメル質は猶も養分を供給されるかどうか」、という問いが出てくるが、養分の供給はなされない。この事実はすでに、ここで述べたことからわかる。

 しかし、また別の事実にも注目すべきである。つまり、人智学的に探求すると、歯が形成される部位、つまり歯形成の周囲では、人間のエーテル体が非常に活発に働き、このエーテル体の活動は自由で、いわば物質的機構との結びつきは緩くなっている。

 歯の周辺に見られる(エーテル体の)活動は、その部分で特に観察されるもので、顎の周りを、いわば常に動き続けるような機構を形成している。このような自由な機構は、人間の下腹部には全く存在しない。

 下腹部では、このような機構は、究めて狭義の意味で、物質的、器官的活動と結合し、以前述べた現象(妊娠時の歯の損傷)は、この器官的活動に関連する。

 この事実に関連するのは、つまり、エーテル体の活動が、妊娠の際のように、物質的組織から緩められると、即座に他方(反対)の対極の、歯の機構に重大な変化を引き起こすということである。同様に、痔疾も、物質体とエーテル体が、その機能において、独自の道を歩むことと関連している。

 しかし、人間の生体機構のこの末端で起きている、エーテル体の独立は、すぐに他方(その対極)でまたエーテル体を生体機構のなかに引き入れるので、他方(対極)では反対の作用、つまり破壊作用が結びつく。

 器官的活動を高める作用が、健全に出ると妊娠であり、病的に出ると、病気となるが、妊娠のように健全な活動を高める作用、つまり正常な活動を強める作用は、他方(対極)では、より集中的活動として、歯を退化させ、破壊するように作用する。この事実は特に重要な意味をもつ。

 (今回のテーマは、妊娠後になぜ妊婦は、歯が弱くなるのかということについて、人智学的に考察している。

 それは、歯の周辺のエーテル体が、自由に動くような機構であるのと対象的に、下腹部の器官では、ほぼ物質的器官と一体化しているので、下腹部の物質体とエーテル体が妊娠により、緩み、分離すると、下腹部において、エーテル体の自由度が増し、その反動で、歯の周辺のエーテル体が、不自由になり、自由度が失われた分、歯の破損(退化)になって現れるからであるという。

 妊娠後、よく体質が変わるというのは、このエーテル体の変化にあるといえる。また、前回述べた、手足の運動と、歯の成長の関係は、幼児から子供のときに、手足をよく動かすことで、エーテル体の自由性が増すために、それに応じて、歯の周辺のエーテル体の自由性が増すので、歯が成長するといえる。)





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Last updated  2009年05月28日 21時18分01秒
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