シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2009年11月17日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 進化において、反光線は、最初に、人間の激情、欲望、本能の世界に合流することで、最もよく顕現(啓示)し、このような低次元存在に相当する反次元空間が形成される。最初、この反次元空間は低次元の存在だが、後に別のものになり、次第に一層、この存在は自らを浄化していくが、元々は、低次の衝動から出発してきたので、蛇により象徴される。

 低次の衝動から出発してきた浄化のプロセスは、向かい合って立つ2匹の蛇に融合し収束する反次元-次元空間により象徴される。

 人類は自らを浄化することで『宇宙螺旋』と呼ばれるものを通って上昇する。浄化された蛇の体、この宇宙螺旋は、深い意味を秘め、そこから1つの理念を得ることができる。

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 秘教学によると、近代の天文学は、コペルニクスの2つの仮説に基づいているが、第3の仮説が考慮に入れられていない。コペルニクスの第3の仮説は、太陽もまた動いているというもので、太陽は、螺旋を描きながら進み、その結果、地球は、太陽を追いかけ、太陽とともに複雑な曲線を描いて運動している。

 同じ事が、地球のまわりを運動している月にもあてはまり、こうした運動は、初歩の天文学で受け入れられているよりも遥かに複雑で、螺旋軌道が天体に対して示していることは、天体が螺旋運動により進化するのと同様に、将来、人間も、螺旋軌道を描くような進化の形態を表し、天体と人間が螺旋軌道の進化により一致するその時には、人間の生殖力は浄化され、純化され、人間の喉頭が生殖器になるということである。

 その時、人間が蛇の体を浄化させることで進化させるものは、もはや下から上(人間から天体)ではなく、上から下へ(天体から人間へ)と作用する。そのとき、人間のなかで変化した喉頭は、聖杯(グラール)と呼ばれる杯になる。そして、この生殖器官と結びつく器官も同様に浄化される。

 この生殖器官は、宇宙の力の精髄(エキス)、偉大なる宇宙の精髄となる。宇宙の精髄の中の宇宙霊は、聖杯に向き合う鳩の象徴で描かれる。また鳩は、人間がいつか宇宙(コスモス)と一体化する時に、宇宙から働きかける霊化された受精作用の象徴でもある。この宇宙と人間との融合プロセスに関する創造力全体が、虹により象徴され、虹は全てを包括する聖杯の封印である。

 人間が螺旋軌道を描きながら進化し下から上へと上昇し、聖杯をつくるとき、宇宙は螺旋軌道を描きながら上から下へと下降した、精髄(鳩)を、その聖杯に注ぐ。

 この封印の象徴全体が、宇宙と人間の関係についての意味を、驚くべき方法で、他の封印の意味も含め、総括して伝えている。従って、この第7の封印の象徴図にある周囲の縁に円環の碑文として書かれた文字に、宇宙の秘密が隠されている(第7の封印の象徴図を参照のこと)。



 前世を振り返れる人間は、誕生前に、予め人生を経験したことがわかる。新しく生まれるとき、人間は様々な意志の力(神)により、予め人生を霊的に通過する。今日までに、霊的に成し遂げたプロセスを、原初の時代に人間は予め前もって経てきた。

 薔薇十字会では、この霊的プロセスのことを(頭文字で)E.D.N=[ex deo nascimur](神から生まれた)と表記する(E.D.Nは第7の封印の象徴図の左上にある文字)。

 (E.D.Nを略すと、エデンになる。すなわち、エデンの園になる。)

 現象界への啓示(開示)には、第2の要素が加わり、2の数として顕現する必要があることを、2の数字の解説のときに述べた。すなわち、生に対して、死が加わり、生は死と共に啓示(開示)される。人間は、この死の中に再び生を見つける為に、生きとし生ける生物全ての源泉の中に、この死の感覚を克服しなければならない。

 この生命の源泉のなかでの死の克服は、全ての宇宙進化の中心点である。

 というのも、人間は、新たなる生命の意識を獲得する為には、死を経験する必要があるからである。そして、この死の経験の意味を、救い主の秘密の中に見つけるとき、死を克服できる。

 「神から生まれた」のと同様、秘教的叡智の意味で、「キリスト(救い主)において死ぬ」という。I.C.M[Im Christo Morimur](キリストにおいて死ぬ)と表記できる(I.C.Mは第7の封印の象徴図の右上にある文字)。

 そして、啓示(開示)される処では必ず、その背後の第3の神聖な存在に統一された二元性が示されるので、人間が死(という二元性)を克服したとき、鳩で象徴される、宇宙を貫く聖霊(三元性)と一体化する。そのとき、人間は復活し、再び聖霊のうちに生きる。

 この真実をP.S.S.R=[per spiritum sanctum reviviscimus](聖霊により復活する)と表記する(P.S.S.Rは第7の封印の象徴図の下部にある文字)。

 この表記が、薔薇十字会の表記で、この表記は、宗教と科学が宥和する時代を照らすものである。

 P.S.S.R(E.D.N、I.C.M)=聖霊により復活する(神から生まれた、キリストにおいて死ぬ)



 このように、封印は、宇宙の秘密から創造されているので、人間の魂に強力な影響を及ぼし、今日上述したような、宇宙の神聖なる神秘へと自己を高めるような事柄を話し合う部屋に、このような封印を掲げると、気づかなくても、その場の話し合いを最高度に活発にし、啓発する作用を及ぼすだろう。

 しかし同時に、封印は、上述してきたように神聖な意味をもつので、誤用したり、汚してはならず、逆に世俗化されることを嫌うので、霊的な事項を一切話さず、俗っぽいおしゃべりばかりがされる部屋に、このような封印が掛けてあると、逆に肉体に病気を引き起こすような作用を行う。

 このような場合、封印は主に、肉体の消化を損なう。霊的な存在から生まれたものは、霊的な存在に相応しく、世俗(物質)化されてはいけない。この事実は、封印の象徴自身のその作用により示される。霊的な記号や象徴は、霊的存在がその力を発揮し、その健全な作用を顕す場所こそ相応しい。





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Last updated  2009年11月17日 16時58分19秒
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