シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2010年01月05日
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カテゴリ: 軟弱日本を斬る!
 今年の干支は「庚寅(かのえ・とら)」です。

 庚(かのえ)は、陰陽五行でいえば、金の兄にあたり、金の陽の状態を表すようです。金は、五行の木、火、土、金、水のなかの後半初期にあたり、西洋の魔術でいうなら、金星の役割に相当するようです。

 西洋では、五行は、太陽(陽)と月(陰)を除いた天体、つまり木星、火星、土星、金星、水星を意味するようで、五行に陰陽をあわせて占星術となり、7進数を基本にします。

 東洋では、占星術というより、生命数的な意味があり、人智学でいうなら、エーテル体の状態を表し、東洋の魔術でいうなら、気孔術になるようです。

 だから、五行は、五芒星を使い、生命数を表記するわけで、人智学でいうなら、人体のエーテル体の主要な5つの流れを意味します。

 東洋と西洋の大まかな違いは、東洋は悪霊をも神として祭る伝統があり、5×2で10進数なのに対し、西洋では悪魔を嫌い排除するので7進数となるところのようです。

 特に、悪霊や怨霊を鎮めることで、生かす技術に優れているところが東洋にはありますが、逆に御利益主義に走る災いもあるのが特徴です。

 シュタイナーの講義をまとめることで、わかるのは、物質界の背後には、精神的存在、つまり精神的意味が隠されているということです。



 ちなみに「庚」の意味は、「継承、更新」というもので、ウイキペディアをみればわかりますが、植物の生長でいえば、生長が次第に緩やかに停止しながら、新たな展開を示す状態になります。

 つまり植物の生長は太陽光に由来するので、太陽光の状態を植物の生長で表わしたのが干支の干です。対して干支の支は、動物の気性で表現しているわけです。動物も植物も太陽光がないと生きていけないわけで、人間は太陽を拝むことで、地面から立ち、両手を解放し、自由な活動ができるわけです。

 要するに、東洋も、西洋も、この宇宙の創造活動の精神的意味を、太陽と月と5つの天体の軌道構成に求めているのです。

 だから、地球上の事象も、この7つの天体の軌道から生まれるものとしているわけで、勿論、地球自体も、7つの天体の特性を秘めているわけです。

 更にいうなら、太陽の光が生命の根源で、太陽光が、他の天体や、特に月に反射され、地球に届く色合いにより、地球上の全事象が誘発されるという理論なわけです。

 それに黄道を加えると西洋は12星座となり、東洋では、アトランティス時代の影響が濃く、月の影響を過大視している特徴があります。

 干支の干(幹)の説明が長くなりましたが、今度は12支、つまり「寅」の解説にうつります。

 「寅」は掌を合わせた形から生まれた文字だそうで、「畏れつつしむ」という畏敬の念を現すようです。

 「触らぬ神に祟りなし」というように、畏れつつしんで、感謝の敬意を表している間は「寅」ですが、蔑ろにしたり、利用しようとしたり、不敬を行うと、「虎」という獰猛な獣に変わります。

 つまり、「寅」というのは、強烈な変化のエネルギーのような存在を表わすようです。だから人間でいうなら、善に転化するなら聖人ですが、悪に転化するなら極悪人になるわけです。

 だから、今年は非常に重要なターニングポイントとなる年といえそうです。



 さて東洋の十二支は、西洋では十二星座に相当するものでしょう。東洋も西洋も、太陽の黄道に由来するようです。

 西洋では、黄道の一周をプラトン年の25800年とし、これは人間の心拍数(脈拍)と関係がある数ですが、12で割ると、つまり1星座あたり、約2000年になるわけで、2000年毎に星座が交代し、更に7分割すると、約300年となるが、300年毎に天使長(天使長)が交代するといわれています。

 シュタイナーによると、

 BC200- 150年 オリフィエル 土星
  150- 500年 アナエル   金星

  850-1190年 ラファエル  水星
 1190-1510年 サマエル   火星
 1510-1879年 ガブリエル  月
 1879-2233或いは2300 ミカエル 太陽

 で、2233もしくは2300年頃に再び、オリフィエルの統治となるといいます。

 大天使というのは、シュタイナーの講義のまとめからわかるように、光を司る精神的存在で、太陽光の趣が変わるのではないかと思います。

 人智学によると、これまで2度の破局があったようです。1度目は、火の破局と呼ばれる。いまでいう火山の噴火で、レムリア期の終末にあったようです。2度目は、聖書のノアの箱舟で有名な大洪水で、アトランティス期の終末にあったようです。

 そして、3度目は諸説ありますが、地球の物質的部分が消滅するような破局のようです。火の破局により、水が生まれ、水の破局により、土、つまり固体や金属の物質が生まれたわけで、今度は、土の破局、つまり物質崩壊がはじまりつつあります。そして、土の叡智を保ちつつ、水、つまり液体に帰していくわけです。

 西洋の錬金術では、水とは水銀のことを意味し、マーキュリーなので水星です。メリクリウスでもあり、治癒力をも表わします。水銀といっても、液体金属の水銀だけを表わすのではなく、金属が溶けた状態、液体全般を意味します。つまり、土が崩壊し、液状の水になるということでしょう。

 ちなみに、土とは固体であり、錬金術でいうなら、固体となった金属で、石でもあります。有名な「賢者の石」とか、「哲学の石」といわれる存在は、炭素のことだそうです。炭素は有機体の代表ですから、生命の根源であり、呼吸と深く関わっています。

 呼吸活動を失い、つまり炭素を失うと、生命は死の状態、つまり無機になります。炭素を「賢者の石」とか、「哲学の石」とか呼ぶのは、つまり、炭素を失うと、生命でなくなり、かつ呼吸から、体内に、大気(霊)を取り入れることができなくなるので、思考能力を失うことになるからでしょう。

 炭素化の反対が、燐化で、錬金術では、炭素化、つまり固体化と、燐化、つまり気化のバランスをとることが、液化、つまり、水銀をもたらすという表現で語られるようです。炭素は光合成と深く関わり、燐化は、人間の思考、つまり霊化と深く関わっています。

 燐酸から燐酸塩鉱物のクリスタル、もしくは水晶(珪酸だが)が尊ばれるのは、思考の原点が霊化、つまり燐化にあるからでしょう。だから、クリスタルの水晶を、本当の「哲学の石」と呼ぶべきでしょう。

 地球の物質崩壊が進むと、土から水になっていくわけで、人類はそのプロセスから叡智を発見することになるでしょう。 

 ある霊能者にいわせると、現在の太陽光の電磁波のエネルギーが次第に高まっていくようです。なので、電波障害がこれから頻発するようで、人体に対しては心筋梗塞が多発していくようです。勿論、それに伴って宇宙線等の放射線も地上に到来しやすくなるでしょう。放射線とは、物質崩壊の副産物ですから、放射能が高まりつつあることになります。

 原子爆弾は物質崩壊を数秒間に凝縮させたものですが、それがアトランティス期の大洪水と同じように、徐々に次第に起こっていくわけです。

 すでにその予兆は経済崩壊とともに現れてきています。

 新年早々から、驚かせるような話をしても迷惑千番でしょうが、物質志向から、再び精神志向、精神主義を取り戻す指標となればよいと思います。

 周知のように、遺伝子は核酸を用いた一種の記号です。記号は言語と同じように、特性や個性、つまり精神的内容を表現するものです。

 遺伝子が、人間というミクロコスモスを記述する言語であるなら、陰陽五行や西洋占星術は、マクロコスモスである太陽系を記述する遺伝子ともいえるものでしょう。

 つまり、人体を記述する遺伝子記号が、肉体であるなら、太陽系を記述する天体記号が、霊魂となるわけです。

 キリスト教では、土から水に移るプロセスを、キリストの復活として表現しています。人智学によれば、キリストとは、太陽霊のことで、霊魂の存在ですから、イエスとは別です。イエスは聖杯で、最も完成された肉体のことで、ヨハネのヨルダン川の水による洗礼により、イエスの肉体に、キリストの太陽霊が降臨したのが、イエス=キリストの誕生となり、それが1月6日だったわけです。

 ヨルダン川は、アトランティスの大洪水に模され、水により救世主が生まれ、土に帰したが、人類の贖罪により、十字架刑による死を得て、再び水というエーテル体で蘇るわけです。聖書では、白い衣を纏うと表現します。肉体は失うが、高度な精神性、物質から得た死という叡智により光り輝くのです。

 この象徴がクリスタルスカル、聖なる骸骨の意味、つまり死を克服した不死なる叡智に思います。

 だから、物質崩壊は、人類を進化させるためには必要な出来事といえるでしょう。

 汝、死を嘆くなかれ、死から学べ





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Last updated  2010年01月06日 11時53分16秒
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