シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2010年06月03日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 前回解説した通り、血液と神経の間にある関係を通して、治療や治癒プロセスの分野に参入できる。

 人間のなかには、本来全てのプロセスが存在しなければならないが、何処かで甚大に病んでいるプロセスは、別の場所で、本来、健康に貢献するために存在すべきプロセスなのであり、それは単に間違った形で、間違った場所にもたらされただけである。

 (要するに、適材適所というべきものか?)

 なぜなら、どんなプロセスも全く存在しなかったなら、人間は生きていけないからである。人間は炎症を患うことができなかったら、生きていけない。なぜなら、炎症を呼び起こす力は、血液のなかに、常在すべき必須のものだからである。

 以上の事実を考察すれば、人間が本来の認識において獲得する全ては、真の人間認識から生じてこなければならないことがわかる。

 また、このような考察から、近代の教育学が、非常に抽象に走って、かなり無意味なものになっている理由がどこにあるのか、がわかる。本来、教育学とは、人間のなかの、ある種の病理学的なプロセスと、その治癒の可能性を出発点とするように進めるべきである。

 例えば、脳疾患の治癒の可能性を探るなら、粗雑な(霊的な方法なら、「繊細」だが、物質的プロセスによるという意味で、「粗雑」という言葉を使った)脳の治療法のなかに、教育芸術において厳密に実行すべき方法がある。

 従って、将来、真の教員養成機関を設立するなら、実際、教師たちに病理学的-治療学的方法を教え、教師たちが、まず具象的な事実を手懸かりに、思考を訓練すべきである。

 なぜなら、真の教育学を理解するには、物質に根ざした事実を手懸かりにするほうが多いからで、また、教育芸術的治療法において、事物がどのように作用するかを知ることほど、治療、特に内(精神)的な病気の治療にとって有益だからである。



 例えば、子供によく見られる消化における障害に起因する、ある種の怠惰な徴候を、教育的に対処するための正しい教育的手段が見つかれば、その教師は、非常に奇妙な内(精神)的な傾向を洞察できるようになるだろう。

 もっとも、これには、教師が、真剣に教育に生きる覚悟がある場合であって、表面的に教育を学ぶだけで、学校が終わったら夕方には「居酒屋」等に座り込み、学校であったことなど一切を忘れてしまう、というような場合でないのは勿論である。

 教師が、教育に真に生きるとき、消化不良に起因する怠惰な子供に与える措置の効果をみていくことから、頭部のプロセスの全作用や、頭部のプロセスと下腹部のプロセスとの関係全体の傾向を洞察できるようになる。

 そして更に、鉱物学において、例えば、銅が土壌中で、物質(銅化合物)を形成するとき、銅において起こっているプロセスを研究するなら、以下のような結論に到達する。

「銅鉱石になるときに銅が行なう全てにおいて、つまり銅鉱石、或いは他の鉱石になる生成において、教育者が、生徒と共に行うことを、銅(の力)は土の中でやっている!」

 教育者自らが行なう模像が、紛れも無く銅プロセスのなかに見える。教育者としての行為に関して、直観的感情や本能に適した明解さ(霊眼)を獲得し、更に魅惑されながら自然を眺め、外界では、自然が大規模に教育的な治療を行っている、ということを知るのは極めて魅力的である。

 (自然の教師が、自然を教育している。)

 つまり、何らかの石灰プロセスを通じて何か良くない(病的な)事象が生じる可能性のある処に、何らかの形で銅プロセスが(その抑制として)組み込まれていることを知るのは魅力的で教育学的であろう。

宇宙言語;石灰プロセスの対極にあるのは銅プロセスである。

 この銅プロセスや他の地球におけるプロセス内部の、鉱石の形成プロセスのなかにも、継続的な治癒がある。従って、黄鉄鉱等の鉱物を見つけると、この鉱物こそ、地球が病むことを想定し、予め自然が行った正しい治療法(の証)で、人間の治療の本質も同じである、という素晴らしい真実がわかる。

 (熱帯魚の病気の治療にも、銅が硫酸銅溶液という形で用いられるのは興味深い。)



 このような阻害プロセスを見つけるには、実際に、自然現象から(物質的に)読み取るしかない。

 なぜなら、人間が、外界で生じる事象を見て、種々の物質を薬剤とみなし、加工するとき、次のような疑問をもつからである。

 「鉄はどこに現われているか、種々の金属は、鉱脈のなかの、どこに現われているか?」

 このような疑問から、環境を研究すれば、金属(鉱物)が、自然により様々な加工をされ、現われるとき、金属の内部には、治癒プロセスがある、ということがわかる。

 つまり、治癒プロセスを含む金属を取り、人間の生体組織のなかへと(そのプロセスを)継続させれば、外なる自然が、人間の前に示してくれた治療法を再現できる。



 実際、宇宙(世界)を貫く法則全てを理解するには、栄養摂取や、癒し、精神性(霊性)を正しく研究すべきである。なぜなら、自然においては、絶えず病がもたらされ、絶えず癒されているからである。





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Last updated  2010年06月08日 18時21分13秒
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