シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2010年08月25日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 さて、通常、睡眠中に、夢を見る人の状況はどのようなものか?

 眠りに落ちる過程を具体的に想像してみる。肉体とエーテル体がベッドの上に取り残され、アストラル体と自我は物質的な乗り物から抜け出す。この瞬間、アストラル体はまだ肉体とエーテル体に同調しながら振動している。

 アストラル体は1日中、眼や耳という感覚器官のあらゆる内(精神)的な活動、あるいは、肉体やエーテル体の機能のなかの意志の働きに参加していた。アストラル体や自我は、これら全ての活動に与っていた。

 アストラル体と自我が肉体とエーテル体を去るとき、その振動は継続する。その日の経験は、アストラル体と自我の振動の継続により、周囲の精神世界と接触するが、その接触から、精神世界と外的に振動を継続するアストラル体との酷く混乱した相互作用が生じる。

 夢を見ている人は、このような酷く混乱した全相互作用に捉えられ、その混乱を意識する。その人が携えていった全てが、その人に衝撃を与えた後、その振動は継続し、夢になる。

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 従って、物質世界での現実の理解に、夢がほとんど貢献しないことは明らかである。

 では、秘儀参入者の状況とはどのようなものか?

 秘儀参入者は、肉体とエーテル体から抜け出すとき、持続する振動やその名残を抹消できる。従って、秘儀参入者は、肉体とエーテル体から発生する全てを抑制する。



 そのとき、夢の代わりに精神世界を知覚し始める。現代の夢の意識は古代の精神的な知覚に相応するが、現代の夢は、混乱した知覚である。

 秘儀参入者が、この内的なアストラル体の器官、超感覚的な視覚と超感覚的な聴覚を初めて獲得するとき、肉体やエーテル体から発せられる残響やその名残を抑制するために、絶え間ない努力と衝突の中に、自分が置かれているのを見出す。

 秘儀参入者がイマジネーション(霊視)の世界に入るとき、すなわち、精神的存在に関する先験的な知覚を獲得するとき、夢自らが主張するのを防ぐための絶え間ない戦いが生じる。参入者を惑わし、夢のようなファンタジーへと解消させようとする夢と、精神世界の真実を表現する知覚との間に、絶え間ない相互作用が生じる。

 秘儀参入者なら誰でも、いつか、この衝突に関して熟知するようになる。精神世界に意識的に参入する瞬間、再び物質世界の残映が生じ、この妨害的なイメージが精神世界に関する真の像に侵入するのを経験する。この強烈な内(精神)的な衝突を克服するには、忍耐と努力しかない。





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Last updated  2010年09月01日 16時50分03秒
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