シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2010年09月15日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 月の異邦人に対して、事の詳細に入っていくと、月の異邦人たちは、ある重要性をもっていることがわかる。地球の人類が、月の異邦人のような存在たちと関係を持つ(いくらか卑近な表現だが)とき、意見交換をしたい、様々な出来事に関して話し合いたい、という自然な感情をもつようになる。

 具体例を挙げる。例えば、月の異邦人たちと、人間が、筆記について、すなわち人間の文章について話し合うとする。単純にきちんと丁寧に一字一字ごとに記述する人もいれば、省略して、記述する人もいる。

 この問題に関して、月の異邦人たちと議論するとき、月の異邦人は次のように答えるだろう。

「人間は、我々にとって取るに足らないこと、つまり、文章の内容、例えば、『鍛冶屋』や『床屋』の意味等に興味を持つが、それらの単語を記述するときの筆者の手の動作、つまり、各人の異なった書きぶり(はやく書くか、丁寧に骨を折って書くか、巧みに書くか、ぎこちなく書くか、機械的に書くか、芸術的に書くか)を観察する方が遥かに興味深い。」

 月の存在たちは人間の筆記の際の特別な動作パターンに綿密な注意を払っている。それが月の住人の関心事項なのである。

 そして、精神世界の、月の存在たちは、既に地上には住まない実在たち、あるときは人間よりも下位に、またあるときは上位に位置づけられるような実在たちを、周辺に囲っている。

 月の存在たちの周りの実在たちは、参入者に筆記の際の用法や命法について指導することはないが、実在たちが地上にいたときから人類が発展させてきた筆記のパターンや形式については助言を与える。

 今日(1924年)の意味での筆記は、上記の存在たちが地上にいたときには存在していなかった。

 実在たちは、人間との交流の中で、筆記が徐々に進化するのを観察してきた。実在たちは、人間の指の器用な動作に興味を持ち、その器用さに、後に羽根ペンが加わることで補強され、更には万年筆によって補強されるのに注目してきた。



 さて、ある副次的要素を考慮しなければならない、今でも、残存する地球からの月への影響(放射)は、全般的に見過ごされてきた。地球の月への多くの影響(放射)の形のなかに、まず上述した人間から発する筆記の際の動作がある。月の存在たちと語り合うには、人間から発する動作に注意すべきである。  

 ところが、さしあたり、人間の筆記の際の動作は、真の月の存在たちの領域へと導かない。何故なら、月の存在たちが地上に住んでいた時代には筆記という行為がまだ存在していなかったからである。

 現代人が、自身の行為から生じる流体(オーラ)状の影響(放射)に関して、ほとんど現代人が限定的な理解力しかもたないことについて、月の存在たちが発するコメントは相当皮肉に満ちたものである。現代人には、筆記の際の所作等は無視されるが、月の存在たちには、非常に熟知されている。

 そのように、月の存在たちが地上にいた時代には、人間の動作から発せられる流体(オーラ)状の影響(放射)、特に皮膚からの流体(オーラ)的影響(放射)は決定的に重要なものだった。人間は、この流体(オーラ)的影響(放射)の挙動を通して、仲間の人間を認識していたが、この事実は後に知られなくなった。

 月の存在たちが特に受容する第3の影響とは、皮膚からの発散、人間が発する気体(空気)的要素である。上記全ての影響(放射)は、後で見ていくように、半分、精神(霊)的な性質をもっている。

 (オーラには、エーテル状のオーラと、アストラル状のオーラがある。前者が液体状で、後者が気体状である。人間の動作は、目にみえるので、オーラとは呼ばないが、一種の固体状のオーラともいえる。)

 月の存在たちが特に敏感なのは、人間から発する影響(筆記の際の固体要素、皮膚の発汗の際の液体要素、皮膚呼吸における気体要素)である。人間は常に、皮膚を通して呼吸している事実を考慮すべきである。

 第4に、月の存在たちは、熱の影響(放射)を受容する。熱全てが地上に存在する為に、月の存在たちにとって特別に重要なものである。人間は、筆記の際の動作や、その熱の発散における特別な性質から判断される。

 熱の次に、恒常的に存在する光の影響(放射)が重要である。人間誰しも、オーラだけでなく、肉体やエーテル体からも光を放射している。通常の状態では、肉体やエーテル体から発する光の放射は、あまりにも微細なので目には見えないが、例えば、最近(1924年)、モーリッツ・ベネディクトが、特別に設置した実験室で、上記の放射の存在を示した。

 彼は、肉体が、肉体の場所により、様々に異なる赤や黄、また青い光の放射を示す、繊細なオーラに囲まれている事実を示した。

 彼は、色彩豊かなオーラを示す方法を述べ、通常光の条件下では肉体の左側半分のオーラの色彩を、特定の色のオーラを示す条件下では右側半分のオーラの色彩を示した。オーラの色彩全てを示す方法は、実験における適切な条件設定に依存している。



 第7の放射は、精神(霊)的な生命の直接、及び間接的な影響(放射)である。今日(1924年)、化学的作用を用いるなら黒魔術に陥ることは避けられないが、黒魔術は嫌悪すべきで、悪徳である。黒魔術は禁止すべき力だが、生命的影響(放射)は、それほど危険ではない。

 今述べている月の存在たちの場合、絶えず生命的影響(放射)に依存し、それに働きかけると同時に、善として用いているので、月の存在たちは黒魔術師ではない。何故なら、黒魔術師とは、ある条件下で悪に屈し、「地上で」悪を行う者に限られるからである。

 しかし、月の存在たちが生命的影響(放射)に依存できるのは、太陽の反射光の中に生き、その影響下にある満月のときだけである。人類は精神世界から学び、創造的に用いるように努めなければならない。

 現代の使命は、生きたアイデアを見つけ、生きた概念、知覚、感情を発達させることであり、死せる(破壊する)理論を発動することではない。そして、生命に溢れる知性は、ミカエルと呼ぶ存在に結びついた存在たちにより直接インスピレーション(霊聴力)的に与えられる。


 2.発汗等の液体的な影響(放射)
 3.呼吸等の気体的な影響(放射)
 4.発熱等の熱的影響(放射)
 5.発光等の光的影響(放射)
 6.黒魔術の化学的影響(放射)
 7.満月時に利用される生命的影響(放射)






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Last updated  2010年09月29日 11時05分23秒
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