シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2010年09月27日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 秘儀参入者たちが取得可能な情報により、霊媒の実態を記述できる立場に立てる。

 勿論、広義な意味での霊媒と、文字通りの狭義な意味での霊媒とを区別する必要がある。「霊媒」という言葉を広い意味に取ると、基本的には、人間は皆、霊媒といえる。

 人間は皆、誕生から死までの人生を生きるために受肉する前は、魂と精神からなる存在だった。人間の精神(霊)的な本質が、物質(肉)体に受肉する。

 物質(肉)体は精神が活動するための媒体である。従って、「霊媒」という言葉を広義の意味に取ると、あらゆる存在はある程度、霊媒である、と言うことができる。

 この「霊媒」という言葉は人智学徒が通常、用いる「霊媒タイプ」という言葉の意味とは異なる。誕生から死までの間の世界(現世)では、「霊媒」とは、脳のある部分を、人間の全体性から切り離すような形で発達させた人のことである。

 従って、ときとして、脳のある部分、特に自我の活動を支える部分が、基盤的な役割を果たさなくなることがある。

 自分に向かって「私は」と言うとき、つまり、充分に自我を意識しているとき、この意識は脳のある特定の部位に根ざしている。この脳の部位が、霊媒(状態)により分離されると、前回述べた段階にある実体(アーリマン的存在)が、人間の自我の代わりに、そのような部位に滑り込みたい、という衝動を感じるようになる。

 (この脳の部分とは、松果体にある脳砂のことだろう。シュタイナーによると、この松果体は正四面体、いわゆるピラミッド「四角錐」に近い形をしているというが、解剖学でいうとやや膨らんでいて、正四面体を球形に近づけた感じである。私観だが、男根の先にも似ている。

 ピラミッドは、秘儀参入の場だが、松果体をモデルにしてつくられたのかもしれない。人間の霊媒の場である松果体が、秘儀参入の場でもあるからだ。



 プラトンは、自らの書に、恋愛とは、互いの信仰する神々との交流でもある、というようなことを書いているようなので、このような話についてもよく知っていたのだろう。)

第三の眼
http://www.topaz-dent.jp/129.html

松果体
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E6%9E%9C%E4%BD%93

 アーリマン的存在が、霊媒に憑依するとき、霊媒は、文明の成果を未来に伝えることを目的とするアーリマン的存在たちの乗り物になる。アーリマン的実体たちは、たまたま自我が不在になった脳に憑依するとき、この脳の中に自らを確立したいという圧倒的な欲求を感じる。

 そして、霊媒がトランス状態にあり、脳(松果体)が、人間から分離されるとき、この種の文明の成果を未来に伝えるのが目的であるアーリマン的な影響を被る実体(元素霊)が、脳(松果体)の中に寄生する。

 上記のような霊媒は、一時的に、自我の担い手ではなく、宇宙での自らの義務(業務)を怠っている元素霊の乗り物になる。宇宙的な義務を怠る元素霊、という表現を文字通りの意味として受け取って欲しい。

 (アーリマン的存在は、堕天使で悪霊である。霊媒は悪霊に憑依される。従って、常に覚醒意識を確立しないといけない。意識的に行動しないといけないというわけである。

 古代の神殿の巫女には、しばしば悪霊が憑依して、文明の成果を未来に伝える役割を担った。この事実を、聖書は、蛇に唆されて、知恵の実を食べたエヴァに準えている。)

 アーリマン的な元素霊の義務は、人間の筆記を観察することである。人間は、いま述べている脳の部位に根ざした力を用いて筆記するが、アーリマン的存在たちは、通常の業務としての観察の代わりに、人間から分離する可能性がある霊媒的な脳を絶えず探索している。



 そして、分離した脳の中に滑り込み、筆記という技術に関して、その観察から、アーリマン的存在の技術を、教師として教え、同時代の世界に導入する。

 このようにして、アーリマン的存在は、霊媒の力をかり、アーリマン的存在の目的に従い、(人類の進化度に応じて)未来に伝えるべき叡智を、現代に投影する。

 霊媒主義は、本来、未来の能力となるべき叡智が、曖昧で、未熟な混乱した形で、現代において早熟に発達させられる、という事実に由来している。この事実が、霊媒の予知能力の源泉であり、他の人々を魅了する元ともなっている真実でもある。

 実際、その機能は、今日の人間の機能よりも遥かに完璧だが、それは上記のような形で導入される。

 (要するに、予言とは洗脳である。遥か古代に蓄積された技術のエキスを、未完成な形として教えることである。単純にいえば、子供に銃をもたせるようなものであろう。)



 というのも、人間には、ある地上生(前世)から別の地上生(現世)へと、全てを運ぶことが不可能だからで、運べないものを媒介する存在となる。この事実が、ある種のクラスの存在たちによる憑依、すなわち霊媒現象の秘密である。

 (カバラの樹の図のセフィロトでは、隠された叡智のセフィロトに相当するのだろう。カバラの樹とは、通称は、生命の木と呼ばれ、人類の進化計画を図式化したものとされる。

 聖書では、アダム、人類の祖が、生命の木から、知恵の実をとって食べた、と記述されているが、それは、この生命の木であるカバラの樹の図のセフィロトから、隠された叡智のセフィロトをとってしまったと解釈できるわけである。

 このシュタイナーの講義をそのまま簡略化してイメージ化しているともいえる。)





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Last updated  2010年10月05日 14時07分59秒
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