シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2010年09月24日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 さて、宇宙には様々の領域に属する多くの存在たちがいる。秘儀参入者が、死者たちに遭遇し、死者がそこを離れるまで10年、20年、或いは30年にわたって同伴できる領域にも、人間に気づかれることなく物質世界に参入してくる多くの疑いなく現に存在するものたちを見つけることができる。

 そのような存在たちは、ある特殊な元素霊として記述するのが最良だろう。上記のように、死の門を通過して間もない死者たちの後を追っていくとき、あらゆる種類の形態を付与された元素霊たちが住む世界、元素霊が属する世界へと参入することになる。

 勿論、これら元素霊たちが、その世界に属している限り、その世界に適した力だけを実際に使用すべきである、と考えるだろう。

さて、元素霊の中には、その活動を自身の世界に限定せず、例えば、人間の筆記の様子を観察し、人間が生まれてから死ぬまでに、現世の中で行うあらゆる活動を追跡する存在もいる。そのような、人間の活動の観察者である元素霊たちに、人間は常に取り囲まれている。

 (人間は、誰もみていないと悪事を行うが、実は、性質の悪い元素霊がみているともいえる。)

 さて、この元素霊の観察者としての役割自体は有害ではない。何故なら、今述べている観察行為の背後には全体的な計画があり、その本質とは、人間が物質世界との関わりを通して、獲得する全てのものが、人間の世界と境を接する全精神世界、つまり、人間が、死後直ちに参入する死者の世界も含むが、すなわち秘儀参入者が、死後何十年も経った死者たちと接触を持つ世界には欠けているからである。

 この死者の世界には、例えば、筆記や読書、御馴染みの飛行機、自動車、或いは鉄道は、もともと存在しないからである。

 (死後、人間の魂が、現世とあまりに異なる世界に参入して、ショックを受け、魂が硬直しないように、死後の世界は、現世に類似した世界につくられているという。人間の現世での欲求を、その世界で、徐々に捨て去る訓練を行うという。

 簡単にいえば、怒りと破壊の衝動を捨てるための施設なのだろう。いわばカウンセリング室という感じなのだろう。現世と類似した環境をつくるために、現世で活動する人間の活動を元素霊たちは観察する必要がある。)

 この地上で、人間は自動車を組み立て、読書し、本を書くが、このような行為全てに天使たちが参加している。これら全ての共同活動が、宇宙一般にとって重大な意義がある。

 今述べたような元素霊たちは、人間の世界と直接境を接する世界から「委嘱」を受けている、というのが真相で、元素霊は、人間の活動を監督する義務がある。元素霊は人間の本性に関心を持ち、将来のために、その分野で、元素霊が学ぶ叡智を保持する、という任務を、別の世界から負っている。

 人間は、人間として、人間のカルマや外(唯物)的な文化によるカルマへの影響を、1つの人生から別の人生へと運んでいくことができる。例えば、人間は自動車に関連した経験を1つの地上生から別の地上生へと運んでいくこともできるが、自動車の組立方法という叡智そのものを運んでいくことはできない。

 地上の力だけに関わる叡智を、ある人生から別の人生へと運んでいくことは人間自身にはできない。従って、人類は文明を通して、何らかの基礎を築いてきたが、もし、別の存在たちが力を貸さなかったなら、全て喪失していただろう。

 さて、いま述べてきた元素霊たちは、人間が1つの地上生から別の地上生へと運んでいくことができない叡智を、未来のために保持する、という任務のために「分遣隊」が分けられている。

 これら分遣隊の多くの元素霊たちにとって、その任務を成就するのは困難だったので、太古の時代に発見された多くが、再び人類から失われてきた。

 人智学が確立を目指す顕著な点とは、人間が1つの地上生から別の地上生へと自分で伝えることができないような、例えば古代文献中の抽象的な内容を、宇宙的な計画に従って、未来に運んで行くという使命を負った存在たち(分遣隊)に、人間が取り囲まれている、ということを指摘することである。

 (人間の進化は、どのように行われてきたか、といえば、必ず、宇宙人が想定されるが、その存在が、月の存在たちに人間の叡智の管理を委託された元素霊である。)

 人間と直接的な関係にある精神的存在たち(神々や聖霊)には、自らの使命を明かすことは不可能である。従って、人間自身にも、不可能である。

 人間と直接的関係にある精神(霊)的存在たち(神々や聖霊)の手助けをする存在として、元素霊のなかの分遣隊を選抜する必要があり、その分遣隊に相応しいのは、精神(霊)的存在たちとは長らく疎遠であった別の存在たち、すなわち、人間と直接関わってきた精神(霊)的存在たちとは、全く異なる進化を経験してきた存在たちである。

 (この内容が、神と悪魔との人間に対する契約といわれるものなのだろう。悪魔は、人間に叡智を授ける代わりに、叡智に虜になり、自らのエゴのために、人類愛から踏み外す連中を、食べる役割を担うといえる。)



 アーリマン的存在たちは、アーリマン的な宇宙の力によって、自動車の組立のような現代技術を理解できる存在であり、人間自身が1つの受肉から次の受肉へと運んでいくことができないような文明の技術的な成果を未来の時代へと伝える存在なのである。





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Last updated  2010年10月04日 11時31分51秒
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