シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2010年09月30日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 秘儀参入者は、心霊主義的セッションを執り行う人たちの姿が、有毒な植物である事実に気づく。

 この事実から、この心霊主義的な姿の内で働く全てが、本来なら、人間の進化プロセス(過程)を前進させ、遥か未来において実を結ぶべき成果を、それが属さない現在へと前倒しし、引きずり下ろす、ということを学ぶことができる。それらは、現在では(早熟の要因となり)、人間に有害な働きを及ぼす。

 心霊主義のなかの秘密とは上記のもので、この秘密に関しては、もう少し学ぶことにする。

 さて、心霊主義のどの側面が人間にとって主要な問題を提示するかを明確に示せる。このような文脈での説明は、必然的に多少抽象的に見えるかもしれないが、それでも心霊主義の本性に関する、なんらかの理解を与えるだろう。

 さて、頭蓋内に横たわる人間の脳は平均1500g、もしくは多少前後した程度の重量をもつ。実際、これは、かなりの重量で、この重量がそのまま反映したなら、脳の下の基底部にある繊細な血管を、脳自身の重量で、直ちに押し潰してしまうだろう。

 ところが、どんなに長く生きても、脳がその下の血管網を押し潰すということは決してない。このことは以下の説明によりすぐに正しく理解できる。

 現代人の身体構成を取り上げてみる。脊椎管は上方にのび、脳で終わる。ある部分を除いて、脊椎管は液体で満たされ、脳はこの液体中に浮かんでいる。

rightway8-2.gif

 では、ここで、アルキメデスの原理を考察する。アルキメデスの原理は理科の勉強で既知だろう。彼が風呂に入っているときにインスピレーションの閃きから発見したと言われている原理である。彼は次のような実験を行った。



 アルキメデスのような人物にとって、このような経験は広い意味を持っていた。彼は、物体が液体に完全に浸されているとき、見かけ上、物体により押し退けられた水に相当する重量を失う、という原理を発見した。

 (アインシュタインの一般相対論は、このアルキメデスの原理に似ていて、質量をもった物体が時空間にあるとき、物体により歪められたエネルギーに相当する重力をもつ、という感じである。)

 ビーカーに水を入れ、実験台の上に置き、バネ秤から紐でつるした物体を、水の中に下げる。その物体は、水中では、空中にあるときよりも軽くなる。物体が液体に浸されるとき、押し退けられた水の重量に等しい浮力を受ける、というのがアルキメデスの原理である。

 (一般相対論の場合は、質量に等しい重力を受ける、ということになる。)

 人間にとって、この原理は大変有難いもので、何故なら、脳は脊椎液の中に浮かび、脳の見かけ上損失した重量は押し退けられた脊椎液の重量に等しいからである。

 結局、脳は約1500gの重量を頭蓋内にもたない。脳が、見かけ上失った重量は押し退けられた脊椎液の重さ、つまり、約1480gだったら、アルキメデスの原理に従って、実際上の重量はたったの約20gということになる。

 つまり、人間は、脳組織の中に、実際の重量よりも遥かに軽い重量に相応する「何か(脳砂?)」をもっている。頭蓋内で、脳はわずか20gしかないが、この20gを大切にすべきであり、何故なら、その重量だけが「自我」を担うことが可能だからである。

 (松果体が石灰化するのと、関係があるのかもしれない。)

 さて、人間の身体全体には、液体という媒質中に浮かぶ、あらゆる種類の固体成分、例えば血液中には、血球が含まれている。それら全ての固体は、正味の重量喪失を被り、一部だけが重量として残る。それら一部もまた「自我」を担う。

 上記のように残った重量である「自我」は重力に拘束されず、血液の中に血球として拡散する。

 人生の中で、人間内にある知覚可能な重量をもつ、あらゆる存在を注意深く観察する必要がある。脳の重量に相応する霊的存在、文字通りの意味で、重量をもつ存在に対して、厳密な注意を払わなければならない。



 霊媒師とは、人体構成において、この固体の残された重量部分、すなわち約20gの重量を有する脳が、「自我」をもはや包含しない人のことである。「自我」が、その重量部分から放逐されても、まだ重量を保持しているので、元素霊たちが、そこに直ちに入り込むことが可能になる。

 唯物的思考法は、あらゆる存在に、物質空間を割り当てるので、元素霊が霊媒師に憑依するとき、人間のどの部位に入るのか、を知りたがる。このような思考法は、そもそも、静的、線形的に考える唯物心が語る言葉からなる。

 ところが、生命とは、そのような静的、線形的ではなく、動的で、非線形的に進行するものなので、霊媒師が純粋に線形的、幾何学的に配置できる部位において取り憑かれている、と言うべきではない。

 霊媒師が取り憑かれている部位とは、人体構成においては、残された重量、もしくは重さをもつ部分、つまり(浮力によって除かれていない)、いまだ地球に引きつけられている重量部分である、と言うべきである。

 とはいっても、アーリマン的な存在たちは、そのような部位に参入できるだけでなく、別の部位にも入っていくことができる。



 睡眠中に、自我は、肉体を離れ、霊界に戻るが、覚醒時に精神統一が意識的にできていないと、睡眠中に、自我の一部が離れて肉体に残り、闇のようになるという。いわゆる精神分裂の病態を示すという。

 すると、睡眠中に、アーリマン的存在が、残された自我の一部、いわゆる闇を基点として、侵入し、肉体に腫瘍を形成するというわけである。)

 上述した事実は、最も粗雑な側面を示したに過ぎない。より繊細な側面についても議論する必要がある。





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Last updated  2010年10月08日 11時03分50秒
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