シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2011年02月17日
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カテゴリ: 神秘体験空間


 夢のしくみ


 現代人が見る夢は、どこか混沌とした様を示しているが、その夢の中には、これまでの人生体験が様々な形で現れている。とうの昔に忘れてしまっていたことが、様々な変化を遂げ、夢となって再び現れる。

 生活の場においては注意することもなく過ぎ去ったように見えた事柄でさえも、夢の中に浮かび上がる。体験した当時の時間の前後関係もまた様々に混ざり合って現れる。

 この夢の様子を注意し観察すると、1つの全く不思議な特徴が見えてくる。つまり、夢の内容として現れてくる全ては、本質的には、3日以内に体験した事柄と、どこかで結びついている。

 例えば、恐らく、25年前に体験した事柄を再び夢に見る。多少は変化しているが、25年も前の体験がこの上ない生々しさで、再び現れてくるのを体験するだろう。

 よく観察してみれば、常に次のような発見が生じる。

 「この夢の25年前の出来事の中には、エドゥアルト君も参加している。」

 つい最近、何処かで、たとえ非常に微かでも、エドゥアルトという名の友人の言葉が耳に入ったか、もしくは、その言葉を読んだかした出来事に気づくだろう。

 たとえ、その出来事がどんなにつまらない体験でも、夢の中に取り込まれた遠い過去の思い出は、3日以内に体験した出来事と結びついて現れる。以上の、2日、3日、4日というような日数は勿論、大凡でしかなく、夢での体験を、当時の体験とは全く違った形で自分の内に担っていることによる。



 普段は、以上のことを意識していないが、常に最近の経験を集中した形で感情に働きかけている。なぜ、そうなのかと言えば、知覚や思索を通じてアストラル体と自我の中に受容した事柄全ては、エーテル体、更には肉体にも刻印づける必要があるからである。

 以上の刻印づけには2日、3日、4日を要する。従って、体験がエーテル体と肉体に刻印づけられるまでには、2晩か3晩は睡眠を重ねる必要が生じる。なぜなら、睡眠を重ねたときにはじめて、体験が少なくともエーテル体の中にしっかりと根づき、決して失われることのない記憶内容となるからである。

 本質的に、アストラル体とエーテル体の間では、体験の刻印のために絶えざる相互作用、いわゆる一種の内的な闘いが生じている。以上の闘いを通じて、意識的に体験した内容が身体の物質要素をも変化させる形成力となって働きかける。

 4日か5日経つまでに、感覚体験をエーテル体と肉体の中にいわば記入する。すなわち体験を刻印することで、知覚体験が完全な所有物となるまでには、3日か4日は待つ必要がある。

 以上の刻印により、非常に重要なことが生じる。人間の真の本性は、基本的に、自我とアストラル体でしかあり得ない。

 エーテル体を、人間の所有物と言うことはできない。物質万能の時代の人間は、傲慢にも、エーテル体、特に肉体を自分の体であると思い込んでいる。

 しかし、肉体とエーテル体は本質的には宇宙に属する存在である。従って、3日、4日経って、自我とアストラル体の中で体験された経験がエーテル体と肉体とに委ねられるとき、体験はもはや人間だけに属するものではなく、宇宙に属するものとなる。

 本質的に、世界との係わり合いの中で得た体験は、3日の間だけ、自分だけのものと考えることができる。3日か4日後になると、体験内容を宇宙の中に書き記すことにより、宇宙の中に存在させ、(肉体やエーテル体とともに)神々の所有物となる。





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Last updated  2011年02月17日 16時58分44秒
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