シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2012年07月10日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 続いて、割れた歯のエナメル質には養分が供給されるのか、という疑問も出てくる。

 この場合、養分の供給がないことが、これまで述べたことからわかるが、また別の事実にも注目する必要がある。

 人智学から探求すると、歯の形成部位やその周辺では、エーテル体が非常に活発に働き、この活動は自由で、物質的機構との結びつきは緩くなっている。

 歯の周辺のエーテル体は、顎の周辺に特異的に、常に活発に動きまわるような物質的な機構を形成する。このように自由な機構は、下腹部には存在しない。

 下腹部では、狭義的な意味で、エーテル体は、物質的、器官的な活動と密接に結合し、以前述べた、分娩後の女性が歯を駄目にするというような現象は、このエーテル体の働きと関係する。

 エーテル体の活動が、妊娠のときのように、物質的組織から離れ、緩むと、即座に、反対の対極である歯の機構に重大な変化を引き起こす。同様に、痔疾も、物質体とエーテル体が分かれ、その機能において独自の道を歩むことに関係している。

 人体の末端で起こる、エーテル体の独立は、もう一方の対極において、エーテル体を、人体の物質的機構のなかに引き入れるので、反対の作用、つまり破壊の作用と結びついてしまう。

 (妊娠や、痔などで、歯の損失が生じる。)



 (まるで、梃子の原理のようである。)

 さて、また次のような疑問が生じる。

 「外的なフッ素の作用について述べてきたが、人体は非常に複雑なので、もし、その作用を充分に見極めることができない場合、フッ素作用を促進する教育が間に合わなければ、どうやって、治療すればよいのか?」

 という疑問である。

 手と足の共通の動作全般は、肉眼でも見えるフッ素の作用で、指や脚が柔軟に動くようになると生じてくる素質である。

 フッ素の作用とは、手足等の動作の背後にあり、人体内を原子論的に想像しても捉えることができず、人体組織の表面に動作として現われ、人体内に向かって継続していく作用である。人体の表面で起こる活動が、人体内に継続していく作用が、フッ素作用なのである。

 子どものときの教育が拙いのは、歯の損失だけでなく、その子が自主的に何も始められず、器用になろうとしないことからもわかる。

 子どもに対する教育がよくないとき、人体に予防的に介入することが重要になってくる。トチノキの樹皮から採った水溶液(エキス)[Aeskulin auszug]を試してみるとよい。非常に薄く希釈したトチノキの樹皮を内服させると、手遅れでなければ、歯の保護や長く保つように調整的に働きかけることができる。

トチノキ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%81%E3%83%8E%E3%82%AD

 (上のウイキによると、昔の日本では、主食としていた村もあったそうである。)



エスクリン
http://kotobank.jp/word/%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%B3
http://www.chemicalbook.com/ChemicalProductProperty_JP_CB8245061.htm
http://www.j-tokkyo.com/1994/A61K/JP06145035.shtml

 実際、奇妙だが、トチノキの樹皮液(エスクリン)に、分光スペクトルを通すと、紫外線等が吸収される。このような吸収作用は、水溶液でないと駄目で、非常に薄く希釈して人体に取り入れれば、同様の効果が得られる。



 同様の効果は、また別の日常でみられるクロロフィル(葉緑素)を用いた処置でも実施できる。トチノキなどの植物の樹皮に見られる作用は、本質的に、クロロフィル(葉録素)のなかに、また逆の作用を形成する。

 ただ、同様の効果を与えるには、クロロフィル(葉録素)を、エーテルのなかに抽出しなければならず、しかも内服ではなく、下腹部に外から擦り込む必要がある。

 従って、エーテル化されたクロロフィル(葉録素)を下腹部に擦り込めば、トチノキの樹皮液(エスクリン)の内服と同様な方法で、歯の保護のために人体に働きかけることができる。これらは是非試行してみるべき処方で、統計的な成果が示されれば、重要な印象を与えるにちがいない。

 歯髄全体が一端死んでしまうと、フッ素摂取に適するように、人体組織全体が変わらなくてはならない。すると、一般的な歯の治療の問題だけではすまなくなる。

 さて、以上のことから、まだ歯の治療が可能な限り、歯が、人体組織の成長力と密接に関係していることがわかる。というのも、エスクリンとクロロフィルについて述べた処方が、鉱物化に向かう精妙な成長過程(プロセス)と本質的に関わる作用へと導くからである。

 人間は、高次の精神へと向かう進化を、歯の形成過程(プロセス)全般により贖わざるを得ない。系統発生上からも同様である。動物の歯の形成過程(プロセス)に対し、人間の歯の形成過程(プロセス)は、退化の過程(プロセス)なのである。

 しかも、人間は、この退化の過程(プロセス)という特長を、頭部の過程(プロセス)と分かち合っている。

 以上、歯の形成過程(プロセス)全体の判断のために重要となり得る見方を紹介した。更にまた基礎を与える別の事項をつけ加えれば、更に幾つかの事実が判明するだろう。





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Last updated  2012年07月10日 09時14分34秒
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