シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2012年09月11日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 では、そもそも一体、血友病は何に起因しているのか?

 結局、血友病が何に因るかは、表面的に観察しても示せる。血液の凝固能力がないために、通常は傷のなかで、血液の凝固に至るが、血友病患者の場合、凝固に至らずに、単なる鼻血や、歯の手術による出血などの、人体外への僅かな開口部であっても、出血多量で、死に至ることもある。

 もともと、血友病は、血液の凝固力の不足に因る。とすると、血液自身のなかに、凝固力に対抗する何かがあり、その何かが強く作用しすぎるので、通常なら、血液を凝固させる外からの力によっても、止められなくなる。

 血液の凝固は、外からの力が関わっている。血液のなかに、この外からの力を抑えつけてしまう何かがあると、血液のなかに、過度の液体化の傾向が現れてくる。

 人智学の知見から、この血液の液体化への強力な傾向は、人間の自我-形成全体と関わっていることが容易にわかるが、それは、自我のなかで働く、表面的な、表象(イメージ)に関わっているのではなく、自我のなかで働く、根底の意志と関わっている。

 つまり、人間のなかの意志の強弱と、血液を過度に液体化する組織化とが関係している。

 歴史的な事件に対して、正しい解釈を用いれば、ある自然の秘密へと辿り着ける事実を見事に示す事件を挙げることができる。それは歴史的に名高いエンガディン地方(スイスの一地方)の乙女たちの事件である。

エンガディン地方
http://www.myswiss.jp/jp.cfm/area/offer-Destinations-01Graubuenden-318719.html



 エンガディンの2人の乙女は、医学が必要とする人間認識に対して、徹底的な啓蒙として影響を与える歴史的事件を作り出した。このエンガディンの乙女たちは、血友病の家系出身で、結婚しないことを固く決意したため、血友病の遺伝を個人的に撲滅した人たちとして歴史に登場する。

 (この点から考えると、王家継承は、男系継承が相応しい。古代イスラエル王国継承の意味では、Y染色体にあるD系統YAP型は、古代イスラエル王国と、日本をつなぐ上で、研究上究めて重要である。)

 さて、このような歴史的な出来事の場合、正しい解釈に目を向けなくてはならない。上記のような乙女のように、生殖衝動から身を切り離すことは、血友病の家系から出た娘全ての特質ではない。アストラル体には作用せず、自我のなかだけに作用する、強い主観的な意志の養成も、意志の働きである。

 つまり、彼女たちには、この強い主観的な意志があった。すなわち、彼女たちの自我のなかの意志は、血友病患者において効力を発揮している過度な力と、ある形で関係している。

 この意志は、血友病でない人の場合よりも容易に、意識的に強められる。この意志を、正しい解釈で認識すれば、血液に特有の、ある本質的な力との関係を発見し、人間の外にある力との相互作用をも認識できるようになる。

 意識的な意志と関係する、血液中の力へと目を向けることで、人間の意志と人間の外にある力との関係が、総じて、どのようなものなのかを洞察できるようになる。

 さて、その回答は次のような事実にある。人間の外にある力が、人間の意志による力と霊(内)的な親和性を持つのは、宇宙の進化が経過するにつれ、人間の意識的な意志全般と関わる力が、最終的に自然界のなかに分離された、という事実が背景にある。

 意志と関わる力は、最終的に自然界のなかに分離され、外にある力となった。

 だから、人間の形成過程(プロセス)における分離により、外の自然のなかにある力を、その特性を通じて、人間の形成過程(プロセス)と、いかに関係を再び持ち得るかを、研究により示すことが重要となる。

 このような関係は、長い間、自然のなかに研究されてきたが、それを洞察することは極めて困難である。なぜなら、17、18世紀までの先祖伝来の(伝統)医療が、なおも保持していた治癒力を、今日の主知主義的な人間のなかで、再現することは困難だからである。

 当時研究されていた内容は、アンチモンとの関係全般だった。

アンチモン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A2%E3%83%B3

 アンチモンは奇妙な物質である。バシリウス・ヴァレンティヌスのような伝説的な人物が、熱心にアンチモンを研究したのも、アンチモンが特別な物質だからだった。

バシリウス・ヴァレンティヌス
 Basilius Valentinus;14世紀と15世紀の変わり目頃生きた。著作:「アンチモンの凱旋車」、「太古の偉大なる賢者の石」、「化学の黙示」。

十二の鍵
http://macrocosm4alchemy.web.fc2.com/translation/Twelve_Keys.html





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Last updated  2012年09月11日 14時27分04秒
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