シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2012年10月02日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 前回までに、カタカムナの31の図が、恐らく人間の脊髄神経を表し、脊髄を中にいれている脊柱は、32~35個の椎骨から構成されるが、それが秘密結社等の33の位階に反映され、あわせて老子の説く意味を紹介した。

 そこで、人間の脊髄を表した、カタカムナと「〇に・(点)」の関係を、カバラの生命の樹という別の面から、再考したい。

 シュタイナーもカバラの生命の樹を紹介しているが、それとはまた違ったカバラの生命の樹の興味深い説明が、前にも紹介した以下のサイトに載っていたので、拝借してわかりやすく要約し紹介する。この説明は、前に紹介した「療法の眞義」の著者モーリス・ドリールのものである。

知足自愛
http://blog.livedoor.jp/k12345kk-12345678910/archives/cat_188312.html

  ☆  ☆  ☆

 この外(物質)的世界では、極めて少数の学徒を除いては、実際に有用で、正しい教えを伝授することは不可能である。それはなぜか?

 学徒は、自分のしたいことを望むからである。真理の正しい探求方法は、絶対的な無私の、全てに開かれた心で、教えを学びとり、実践することだからである。

 カバラでは、「ネフェシェ」と呼ばれる物質界の魂と、「ルアキ」と呼ばれるアストラル界の魂と、「ネシェマー」と呼ばれるメンタル界の魂の3つの魂と、この3つの魂を超越した「キアー」と呼ばれる魂がある、といわれている。キアーから他の3つの下位の魂が発生した。



 物質界の人間は、「ツェレム(想念)」と呼ばれる二重性から造られた、と言われている。人間は相反する二つの特性(悪天使サマエルと善天使ミカエル)を持っている。

 情緒により支配された低級ツェレム(想念)のサマエルの反映が「左側の道」となり、ネシェマーとキアーとに導く理性の力により支配された高級ツェレム(想念)のミカエルの反映が、「右側の道(善の道)」となり、この両者の道に、魂は通じている。

 人間は、「聖の根源」の自由意志の代理者として、分離されているが、ある霊力のチャンネルと結びつき、この自由意志の意識上で、全てのネガティヴ(否定)なものを受け取る事が出来る。

 「聖の根源」は「聖」自身の、絶対調和や絶対秩序の本性の故に、ネガティヴ(否定)なものを隔絶していたが、人間は、ネガティヴ(否定)なものを形成しなおし、その本性を転換してポジティヴ(肯定)なものへと変えることが出来る。

 原始の人間では活動的だったが、人体の進化の故に退化し、今もなお、その痕跡を遺す器官として、扁桃腺、虫垂、頭部の第三の目(松果腺)がある。

扁桃腺
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%89%81%E6%A1%83%E8%85%BA

虫垂
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%99%AB%E5%9E%82

 偉大な人間や、その弟子たちは、自身をマスター(導師)と言ったりはしない。マスターというのは、「聖の根源」と接した人のことで、総てのネガティヴなもの(否定・消極)を捨て去った人で、因果から自由に解脱した人で、同時に、この地上の各々の魂が、自分と同様な能力をもつことを知っている人のことである。

 グノーシス派による紀元4世紀までの著作の大部分は、キリスト教の神秘主義に関するもので、それはイエスが、直弟子たちに教えたもので、一般大衆に対しては全く教えなかったものである。



 グノーシス派の人々にとっては、イエスは「心(魂)的出生」の一人で、総ての根源、総ての力と智慧と知識を獲得した人と考えられていた。またイエスが、この世に出てきたのは以下の二つの目的のためである。

 1)永劫の中の永劫をはじめるため
 2)人間種を、物質的存在から解放して、代わりに「心(魂)的出生」意識を達成するため。

 神は外から内へ行くことも出来るし、内から外へ行くことも出来る。「大なる世界の入口へは、意識の収縮拡大によって、つまり、外から内へ行くことか、内から外へ行くことかによって可能となり、総てを成し遂げる」

 <創造の書>より



 これは生命の樹(アダムカドモン~聖なるアダム)の10のセフィロト(十光)と、22の小径(パス)のことになる。

 宇宙の3つの創造原理:数(物質法則)、文字(固形化、すなわち物質化)、言葉(創造をもたらす力の振動)。

 3つの母字は3原要素:アレフ(空気)、メム(水)、シン(火)で霊界を表す。

 7つの複字は、7つの神秘の聖なる霊の感星、ヨガの7つのチャクラ、7周期の世界でメンタル界(心界)を表す。

 12の単字は、有限界の12の神秘法則、12の惑星、12の黄道宮、脳内の12の霊センターでアストラル界(形成界)を表す。

 ソロモンの標章(六芒星、カゴメ紋)は、非常に強大な力をもち、ソロモンは、これによって、自然の四大の精霊の力を呼び出し、命令出来た。

生命の樹
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%9F%E5%91%BD%E3%81%AE%E6%A8%B9



 人は大宇宙に対する小宇宙である。


 人間の意識(本性)は、実際は、内巻きの道に従って、モノの根源へと戻る。あなたの魂は、「聖なる霊的創造」の一部であり、神が「十(完成)」として顕現しているので、あなたが「絶対」に戻るためには、生命の樹の段階を再び踏み上がらなければならない。

 人間が、神と呼んでいるものは、自身の全目的に向かって、成長し、変化し、拡大しつつある。物質肉体に住んでいる魂は、この宇宙に存在する死に過ぎない。肉体内の魂は、この根源(神)との接触を失ってしまっているから、霊界の見方からすると死んでいる。

 悪は、ネガティヴ(消極・否定)な表現の一つの状態であり、秩序的で、調和的となって、聖なる光の一部となり得る潜在性を持っている。創造者の内に本有する特性を分有しない様な創造物なんて一つもない、という確固とした法則がある。

 人は自己の目的達成のための自由意志を使って、不調和と不秩序のなかへ、より深く入ってゆき、深く入りすぎたために、ネガティブの犠牲となってしまった。そして、人間の失格(神性剥奪)として知られている出来事がおこった。

 人はもはや創造力を駆使して望むものをつくれなくなった。これはネガティヴの中に落ちてしまって、ネガティヴに縛られたからである。

 全宇宙というものは、聖なる機構により極性(陰陽)のバランスのとれた広大な動く蜘蛛の巣の様なものである。

 物質界は、ネガティヴ光と完全(ポジティヴ)光との間の緩衝物である。

 人類は、人生は学校であると悟らねばならない。死は実在ではなく、魂を完全なる光から妨害しているネガティヴを取り除く一助として、偉大な存在たちが、つくった振動(変容)にすぎない。

 肉体から肉体へと移り住む進歩のほかに、惑星から惑星へと移る進歩がある。この魂群の次の惑星への大移動が文明の興廃の因である。一つの文明をもった人々の魂群が高い発達状態へと達して一歩進める(一段高い惑星へ行く)と、その代わりに低い惑星から別の魂群が移り住んで、再び未開から文明への道を昇りはじめる。

 ネガティヴなエネルギーは力を常にもっている。ネガティヴは、調和を超えた力をもつのではなく、もしネガティヴとの調和が、それに力を与えるなら、ネガティヴは同調力をあわせもつ。

 もし、人間の意識が、ネガティヴなものに、力と同調の道とを与えるならば、ネガティヴは力をもつようになる。

 我々は聖書に次の様に語られている時代の時にある。

 「天にシルシと不思議とがあらわれるだろう。それらのシルシと不思議とによって、あなたがたは最後の日が近づいたことを知るだろう」

 「あなたがたが平和にいると思った時、天から火が振り、強い熱によって諸元素は燃えるであろう」

 これらは原子爆弾や水素爆弾のことについて完全な記述なのである。

  ☆  ☆  ☆

 というように、生命の樹については断片的に語られているにすぎないが、人間自体が生命の樹であることが伺える。次回に老子との関連を紹介する。





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Last updated  2012年10月03日 08時49分38秒
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