シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2012年10月11日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 アンチモンの投与により、器官形成力を刺激できるが、その刺激に強い体質をもつなら、通常の食事などの摂取から、特定の体質を促進するのと同じように、アンチモンの有害な作用も克服できる。アンチモンの刺激に強い人とは、循環や律動過程(プロセス)を、調整的に維持できる人のことである。

 コーヒーを嗜好する人は、コーヒーにより律動過程(プロセス)を調停的に促進する。いまは単に事実を述べているだけで、コーヒーを推奨するつもりはない。というのも、律動過程(プロセス)の調整を、自身でなく、コーヒーなどに依存すれば、別の面から、有害性が生じる可能性があるからである。

 律動過程(プロセス)の調整が不得手なくらい、魂の能力が未熟な場合、コーヒーの嗜好は、その調整へと導く。従って、アンチモンによる中毒には、コーヒーは一種の特効薬となる。なぜなら、コーヒーは、人体内の器官の形成過程と、外で生じる過程との間に、律動(リズム)を回復させる働きをもつからである。

 人体内は、ある一定の律動(リズム)により維持されている。コーヒーを嗜好するのはそもそも、人体内の諸器官の形成過程と、外から諸器官の周辺へと摂取された食物との間に、継続的な律動(リズム)をもたらすためである。

 形成過程に対する律動化の過程は、再度、アルブミン化の過程(プロセス)への注目へと導く。器官形成過程とは対極的な過程(プロセス)は、器官自身がもつ内的な組織力ではなく、外的な消化力により促進される。

 つまり、腸の運動のような機械的に生じる過程や、通常、消化として生じる過程全般は、他ならぬ蛋白質形成力でもあるアルブミン化の力が親密に関与し、同時に、アンチモン化の力と対置される。

 さて、既に指摘したことだが、再度指摘しておく。殻を形成する牡蠣などは、アルブミン化の力が外に現れた典型的な例で、かつ特別な存在でもある。同じ過程が、小規模だが、卵の殻の形成、いわゆる石灰の分泌などの場合にも見られる。

 牡蠣の殻や、卵の殻のような形成過程とは一体何なのか?

 殻とは、卵の本体や牡蠣が、自身から解放し、放出しなければならない産物で、もし、卵の本体や牡蠣が、殻の成分を保持したままでいたら、死んでしまう。つまり、殻の形成は、単純にいえば、生命の維持活動に基づいている。



 つまりアンチモン化の過程に対置される、アルブミン化の過程(プロセス)を、一緒に食べていることになる。だから、牡蠣を食べすぎると、人体のなかの、チフス様の症状に通じる過程全般が促進される。牡蠣を食することで、究めて興味深い経過がわかる。

 牡蠣を食べれば、下腹部の消化力、つまり、それに関与するアルブミン化の力を促進する。ところが、下腹部の消化力により、それと対極的な力が、頭から解放され、下部へと放出される。すると、牡蠣を食べたときは、頭のなかで働く本来の力がなんの抵抗もなくなり、主観的に軽く感じるようになる。

 牡蠣を食べると、頭が軽くなる。人間は、このアルブミン化の消化力を、絶えず発達させる必要がある。なぜなら、アンチモンの外からの形態形成力の負担を、頭にかけることができないからである。ところが、牡蠣を食べすぎると、あらゆる情熱で、頭が空っぽになる。

 従って、牡蠣を食べ過ぎる人は、以前、特徴を述べた、上部の力による、下腹部の器官への突破の可能性を大きくし、いわゆるチフスへの傾向を促進する。だから、このチフスの傾向を認めたら、上部の力の、下腹部器官への突破を抑制するために、アンチモンの処置を考えることができる。

 従って、アンチモンの内服と外用との同時的な処置を遂行することで、例えば、アンチモンを、生体内で非常に希釈し、上部組織に浸透するように内服し、同時に、アンチモン軟膏を外から擦り込むことで、チフスへの傾向の克服に到達できたら、良い治療成果が得られる。

 また、アンチモンの投与量と投与法の調整により、逆のアルブミンの作用も高めることもできる。なぜなら、アンチモンの作用もアルブミンの作用も、チフスの傾向に対して相互に(陰陽として)調整しあうからである。





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Last updated  2012年10月11日 16時09分12秒
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