シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2012年10月23日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 前回は、エメラルドタブレットから、トート(トス)を紹介し、老子との関連を探ってみた。続けて、エメラルドタブレットを要約していき、老子とのつながりを紹介する。

 エメラルドタブレットに書かれている内容から、人間の生きる意味は、オカルティストがいうところの秘儀参入といわれる宇宙意識と融合することにある。宇宙意識と融合することが、自ら育ててきた意識(魂)を永遠にし、永遠の生命を手に入れることができるからで、様々な輪廻転生を繰り返してきたことを知るからである。だから聖者は、過去の前世や宇宙の歴史を知っているという。

 秘儀参入を果たした魂は、次に金星に向かい、地球と似たような輪廻転生を続け、今度は水星に向かう。太陽に近い惑星ほど、高い意識が育っているという。だから、学校の進級と似たような形になっている。まさに、「上にあることは、下にもある」、といえるだろう!

 勘違いしてほしくないのは、人類のような姿は地球にしか存在しないということである。金星は、花のような姿で転生するといわれている。つまり、その星の環境に応じた輪廻転生を行うそうである。意識レベルが異なるのだから、設計図が異なるように、当然といえる。

 いま地球人のほとんど(火星以下の星から裏口入学してきた魂もいる)が、地球学年であって、地球を生かし、宇宙を生かす地球意識と融合してはじめて、地球の学年を卒業できるわけである。

 自然破壊や、自分のことしか考えず、ゴミなどを撒き散らす生活を続けていると、地球を卒業できないまま、地球の環境が大規模に変わる審判(陰陽の逆転のポールシフト)のときには、月のような地球の衛星に幽閉されて、火星から進級してきた魂と一からやり直すことになる。しかし、落第者だから、特権を失う。

 月には、かつての進級できなかった落第者が棲み、人類の怒りや憎悪等の闇となる感情(意識)を食べて生き(劣等意識だから、成立という意味)、月から、地球人を支配しようとしている、とオカルトではいわれている。

 月といっても、物質的な月は、一部で、物質界ではない世界、俗にいう黄泉の世界をオカルトでは月と呼んでいるようである。だから、月の裏側というのは、人間の眼にはみえない黄泉の世界のことをいうのだろう。

 月から、落第者が、闇の感情(意識)を用いて人類に干渉することで、地球人の魂のなかの闇が露わになる。どんな善人でも、地球人である限り、闇をもつから悪人なのである。真の善人は、地球には基本的に生まれないが、例外として、上位の意識体が、地球の霊を指導するために、教師として生まれることがあるともいわれている。ちなみに仏陀は、水星人といわれている。キリストは太陽意識といわれている。



 また月の住人は、遺伝を司っているとオカルトではいわれている。遺伝は、カルマから生じるから、闇の支配を意味し、物質は闇から生じる。人間の魂は、カルマという罪を解消しに、遺伝を背負い地球に生まれてくるわけである。

 例えば、前世で、危害を加えた者に対しては、来世では、それを償うような機会が、遺伝的な宿命として与えられる。遺伝的な闇をどのように克服するかで、本当の自由を獲得できる。月の住人に支配されるのは試練であり、そのような圧力があるからこそ、かえって自らで自由の力を手に入れることができる。

 親鸞が説いた「善人もて往生を説く、いわんや悪人をや」の悪人正機説は、以上のような意味を持つのだろう。悪人がいるから、自分のなかの悪が明らかになるわけで、悪に染まらない本当の自由を手にすることができる。それが秘儀参入であることはいうまでもない。

 端的にいって、秘儀参入とは、自らを、物質的な肉体から解放することにある。本当は太陽の子である人間の霊が、肉体に入ることで、自分という闇を知り、闇を知ることは、闇の克服、つまり、闇を光に変えることにつながるわけで、鏡をみなければ、自分がどのような姿をしているのかがわからないから、自分が持つ光の強さは、闇によって明らかになる。

 このようなことを、老子は第32章で説いている。以下に、ある御馴染みのサイトから抜粋して例の如く紹介する。

  ☆  ☆  ☆

第三十二章 道は常に無名の樸なり

原文
 道常無名樸。雖小、天下莫能臣也。侯王若能守之、萬物將自賓。天地相合、以降甘露、民莫之令、而自均。始制有名。名亦既有、夫亦將知止。知止所以不殆。譬道之在天下、猶川谷之於江海。

書き下し文
 道は常に無名の樸(ぼく)なり。小なりと雖(いえど)も、天下に能(よ)く臣とするもの莫(な)きなり。侯王(こうおう)若(も)し能くこれを守らば、万物は将(まさ)に自ら賓(ひん)せんとす。天地は相い合して、以(も)って甘露(かんろ)を降し、民はこれに令する莫くして、自ら均(ひと)し。始めて制して名有り。名亦た既に有れば、それ亦た将に止まることを知らんとす。止まることを知るは殆(あや)うからざる所以(ゆえん)なり。道の天下に在(お)けるを譬(たと)うれば、猶(な)お川谷(せんこく)の江海(こうかい)に於(お)けるがごとし。

英訳文
 “The way” is always like a nameless raw wood. Nobody can handle it even if it is small. If a monarch follows “the way”, all things will obey him readily, then heaven and earth will be harmonized and rain love, and people will unite without an order. If you cut a raw wood into pieces and make tools with them, those tools have names. Those names make distinction and distinction makes discrimination. If you abstain from distinguishing moderately, you will not face any danger. The aspect of “the way” like this, so to speak, is like “the ocean is in lower place than rivers and gathering them.”

現代語訳
 「道」とは名の無い切り出したばかりの丸太の様なものだ。この丸太はたとえ小さな物でも思い通りに使いこなせる者などいない。人の上に立つ君主がこの事を弁えていれば、この世の全てが喜んで従うだろう。そして天地が豊かになりその恩恵は人民の上に慈愛の雨を降らせて、わざわざ命令などしなくても人々は統一される。丸太を切り分けて道具を作れば名前を持った物となる。名前がつくと他の物との区別が生じてそれが行き着くと差別となる。だから物事の区別は程ほどにしなければならない。程ほどにしておけば危険が生じる心配が無い。この様な「道」の在り方は例えるなら大きな海が数々の川の流れを集めながら最も低い位置に存在しているかの様である。

 Translated by へいはちろう

 (続いて、タオの法則から) 



 別れが来れば 出会いが来る

 崩壊が極まれば 創造が始まる

 必ずそうなる

 ただし それには少しの時が必要だ



極寒を全身で感じることで、見えない未来へのトキメキを感じ始める。
極寒時の内的胎動なき木々は芽をだすことができない。
人間はどんな人でも、現象的には、発展の時、頂点の時、衰退の時、忍耐の時を繰り返す。これに例外はない。物質が陰陽で生じるように、時というものも、陰陽の創造原理をもつからだ。

 しかし、この法則を知らず、不運を恐れる人間は、目先の現象に右往左往し、リズムを壊してしまっている。例えば経済的に不安になり、その不安から株に手を出して借金を抱え込む。これは、本来の創造リズムから離れ、自身が作り上げた苦痛でしかない。こうして現代人は、苦悩を自ら作り上げている。

 自然世界は、未来を見通す目を持っている。
 未来を見通す目は、性エネルギーの本質によってもたらされる。

  ☆  ☆  ☆

 伸びるには、まず縮まなければいけない。 





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Last updated  2012年10月24日 10時26分54秒
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